雨の夜のダブル悲鳴?
東海、関東で雷をともなった豪雨が降り、私が数年前まで、20年以上生活していた岡崎の街でも、浸水による犠牲者が出たり、見慣れた地域が水没している映像がTVで繰り返し流されて、かなり落ち込んでいた頃・・・我が家のマイペース猫は、完全に我関せず・・・を決め込んでおりました。
なにしろ、28日の夜、雨が降っている・・・というのに、晩飯後の町内散歩に出かけてしまい、その後、8年ぶりだと言われる集中豪雨が始まってしまったにもかかわらず、どこにもぐりこんでいたのか帰宅しなかった猫ですからねぇ。
(翌朝、4時半に雨戸の外であ〜け〜ろ〜とばかりの大声をだして帰宅。汗)
この28〜29日の深夜は、出たままの猫と、雨の様子が心配で、何度も玄関先に出たものだったんですが、その時は、猫の気配なんか全然なかったなぁ。(普段、帰りそこなっている場合には、この行為を感じて、どこからともなくもどってくるのに。さすがにあの豪雨では、避難先から出てくることもできなかったんだろう。人間は心配していたんだゾ!)
こういう場合、「なんか、今夜は外に出たらヤバそうなお天気みたいだ。」とか、動物の感が働いて、お散歩中止とか・・・しないもんですかね?
♀の方は、外出をためらったんですよ。だから、家にいた。
それって、ウチの♂だけ鈍感?
私が子供だった頃、我が家から東へ50mも歩けば、あたりは田んぼでした。
(今は、完全に住宅街です。)
海抜マイナス1m地帯でして、水はけはお世辞にも良くなく、ちょっと強めの雨が降れば、床下浸水なんか珍しくもなんともない・・・という場所だったんです。
(今考えると、人間の精神状態って強いものですなぁ。)
さすがに、そういう状態というのは放置できないわけでして、道路の地下に排水用の超太目のパイプなどが埋められまして、おかげで、ちょっとやそっとの雨で、問題が起きることはなくなってしまいました。
今回も、まったく問題はなかったのですが、過去の状態を知っている私としては、ものすごく不安だったんです。
冠水したら、外に出ている猫が、どっかに流れていっちゃうんじゃないかって・・・・・
でも、猫本人(本ニャン?)は、ケロっとしているものですなぁ。
ちょっと、くやしい。
その翌日、8月30日。
各地の情報が集まるにつれて、被害状況がようやく把握されてきたにもかかわらず、雨は降ったりやんだりの状態でして・・・復旧作業がはかどらず、たいへんだったんじゃないかと思うのですが・・・
前日、飼い主の肝を冷やさせたことも気づかぬ本ニャンが、また、晩飯後の町内散歩に出ていってしまったんです。
こりない猫じゃ・・・と、半分あきれながら、台所で人間用の夕食の準備をしておりましたら、窓に猫が跳びついてきた。
(お隣さんとの境目の塀を利用すると、高めの位置にある台所の窓でも出入りに不自由しないらしい。というか、開いていることが多いので、便利らしい。)
あ、帰ってきたな・・・と、鍋かきまわしながらぼんやり思っていたら・・・
背後から、娘のなんとも表現しにくい発音の悲鳴?が聞こえたんです。
「ちび〜っ、何くわえてきたのぉっ?!」
えっ、と窓の方を見たら、窓から入ってくる猫の口に、なにやら正体不明の褐色なのか灰色なのか、不気味っぽい色合いの物体が、デロ〜ンとぶら下がっているんですよ。
スズメ?・・・違う、ネズミ!・・・違う・・・・・どっちにしろ、まずいもの持ち帰ったことだけは確か。
人間に注意されたからって、気にする猫じゃないんですが、窓からポンと飛び降りたひょうしに、バランスがくずれたのか、咥えていた物体が落ちたんですね。
すると、いままで、死体状態でのびきっていた物体が、瞬時に身体をちぢめて、ピョンとジャンプした!
と、跳んだ?!
着地点をのぞきこんだら・・・
かっ、カエルだぁ〜〜っ!!
人間2人がワァ、キャァ騒ぐものだから、猫はビックリして、家の中をかけまわるわ、猫から逃げたカエルは、台所を跳ねまくるわ・・・・・パニック!!
言っておきますが、私も娘も、カエルを見たくらいで悲鳴を上げるようなタマじゃないんです。
生物屋ですし。(・・・関係ないかな?)
悲鳴の原因は、どこからともなく、異様な物体を咥えて持ち帰った猫・・・・・という点と、その物体が、実はお元気なカエルで、それが台所を跳ねているという点。
こういう状況は、カエルの好き嫌いとは、別なんだよな。
猫は娘にまかせて、カエルの方を取り押さえたら、なんつうか、大きめのダルマ。
子供の頃、この種のカエルは、トノサマガエルと呼ばれていたヤツの♀なのですが
実は、トノサマガエルに類似する形態の蛙というのはいろいろいて、
ダルマガエル、トウキョウダルマガエル、ナゴヤダルマガエルなどなど
地域分布や種間雑種があるらしく、専門外の私には、よくわからんのです。
いずれにしても、脚を伸ばしたら15cmくらいありそうな、でかいヤツでした。
ケガしている様子もないから、そのまま窓から、雨のお外にお引取り願いました。
カエルを逃がしたら、猫が
「あ〜〜、盗られちゃった!」
とばかりに、文句たれたれの声を上げたのですが・・・・・
盗られちゃった、じゃねぇっ!!
娘にビシッと言われて、沈黙。
不思議なんですよねぇ。
あの種の蛙というのは、池とか川とか、確実に生息場所として水気が必要な種類なんです。
ヒキガエルとか、アマガエルというのは、比較的乾燥に強い蛙なので、ちょっとした水場が近くにあれば、わりとあちこちに生息範囲を広げられるのですが、トノサマだのダルマだのは、田んぼや池にいる蛙だと思っていたんですよ。
我が家の付近、近年田んぼも池も川もありません。
棲んでいるとは思えない種類だったんです。
なぁ、あれ、どこから捕ってきたん?
いくらなんでも、今回の豪雨で、カエルが一匹、本来の生息地域から、雨づたいに我が家の付近まで移動してきた・・・なぁんてことがあるんだろうか?
(棲んでいるとしたら、山崎川か?充分遠いぞ。)
それとも・・・・・・・
私は、全然知らないけれど、ウチの猫のなわばり範囲に、もしかしてどなたかの大邸宅があって、そのお庭には常時水をたたえた、それなりの広さの池があり、そこにカエルが棲んでいたりするんだろうか?
・・・・・・・・・・・。
それって、ヤバくないか?
池のカエルを捕ってくるくらい、どってことないだろうけれど、そういうお庭の池って、わざわざカエルを飼育していたりする場所じゃないよね。
金魚だの鯉だのを飼っているのが普通だよな。
そっちをターゲットにされたりしたら・・・・・
今、ちょっと不安なんですけれど。
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