腕輪の効き目

私は静電気に悩まされる体質であるらしい。
特に冬場が問題。服装などに気をくばっているつもりなのだが、ドアの金属取っ手にさわったとたんにパチッと火花がとんだ・・・なぁんてことは、日常茶飯事。夜間だったりすると、自分でもこの火花にビックリすることがあるくらいだ。

ある日、静電気よけの腕輪というものを見つけた。
実は「静電気よけの○○」という小物は、他にもいろいろ身につけていたりする。
腕輪は、まぁ、メインはゴムなんだが、輪ゴムに比べれば少々見栄えもいいし、大人しそうな色合いなのでためしにつけてみた。気のせいかもしれないが、パチッという被害がへったように感じているので、はずすことができなくなってしまった。笑

また、某書店のレジでみかけた腕輪が1つ。
貧困に苦しむ世界の人々に援助の手をさしのべる運動の一環として、その腕輪を300円だかで買ってもらいたい・・・という類のものである。腕輪は白くてゴムだったから、これも静電気よけになるかもしれない・・・と、右手にはまっている。
いや、それだけ静電気には困惑しまくりなのだ!

残りの1つ、これだけは静電気とまったく関係がない。
材質も1つだけ石。
たぶんヘマタイトだろうと思うのだが、たまたま通りかかった街の「石屋」さんで見かけたものである。
「開運効果の石」というと、たいてい「健康」とか「愛情」とかいう文句がならんでいるものだが、これに書いてあったのは「ギャンブル運!」。
ありがちな「精神力」でも「金運」でもなく「ギャンブル運」・・・この売り文句に目がひかれてしまった。
もちろん、ラスベガスとかに出かける予定があったわけではない。
しかし、見てしまったら目がはなせなくなり、つい衝動買いをしてしまった。衝動買いというのは、もともと、そういうものかもしれないが、あれはいったい何だったのだろう?
なぜか、それ以後、いろんな開運の石を販売しているお店をのぞいても「ギャンブル運」と書かれた石には再会していない。

ためしに、ヘマタイトについて検索したところ「戦いの神マルスの導きが得られるとされ、勝負事、スポーツの試合、恋の争奪戦にはよき守り石となるでしょう。勇気と自信を与えてくれるので、積極的な性格改善にも効果的。また健康運アップも期待できると評判です。」という情報を読むことができた。
「勝負運」これは石屋さんでみかけることがある。私が衝動買いをしたお店では「勝負運」→「ギャンブル運」と解釈して宣伝文句を選んだのだろうか?
う〜ん、「勝負」は「ギャンブル」と限らないンだけれどなぁ。笑

で、その効果はどうだったのか?というと・・・まず、もともと私はギャンブル運のパラメータが低そうである。
くじ引きとかをやっても、希望する物の場合はあたらず、掃除当番とかつかい走り役とかは、きっちり当たりクジを引く。腕輪で改善されたか?・・・あまり効果はなさそうだ。
ゲーム・ドラゴンクエスト・シリーズの中にミニ・ゲームとして「すごろく場」というものがある。ゴールできれば、ゲーム内で役立つ、なかなかいいものが入手できることになっているのだが、難易度が高い。
特にDQVの最後の「すごろく場」をなんとかクリアしようとして、ゲームそのものをクリアする以上の時間をかけてプレイしまくったのだが・・・失敗続きで胃がおかしくなりそうなくらいやってもゴールできなかったものである。たしか、その時も、この腕輪はすでにはまっていたんだけれどねぇ。笑
現実の世界では、私はギャンブルに手を出さない方がよさそうだなぁ。







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