猫 大事件
その夜・・・・・・・。
今夜は、2匹の猫たちが、あそことここ、定位置に寝ているなぁ・・・と、1度確認をしていました。
どうやら、その後で、1匹が音もなく、外に出たらしいです。
最後の雨戸を閉めるとき、うっかり再チェックを忘れてしまい、猫が外出しているのに、気づいていなかったんですね。
(まだまだ暑い夜なので、締め出したくらいでは、困る状況ではありませんでした。)
これが、事件の原因その1です。
娘がまだ入浴していないので、フロ場の窓が網戸のまま、開いてありました。
これが、原因その2。
普段、湯船の上には、蓋がしてあるのですが、どうも、たまたまそれが微妙にズレていたらしいです。
これが、原因その3ですね。
深夜と言っていい時刻だったと思います。
ハマっているRPGの攻略が、いい場面にさしかかっておりまして、明日は土曜日(休日)という安心感から、ベッドにころがってプレイしていたんですね。
異様な音がしました。
ぼがしゃっ!?
上から何か奇妙なものが落下したような音。
びっくりしたのですが、音は、一回だけ。
場所は・・・・・フロ場らしい。
外出している猫が、フロ場の窓から入ってくる場合には、窓枠に飛びつく時の音というものはあるのですが、その時に聞いたような、音ではありません。
でも、他に原因がわからないので、フロ場を見に行ったんですよ。
そうしたら、脱衣所と浴室の間のガラス戸の向こう側から、せっぱつまったような、猫の悲鳴(?!)。
ウニャァ〜ア〜ッ!
ガラス戸を開くのも待てない様子で、開いたとたん、白くてズブぬれの物体が、足元を通りすぎました。
え?・・・・・・・・・・・・
今のって・・・・・なんだった?
一瞬、思考が停止しまして、フロ場の状態から、
窓から入ってきた猫 →
フロの蓋の上に飛び降りる →
蓋がはずれて湯船に落下 →
ずぶぬれ
これに気づくまでに、パニック起こした水ビシャ猫は、廊下を走り去り、私の部屋に駆け込んでおりました。
あぁあぁあ・・・・・・・通っていった廊下、ず〜っと水だらけ。
大慌てで、バスタオルつかんで部屋にもどりましたら、出入り口に放心状態のぬれ猫。
そりゃもう、水も滴るいい女。
そういう表現は、日本語に無いと思いますが・・・・・
タオルで包みこんだら、おとなしく拭かれてくれましたんで、なんとかずぶぬれ猫の水拭き作業完了。
でも、翌朝、部屋の出入り口を見ると、その短時間のことで、たたみが水をすって、ビチョビチョになっておりました。
よくまぁ、じっとしていてくれましたよ。
あのまま、部屋中、走りまわってくれたら、もう、どうしようもなかったかも。
猫拭きの後は、廊下の雑巾がけですな。
真夜中にやるこっちゃないね。
なにか、猫がやらかしてくれると、それっ、ネタだ・・・・・と、デジカメかまえる私なんですが、さすがに今回は、写真を撮っている余裕ゼロでしたよ。
聞くところによると、猫がフロの湯船に転落する事故というのは、わりとあることで、飼い主は充分注意しなければならないことらしいのですが・・・・・
実際に体験するとは、思っていませんでした。
我が家の猫たちには、湯船の蓋に乗って暖をとる・・・という習慣がありません。
また、外から帰ってくる場合も、湯船の蓋の上に飛び降りることは、皆無と思われていました。
洗い場のタイルの上に降りてくるんですよ。
(なぜ、わかるかというと、窓枠に飛び移る音はしても、その後の音がしないからです。蓋の上にジャンプすれば、その音が聞こえるはずですよね。)
それが、この夜に限って、ズレた蓋の上に飛び降りちゃったんです。
う〜ん、事故なんていうものは、いくつもの原因がなぜかその時に限って重なり合って、発生するものだとは思うのですが・・・・・・・・・まいりました。
万全の注意を払えば、事故は回避できる・・・・・・・って、はたして、本当なのかなぁ。
ちょっと自信がなくなる、猫の大事件でした。
2007年9月7〜8日にかけての事件
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