カマキリも、ダメだよ



ある日、授業中に男子高校生が声をあげた。
「あ・・・・・カマキリ。」

それを耳にした先生が、
「どこだ、どこだ?」
とやってきて・・・教室にまぎれこんだでぇ〜っかいカマキリを発見。

ヒョイと教科書に拾い上げた。




こういう場合、次に先生がとる行動といえば・・・・・・・・



窓を開いて、外にカマキリをポイと逃がしてやりました・・・ですよね?

たぶん、現場にいた、だれでもがそう思ったはずだよ。



違っていたんだなぁ。



この先生(つまり、ウチの息子)、教科書に乗っけたカマキリを、ポ〜ンと教室のド真ん中に放り出した!!



キャァ〜〜っ!!


当然のごとく湧き上がる、女子高校生たちの悲鳴!!






おまえなぁ・・・・・なんつうことをやるんだよ。

晩飯タイムに、この武勇伝(?!)を聞いた私と娘は、あきれかえったっスよ。


「なんで?
 毛虫とか、ゴキブリとかを投げたらダメだろうけれど、カマキリならいいじゃん。」

「ちっとも、くねぇっ!!」




いや、我が家、女2人、理系だしね。
そもそもかぁちゃんは、自称「虫屋」だし。

カマキリくらいのことで悲鳴をあげることはないんだけれど・・・・・・・

普通さぁ、一般女子高生だったら、「そこに、カマキリが居る」というだけなら、平気でスルーしても、いきなりカマキリが飛んできたら、3分の2以上、悲鳴上げるよなぁ?
それも、「先生が教科書に乗っけたカマキリを、教室の中央にポイ投げ」したら、悲鳴確実でしょ?



アホが・・・・・・・





この同じ時間帯に、お隣の教室は、なにかのミニ・テストをやっていたらしく、ものすご〜く、シ〜ンとしておりました。

次の放課時間、当然、隣の教室の学生さんから突っ込みが入った。

「おいっ、さっき、いったいなにが起きた?!」
「カマキリが・・・・・・・。」



あぁ、これ、絶対、ろくでもない伝説を一発つくりあげたな。うん。



後で、この文系の先生、いつもよく話をする理系の先生と、
「カマキリくらい、平気ですよね?」
「なんてことないさぁ。」
って、会話をしたらしいんだけれど・・・・・・・・

こらっ、虫取り少年2名、おまえたち、ちょっと反省しておけよ!!




もどります


ちなみに、このカマキリさん、空に舞い上がって
自力で逃げたらしいです。




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