高校教師、困る
最近、高校教師の息子が困惑しています。
勤務先の学校が工事中なんですよ。
大きな工事だそうで、夏休み期間だけじゃまったく終わらず、たぶん冬までかかりそう・・・ということです。
学生さんたちは、工事現場からできるだけ離れた教室に臨時移動して授業をしているらしいのですが、職員室だけは移動できず(そもそも、そんなにたくさんの予備の教室が無いし、いろいろ、置いてある部屋ですから学生が優先です)、工事の真っ只中に存在しているそうです。
で、ガラスとか、壊れたらいけないので、周囲がブルーシートなんかで、完全に覆われているんですって。
この結果、どういうことが起きるのか・・・というと、まず、工事による音がうるさい。
教室の場所と、その日の工事内容によっては、先生の声が、教室の後ろまでまったく届かない状況が発生してしまいます。
これは、まずい。
冗談のつもりで、
「先生が真ん中に立って、まわりを生徒の机で囲んだらどう?」
と、まるで保育園か幼稚園の風景みたいな提案をしてみましたら・・・・・・・本気でそれをやろうかと考えているらしい。
それって、マジで授業になっていないってことなんだよね。
すでに受験体制に入っている3年生は、最優先で一番工事現場から遠い教室に移動しているそうですが、それにしたって限度はあるよね。
工事の音に迷惑していることは、そう違いはないでしょう。
古くなった校舎をなんとかするために、工事をする・・・ということは、避けて通ることはできないのだろうと思いますが、たまたま長期の工事がある年に、その高校に在学した学生さんというのは、不運としか言えません。
あらかじめ、予定が公表されていたら、もしかしたら、別の高校を受験したかもしれない人、きっといっぱいいたんじゃないのかなぁ。
こういう学生への影響について、情報面というのは、どうなっているんでしょうね。
部屋の移転は、学生優先ですから、職員室にとり残された先生一族も、思わぬ苦労をしているようです。
まず、今まで利用していたトイレが工事の関係で使えなくなったそうです。
このため、かなりの距離を歩いて、別の場所にあるトイレまで出かけなければならないらしい。
雨天には、かさが必要な場所であるとか。
う〜ん、トイレに行くために、かささしてお出かけかぁ。
充分、たいへんですね。
問題は、他にもあります。
窓がシートで覆われてしまったために、常時電灯をつけておかなければならないくらいに、職員室が暗くなってしまいました。
ず〜っと夜みたいな状況の職員室です。
戸外の状況がまったくわからないらしいです。
部屋を出て、初めて雨が降り出していることに気付く・・・ということもあるそうな。
こういう、「窓の外の状況がまったくわからない」というのは、ストレスの元らしいですね。
例えば、最初から「ここは、地下○階です」・・・という設定であれば、ちゃんと納得できてしまうのでしょうが、見えるはずのものが見えない状況にされてしまった場合は、なかなかそれに慣れることが難しいみたいです。
どうやら、昼は明るい、夜は暗い、晴れていれば日光が感じられる、雨天であれば雨つぶが見える・・・・・こういう、あたりまえの光景、普段は気にもとめていませんが、突然それらを隠されてしまうと、人間には違和感というか不安感が発生するのかもしれません。
できるだけスムーズに工事が進んで、一日も早く、普通の状態にもどってくれるといいんですけれどねぇ。
どうも、それは、来年になってからになりそうです。
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