教師たる者は・・・


愛知県立K高校 球技大会のお話
2008年5月7日



息子が勤務している高校、本日球技大会であります。


私の遺伝なのか、息子はちょっと紫外線のきつい場所に立っていると、すぐに真っ赤に日焼けするタイプです。
似なくてもいいことは、似るもんなんですなぁ。

5月の紫外線というのは、油断ならないものでして、以前も用意周到「紫外線予防クリーム」を購入して出かけたことがあったのですが・・・
その時、普段利用していないクリームを塗るということで、塗り忘れ部分があったんですね。
首の後ろの部分ですよ。
えりのあたりから、真っ赤に日焼けして帰ってきまして・・・その日は、フロに入ってもヒリヒリ痛くてたまらず、たいへんな目にあったものでした。

今回も、日焼け止めクリームをゲットして出かけたのですが、さて、うまく塗っているんだろうか?




今年、息子が勤務しているのは、母校:自分の出身校なんですよ。
ですから、先生としては、1年目の学校なのですが、学生時代に3年分の経験があります。
年間行事予定なんかも、わかっていたりする。

今回の球技大会についても、妙に詳しい。



彼の学校の球技大会は、クラス対抗じゃなくて、全学年全クラスの対抗戦なんです。
こういう場合、まだ入学してきたばかりの1年生チームは、どれもたいしたことがありません。

息子曰く、「1年生は、球技大会に勝つためのやり方というものがわかっていない」・・・のだそうです。
どうやら、バレーボールをやるにも、バスケットボールをやるにも、そのスポーツのルールの他に、学校の球技大会に勝つためのテクニックみたいなものが存在しているみたいなんですね。
・・・・・・いったい、どんなものなんでしょうか?
(最大の違いは、公式ルールそのまんまじゃなくて、試合に時間制限がついていることらしいです。でないと、1日半の予定で全種目が終了しないからだそうです。)

でね、2年生になると、1回体験していますから、それがわかってくるのですが、「まだ、甘い!」んだとさ。

やはり、球技大会の華は、3年生なんだそうです。
彼らは過去2年間の実績で、球技大会の校内専用裏ルール(?)に精通し、さらに同級生のだれをどの種目のチームに配置すれば最も効果的に戦えるか?・・・という事情にも詳しくなっているわけですよ。

また、高校3年生といえば、すぐそこに受験がひかえていますから、春の球技大会というのは、学業以外にクラスが一丸となって戦える(?)だいじなチャンスでもあるわけです。
ここで好成績を残して、○○年度の覇者!の誇りを勝ち取っておきたいってことなんだな、うん。
そりゃもうね、1年2年生とは気迫が違っているらしいです。


体験者が言っているんですから、そういうものなんでしょう。





それで、学生は大いに燃えているのですが、先生はどうするか・・・というと、基本的に応援団を勤めることになるようです。
球技大会の種目は、意外に多種目におよびまして、自分のクラスがどこそこで試合していると聞けば、そこに駆けつけて応援をする・・・という仕組みです。

応援というものは、目立たなければいけないことになっているようで、それぞれのクラスが趣向をこらして「応援団」を設立することになっております。
これも、ハデさは3年生が筆頭ですな。

で、息子は3年生の某クラスの副担任なのですが、担任の先生と組んで、スーパーマリオをテーマにした扮装をすることになっているらしい。

息子は、ヒョロ長のっぽなので、ルイージ役。
   (誰が決めたんだか。)

ある夜、私の部屋にやってきて
「たしか、ここに、赤こうらがあったよな・・・」
と言いました。
だいぶ前に、娘が面白がってゲットしてきた、マリオの赤こうら型正座椅子ですな。

引っ張り出したら、それを持って応援するのだ・・・と、学校に運んでいきました。
ついでに、かつて私がスーパーマーケットのゲーム・コーナーでゲットしてきた景品のパタクリボー(かなりデカい!)を引っ張り出したら、それも持って行ったよ。
あれ、担任と2人で持って踊ったりするのかねぇ?




赤こうら・・・をモデルにした正座椅子



ゲームコーナー景品のパタクリボー




先生たちは、自分のクラスの応援もするのですが、1個だけ教師チームを作って、大会に参加することにもなっております。
これ、ソフトボールのチームなんですね。
毎年恒例みたいです。

息子は、それのメンバーにもなっていまして、6番ライト(?)であるらしい。
守備は、まったくあてにされていないけれど、若いから打撃力は期待されているの・・・かな?


この先生チームは、毎年たいした成績を上げることもない「参加することに意義がある」チームなんですが、過去に1度だけ、3年生チームと優勝決定戦をやったことがあるそうです。
   (この年、息子は高校生として在学中だった。)

これが意外にも(?)、白熱の戦いでして、最後の最後で先生チームに逆転さよならのチャンスがめぐってきたらしいんですね。
普通なら、ここで勝っても負けても校史に残る1戦になったはずなのですが・・・・・

先生チームが、その最後のチャンスにスクイズを決めたらしいんです。



・・・・・・・・・。



スクイズというのは、正当な攻略方法ですよ。
でも・・・・・・・・、校内球技大会というお祭りイベントの優勝決定戦で、先生チームが勝ちにはしって、やっちゃいけない作戦だったんですね。

えらいブーイングだったそうです。

教師たるもの、こういう場面では、
「かかってきなさいっ!」
という横綱相撲ならぬ、横綱ソフトの展開をせんといかんかったのね。

勝つ場合は、みごと逆転さよならヒットとかをかっ飛ばさなければならないわけ。


そうか・・・そういうものなんか・・・・・


さぁて、今回、先生チームで出場する息子のチームは、どんな試合をしてくることなんでしょうか?




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ソフトボールの試合結果について

今回の先生チームは、1回戦で3年生のクラスとぶつかったそうです。
当然、そこでボロクソに負けるであろう・・・という大概の予想をうらぎって(?笑)、勝っちゃったらしいんだ。

で、2回目の試合の相手が1年生だった。
1年生が相手じゃ負けられない・・・と燃えたのか、猛打爆発でこれも撃破!

なんと、3回戦までコマを進めたんだそうです。
そこで負けたらしいんですけれどね。
    (だから、明日の決勝戦は見学ですよ。)



このソフトボールの試合では、うぐいす嬢というか、選手紹介のアナウンスがあるらしく、普通の学生さんチームの場合には・・・

「1年1組。
 1番 センター すずき いちろう
 2番 キャッチャー やまだ たろう ・・・・・・・」

なぁんて具合に紹介されるんですが・・・

あれ?
たとえ話に、日本人男性にありそうな名前を書いたら
なんで、野球関係みたいなネタになっちゃうんだ??


先生チームの場合は、ちょっと違うんだね。

「1番 保健体育 いわき
 2番 音楽 とのま ・・・・・・・」


ひらきなおりだな、このたとえ話は
水島新司先生 ごめんなさい!


息子も、「7番 国語 ○○○○〜」と、紹介されたらしい。


息子は、結局6番じゃなくて7番を打ったそうですが、猛打賞を獲得。
7番で猛打賞なら、もっといい打順で打たせてもらえばよかったのに・・・と言ったら、そうじゃなくて、他の先生たちは、それ以上にヒットを連発していたらしい。

なにがあった、先生チーム?!

    勤務校は愛知県立なんだから、球技大会でハッスルしたって
    ボーナスの査定に影響したりしないんだけれどねぇ・・・たぶん


とりあえず、この意外な結果に、学生さんたちからは

「先生・・・もうちょっと、空気を読めよ・・・」

と言われたんだとか。汗




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