書店にて


特別、買う予定の本がなくても、書店を見て歩くことが好きです。

食事用材料の買出しに出かけるスーパーマーケットの中にあるK書店。
しばしば利用させてもらっていますから、レジの店員さんとも顔なじみです。
私は、どんな本を買っても、書店の紙ブックカバーを必要としていない人なので、それを知っているレジ係りさんは、さっさと袋に入れて渡してくれます。


その日も、買出しがてら、のぞいてみました。
「名探偵コナンの55巻、みっけ!」
コミック関係の新刊平積み台で、愛読している漫画の新刊を発見。

ちょっと離れた場所で、別のコミックの新刊も見つけました。
こ○○○○さん(あえて、お名前をふせますが、有名漫画家さんです)の、XXXXX(つまり、あれだ。電車の中などで、堂々と開いて読むには少々抵抗がある類のコミック本なんだわ。笑)。

本日の収穫、2点。
さっそく、レジに行こう〜ッと。



ある程度、年齢いっちゃってて、これが石灯篭なら、コケくらいはえていそうな私ですから、ヤバげな本だろうと、なんだろうと、恥じらいなし。
平気な顔して、ずいと出します。


あれ?
知らない顔だ。

胸に「研修中」のワッペンをつけた、若いお兄さんがレジに立っていました。
隣に、サポートをかねて、いつものレジ係りさんがいます。

「いらっしゃいませ!」

研修中のお兄さんは、にこやかに2冊を受け取ります。

うんうん、一般教育はできていますね。
どんな本を出されても、顔色1つ変えずに、さわやかに応対ですか。
いいお店です。


ブックカバー無用の客だ・・・ってことを知らない「お兄さん」ですから、ごく自然に、お店の紙カバーを取り出しました。

あ・・・・・、いらないんだけれどな。
まぁ、いいか。新人さんを慌てさせてもいけないしな・・・・・・・。


つい、黙っていたら、「お兄さん」は、その紙カバーで「名探偵コナン」の方だけを包装し、もう1冊は、そのままにして、紙袋に入れてくれました。

あ・・・・・・あのぉ・・・・・・・

「お兄さぁん」、それって逆じゃないのかな?

わざわざ、包装するのであれば、包むのは、ヤバそうな方でしょ?
どこに持って行っても、問題がおきそうにない、小学館の少年サンデーコミックスの方だけ包装して、ど〜すんのよ?!

見ると、隣でいつものレジ係りさんが、必死に笑いをこらえているんでやんの。



新人さん・・・「お兄さん」だから・・・・・。
女性用、ヤバそうな本についての知識なんかないわけですよ。
もしかしたら、存在そのものすら、知らない年代かもしんない。
いい歳したオバハンが、少年サンデーコミックスを買ったから気をきかせてカバーかけてくれたんだろうけれど、違うからね、そういうの。

ちょっと、いつものレジ係りさん、笑い事じゃないっつうの。
お客さんが若い女の子だったりすると、困るだろうからね。
後で、きちんと、書店専用、専門分野の教育も、こっそり、しっかりやっておくように。



                                         もどります



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送