息子 早朝出勤
高校教師の息子が、いつもより1時間早く出かけていきました。
彼が1時間早く出かけるということは・・・
朝飯作って、弁当も作る母ちゃんも1時間早く起きるということで
正直、眠いんだってば!!
なんでも、1時間目に自分が担当している古典の授業があって、今日はかるた大会をする予定であるのだとか・・・
もちろん、犬棒かるたじゃなくて(高校ですってば!)、百人一首ですな。
利用できる時間が短いので、あらかじめ茶道部とか華道部が使っている「たたみがある部屋」を借りて、先生が取り札を並べておくんだとか。
その準備に1時間早くでかけたわけだ。
年末に買ったCD「ベスト オブ 元旦」も持ち込んで、「春の海」とかをBGMで流すらしい。
・・・・・本気でやってるわけだ・・・・・
なんでも、すでに他のクラスで同じ「かるた大会」をやっていて、なんでもそこには、3名ほど、やたら百人一首に精通している学生さんがいたらしいんだよね。
冬休みの宿題で、あわてて暗記しただけの人間と、すでに実戦(?)で戦ったことがある人間じゃ・・・ぜんぜん違うみたいだねぇ。
日本一を決めるかるた大会の決勝戦の様子をNHKニュースとかで見たことがあるけれど、あれって、なんかもう、格闘技に近いでしょ。
読む人がちょろっと発音しただけで、ズビッ!バシュッ!!って、手が動いて、跳ね飛ばされた取り札が舞い飛ぶんだ・・・こわ・・・
さすがにそこまではいかないだろうけれど、そういう世界の人間が3人もまざっていたら・・・
百人一首のかるたにろくにさわったこともない息子なんか、手も足もでないわけだよ。
取り札の枚数が減ってくると、わざと、そこに無い歌をまぜて、お手付きさせるという「楽しみ」(?)があるわけだけれど、息子はここで、授業でやった「百人一首以外の歌」をまぜたらしいんだわ。
きっちり勉強していないと、おたおたする学生が出てきて、それをひそかに楽しもうってわけだ。
でも・・・
やたら、詳しい学生が3名もまざっていたら、読んだとたん
「ニヤリ。」
とされただけで、ひっかかってももらえず、がっかりだったらしい。
さて、今日のクラスには、詳しい学生が混ざっているでしょうか?
混ざっていない方が、先生としては楽しいらしいんですけれどね。
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