消え行く列車



2008年も年末になって、思い出深い名鉄の車両、7000系パノラマカーが通常の営業運転を終了しました。

半世紀近くにわたって、名鉄の顔ともいうべき存在だった赤い展望窓のある列車が、もう見られなくなってしまいます。
う〜ん、さびしい。




息子が記念に・・・と、買ってきたクリアファイル名鉄7000系。

ライトの位置が独特だったので、
夜間、遠くから接近してきても
あ、パノラマカーが来る!・・・一目で分かったものでした。

我が家の近くにある「神宮前」駅は
乗務員交代がある大きな駅でして、
車体横、専用ハシゴを足がかりにして、上部運転席に
さっそうと登る運転士さんの様子が
子供心にものすご〜く、カッコよく見えたものです。






     こちらは、下敷き。MEITETSU EXPRESS COLLECTION
    
     下から2つめが7000系パノラマカー。



私が中学生だったころ、名鉄のイメージ・カラーが赤い色になりまして・・・その主役みたいな感じで、特急パノラマカーが脚光をあびていたんですよ。
近年は、白い色の車両がふえてきまして・・・なんか、赤い名鉄は、すでに過去の存在みたいな気分になってしまいます。

う〜ん、旅行先とかから帰ってくる時、愛知県に入って赤い電車が見えるようになると、あぁ、もどってきたんだ・・・という安心感みたいなものがあったんですが・・・今後は、白い電車を見て、安心することになるのかねぇ。




そういえば、今年は、東京オリンピックと同時に運転をスタートした新幹線の一番最初のタイプだった車両も消えていったんでしたね。

不思議なことに、どんなに新型のカッコイイ新幹線車両が登場しても、私の頭の中にある「夢の超特急!」というイメージは、0系新幹線のままだったんです。
やっぱ、最初!・・・というのは、鮮明に記憶されるんだなぁ。

この話をしたら、娘も同じ意見。
なんで、若い娘が0系新幹線に愛着があるのか・・・というと、おそらく我が家にあった児童書(絵本?)「ぼく しんかんせんにのったんだ」の影響が強いのではないでしょうか?
だって、娘の時代にはすでに0系以後の車両がメインとなって走っていたはずですからね。実際に0系に乗ったことがあったかどうか・・・わかりません。
でも、新幹線のイメージは0系になっちゃったんです。




古い車両がやがて消えていくのは、しかたがないことですが、新聞の1面に写真入りで
「○○○最終運転」
なぁんて記事が載ると、また時代が1つ変わってしまったんだなぁ・・・という気分になります。




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