郵便ポストの話



街角で見かけるポストの話です。



あれ、正式名称は、郵便差出箱というんだそうですね。

ためしに、子供たちに画用紙と12色入りくらいのクレパスをあたえて、
「ポストの絵を描いてみてよ。」
とお願いするとしたら・・・

たぶん、10人が10人とも、1本足(?)でささえられた、赤くて四角い箱を描くんじゃないかと思います。
最近見かけるポストは、たいていこの形になってしまっていますから。


郵便物を投函する「入り口」は、左右2つあることがほとんどですが、ちょっと前までは、1つだけだった時期もありました。
それを含めて、箱状態になってから、かなりたちますね。



私が子供だった時代には、ポストと言えば円筒形の独特の形のものと決まっていました。
どう見ても「箱」というイメージは無かったんですが、なんで正式名称が「郵便差出箱」なんですかね?
まぁ、たぶん、さらにず〜〜っと歴史を遡ると、「箱」ポストにもどったりしますんで、それでかまわないのかな。笑

今、この円筒形の「丸ポスト」を見ようと思うと、観光地などにわざと残されているものくらいしか、ないのかもしれません。
   (たしか、鎌倉の街にもあったような・・・)




赤い色・・・というのも、赤でなければいけない・・・という決まりがあるのじゃなくて、目立ちやすい色として使用されているだけらしいです。
   (一番昔のポストの色は、黒だったそうです。)
赤くなってから、すでに100年あまりが経過しております。

ですから、速達投函専用の青いポストというものが立っている場所もありますし、一部の都市では、街の景観を壊すことを防ぐために、あえて別の色のポストを利用している・・・という場合もあるんだそうです。
   (グレー:東京都の一部やネイビーブルー:横浜市の一部など)

たまに、○○○ン周年記念ポスト・・・・・という感じで、特別の色や形のポストがある街というのも各地にありそうです。




でね、今回、なんの話なのか・・・というと、愛知県西尾市に、ちょっと変わったポストができた・・・という話なんですよ。

昔懐かしい「丸ポスト」なんですが、色が赤じゃなくて緑色なんです。

こういう緑色の「丸ポスト」、静岡県なんかで見かけることがあるらしいのですが、どうやら、緑というのは静岡名産「お茶」の葉の緑からイメージされているものみたいです。

実は、愛知県西尾市の場合も、西尾の抹茶というのは全国的に有名なものでして、全国生産量の20%がここでできている・・・というものだったんですね。

         息子が西尾市の高校に赴任するまで、ぜんぜん知らなかったんですけれど・・・冷や汗

お茶の静岡とまったく同じ発想で、抹茶色のポストが登場したというわけです。




西尾市幸町の井桁屋公園にある抹茶色の丸ポスト



このポスト、元は静岡県浜松市にあった中学校で教材用に使われていたものだったのですが、その中学校が廃校になってしまい、今回、西尾市にやってきて設置されたということらしいです。



緑のポストが登場するきっかけとなったギネス関係のイベントについて
解説されている表示板

そう、この緑のポストは「おもてなし・まごころポスト」という名前なんです。





いかにも、お茶の世界をたいせつにしている街の公園というイメージですね。


色あざやかなポスト、なんかステキな手紙を届けてくれるでしょうか?




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