たき火ができなくなって・・・



灯油販売の自動車が、童謡「たき火」のメロディーを流しながら移動しています。


垣根の 垣根の 曲がり角
たき火だ たき火だ 落ち葉たき・・・・・


そういえば、たき火、できなくなっちゃいましたね。

防火の問題もあるし、環境汚染の問題もあるし・・・庭に家庭用小型焼却炉をおいて、燃やせる物を焼いてしまったり、広場などでたき火をする光景も見られなくなってしまいました。



私が小学生だった頃、集団登校をするための集合広場に出かけていくと、ちょうど近所にあった大工さんの家から、毎日のように、仕事ででてきた廃材の木切れなどがドラム缶を利用した「燃やし場」でボンボン焼かれておりまして・・・歌のとおりの、たき火状況だったんですよ。

木枯らしが吹く季節には、時間待ちしている小学生たちが、火にあたっていたの。
落ち葉、紙くずなんかも、いっしょに燃やしてしまってね・・・・・

ですから、とっても懐かしいイメージがわく童謡なのですが・・・・・たき火ができない時代になってからの子供たちには、なじみのない内容の曲になっちゃいそうで残念です。




実は、先日法事ででかけた親類の家で、いとこが息子さんに
「この人は、あなたの高校の先輩になるんだからね。」
と話かけたのがきっかけで、


今だから話せる、高校時代のネタ・シリーズ


という、ありがちな話題でもりあがったのですよ。


その中で、秋の文化祭の話が出まして・・・・・

学校によって、体育祭とか文化祭とかのやり方というのは、微妙に違っているものですが、私たちの時代(笑)には、文化祭の最後のシメとして、夕方〜夜のキャンプファイアーもどきがあったんですね。

文化祭用に製作したけれど、以後無用になる「燃やせる物体」とか、途中で出た「燃やせるゴミ」なんかを、井桁を組んだでかいキャンプファイアーでいっしょに燃やして、その周囲では、生徒会主催とかのフォークダンスが繰り広げられたりするわけだ。

あらかじめ、消防署に届けを出しておく程度には、ハデめな炎の祭典でして、集まっていた親戚連中、皆別々の高校出身者であるにもかかわらず、どこも似たような行事をやっていた思い出があったんですな。



ところが・・・・・・・

世代の違う若者たちは、それを知らない。

文化祭はあるけれど、最後のキャンプファイアーみたいなものは、やらないと言うんです。



やらない・・・・・んじゃないのな。
規則が変わって、やれなくなっちゃっているわけだよ。

家庭での、ちょっとした「たき火」もできない時代ですから、校庭で火をボンボン燃やすようなイベントが許可されるはずがないんです。

そうかぁ・・・・・・できない時代になっちゃったのかぁ。
あれが、なにより楽しかったのにねぇ。




時代が変わると、いつの間にか、あたりまえにできていたことができなくなっちゃって・・・・・

そのうち、夏の林間学校みたいな行事の中で行われたキャンプファイアーなんかも規制の対象になったりするんでしょうか?
なんか、さびしいような気がします。




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