冷凍保存化石の話


2005年に愛知万博でマンモスの展示がありました。
冷凍状態で発掘されたマンモスだったため、ありがちな「骨格標本」化石展示というだけでなく、たいへんに珍しいものでした。
ものすごく人気があって、見学するためには長蛇の列覚悟だったようです。

このマンモスは、年末から2006年2月くらいまで、東京のお台場で再度見学ができるようです。
ゲーム攻略サイト・ワザップ!などでお世話になっているキーさんが、この展示を見学に行ったというメールをくださいました。
どうやら、愛知万博の時とは違って、ゆったりと見学ができたようです。

万博に行った娘に言わせると、万博では延々並んで見るのは10秒という話だったのだけれど、その超人気は「万博で冷凍マンモスを見たゾ!」という点にあるのであって、古代生物に感心がある人が、いつでもどこでもどっさりいる・・・ということではないらしいんですね。
言われてみれば、万博にあわせるように世界最大級の大きさをほこるT.レックスのスーの展示がささしま会場(万博期間中、ポケモン・パークが開催された場所)の一角で行われましたが、こちらは、普通に余裕をもって見学ができました。
また、同じ2005年には、ヤンチュアノザウルスをはじめとする巨大恐竜化石てんこもりの展示会が横浜、大阪などで開催されたのですが、こちらも余裕で見学させてもらうことが可能でした。

あの「冷凍マンモス」を見たくても見られなかった方は、今回の展示がねらいめかもしれませんね。


このマンモスを見に行った話のメールをやりとりしている時、キーさんから、恐竜の化石にも、お肉や皮膚などがしっかり残っているものが発掘されたら、興味深いだろうに・・・という話がでたんですよ。
始祖鳥の化石など、ごく1部の化石で「羽毛がはえていたらしい痕跡」が確認されるものがあるのは有名ですが、実は、恐竜時代の生物については、まだまだ謎ばかりであるようです。
そもそも、図鑑などで復元図がごく自然に描かれていますが、これだって、恐竜の皮膚がどんな色をしていたのかさえ、わかっていないわけです。
もしかすると、ティラノザウルスの皮膚には、ピンクのハート・マークがペタペタついていたのかもしれません。ステゴザウルスは、水玉模様だったかもしれないのです。縞々模様のセイスモザウルスがいたかもしれませんし、迷彩色のトリケラトプスがのし歩いていた可能性だって、0じゃないことになります。
(うわぁ、見たくないや)

恐竜さんの時代は、地球が温暖であったらしいですが、絶滅にいたる原因ではないかと言われている巨大隕石の衝突と、それにともなう気候変化、地球全体の低温化現象って、どの程度のものだったのでしょうね?
小型哺乳類の祖先は恒温動物であったために生き残ることができたけれど、変温動物であった恐竜は絶滅の道をたどった・・・というのが事実だったのであれば、隕石の衝突でまいあがった塵に覆われた地球は、かなり寒くなったってことですよね。
どこかに、白亜紀の最後の恐竜さんの肉や皮膚なんかが残ったままの「冷凍保存」状態の化石が残っていたりしないかなぁ。こんなのが発見されたら、すごいことになるでしょうね。
さすがに、マンモスのいた時代とは、けたはずれに昔の話ですから、無理なのかなぁ。地殻変動だってあったでしょうしね。
それに、近年の研究だと、恐竜の中にも恒温状態をたもてる種族があったという説があります。そうなると、ますますわかんなくなっちゃう。
なにしろ、完全にシロウトですから、夢だけは見ちゃうんですよ。


そういえば、最近プレイしているゲーム・ソフト「おいでよ どうぶつの森」の中で、ちょっと意外な発見(?)をしてしまいました。
ゲームの中にある博物館にフクロウのフータさんというキャラクターがいます。
このフータさんが、とんでもなく幅広いウンチク持ちという設定らしく、博物館が収集しているアイテムを寄贈しようとすると、なにか一言面白いことをしゃべってくれるんです。
アンモナイトの化石を寄贈すると、話してくれるのが、アンモナイト本体についてのこと。
アンモナイトの化石は、一見すると巻貝の化石みたいに見えます。
しかし、これ、貝ではなくて、タコやイカの仲間であったそうなんですね。
アンモナイトは、たいへん有名ですから、子供用の図鑑を見ても、巻貝みたいな部分からイカみたいな軟体動物がニョロリとでている絵が紹介されていて、「貝じゃありませんよ」という説明が読めるはずです。
で、そういう図鑑を見るのが大好きだった私は、その絵が事実であると、頭から信じて疑わなかったんです。ず〜っと。
ところが、専門家の研究で、現在のタコやイカに近い生物だったであろうことはわかっても、その貝以外の部分は、化石としてまったく残っていることがないものだったのです。
そりゃ、そうですよね。
軟骨魚であるサメだって、「歯」の化石は残っているのですが、本体は残っていません。
タコやイカみたいだったと思われるアンモナイトの本体部分の化石が見つかったという話は、聞いたことがないんです。残らないでしょうね?
じゃぁ、あの図鑑の絵はなに?
もちろん、想像図であるわけです。
もしかしたら、あの貝みたいなところからは、まったく想像もできない身体がはえていたかもしれないわけです。

こう考えると、化石として残っている物には、思いもよらない「化石として残らない物」がくっついていた可能性が、いっぱいありそうです。
うわぁ、タイムマシンがあったら、見に行ってみたくてなりませんねぇ。



この手の話から派生しまして、「自分」が研究材料だったら、ヤだなぁ・・・という話にもなったんです。
化石人類とか、むか〜しのミイラなどが発掘されると、専門家が熱心に研究をしますよね。
当時の「人間」は、このくらいの身長だったであろう・・・とか、平均寿命はどれくらいだっただろうか・・・とか。
このミイラは、こんな原因で死亡したのであろう・・・とか、生前はこのような顔だったんじゃないか・・・とか。
なかには、こんなにも昔の人間の頭蓋骨であるのに、頭部に大きなケガをした痕跡と、それが治療を受けて治りかけていたらしい様子が確認できる・・・この時代に、すでに、頭部の外科手術の技術があったことがわかる・・・なぁんて話もあります。

これねぇ、発掘されたミイラさん本人は、どうなんでしょうか?
せっかく静かに永遠の眠りについていたはずなのに、掘り返されて、ず〜っと未来の人間達に、あっちゃこっちゃ研究されまくって、調べつくされちゃうんですよ。

たとえば、今、突然地球規模の大異変が発生して、人類が滅亡してしまったとします。そして、たまたま、なぜか「私」の遺体が凍結状態になって、はるかな未来まで残されてしまったと仮定するんです。
未来には、人間とはまったく別の知的生物がいたりするかもしれません。
彼らが、ある日「私」の凍結化石を発掘しちゃうんです。
古代人類の化石発見!!ってなもんです。
いろいろ研究されちゃうんですよ。
まず、死因ですね。このくらいは、まぁ、いいでしょう。
でも、他のことも暴露されちゃうんです。
ふむ、古代人類は、いささか太めすぎたようですな・・・とかね。
このサンプルは、老眼に悩み、かつ運動不足だったと考えられる・・・とか、発表されるわけです。
うわぁ〜〜っ、いやっ!!
そんなの、おちおち死んでいられませんよぉっ!!
(自分は、そういう内容の記事を読んだりするのが好きだったりするくせにねぇ)


どこかで大地震災害があったというニュースを聞いた後だったか、友人達と不謹慎な話をしたこともあります。
同人誌販売会などの会場の一角で、コスプレ大会が催されることがけっこうあります。
これに参加したがる知人がいるのです。
もしも、コスプレ会場で、ギンギンに楽しんでいる真っ最中に大地震がやってきてしまったとしたら・・・
けっこう、まずいですよね。
ほら、なんらかの事故で行方不明になっていた方が、何日後に奇跡の生還!!なんてニュースがあると、毛布にくるまれ、たんかで運びだされる人の映像を「よかったねぇ」とか思いながら見ているわけですが・・・これが、コスプレ会場からの中継だったりすると・・・どうでしょうか?
まったく状況がわかっていない人から見たら、ねこ耳がついている人とか、ファンタジー系の衣装の人とか、忍者みたいな人とか、お色気系の人とか・・・脈絡もなく、ゾロゾロぞろぞろ救出される映像って、異常ですよね。
へたしたら、あちこちにモザイクがかけられてしまうかもしれない。
そんなの中継されちゃったら、後日、お外が歩けませんよ、私。
(いや、私はコスプレしない人なんで、見るだけなんスけれどね)
でも・・・その話をしたメンバーの中に、1人だけ、「コスプレ真っ最中の大事件、TV中継だってOK!」と言い切る人がいました。
う〜むむ・・・、それはそれで、すごいかも。



むかしから、普通とは違った状態である場合の突発事件の対処方法というのは、よく笑い話などにとりあげられていました。入浴中の火災からの避難方法なんか代表的ですね。やっぱし、逃げるにしても、不幸にも死亡するにしても、あんまし恥ずかしいのはいやってことなんでしょう。

とりあえず、そういう、ありそうもない大事件はおいといて、我が家で日常発生する可能性が高い問題点。
一人っきりで、お手洗いにいる時の来客・・・この対策を考えなければならないかもしれません。
はい、私がひっこしした実家は、玄関の隣がお手洗いなんですわ・・・汗。


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