レッドキング

私はリアルタイムで「ウルトラQ」や「ウルトラマン」を見ていた世代です。
特撮物は大好きなので、子供のころはずいぶんとTVにかじりついていました。
いや、すでに「子供」とは言えない年齢になってからスタートしたはずの「仮面ライダー」も、第1回から、なんとなく、こっそりと見ていたように思います。

年月がたち、ウルトラ・シリーズも仮面ライダー・シリーズも多くの作品が登場しました。さすがに最近では、どれがウルトラマン何がしであるのか、ライダー○○であるのか、まったくわからないシリーズもあります。

2005年になってから、ウルトラ・シリーズに「ウルトラマン・マックス」が登場しました。
これには、私達初代ウルトラマンを見た世代にとってたいへんになつかしい人々が登場しています。主人公ハヤタ隊員、そして科学特捜隊の紅一点フジ隊員が長官および博士役で出演しているのです。黒部進さんと桜井浩子さんが出演と聞いて、今回はぜひ見よう!と思ったものです。
なつかしいのは、俳優さんだけではありません。初代ウルトラマンに登場した怪獣の一部が登場することも楽しみの1つです。アントラー、ピグモン、ゼットン、さらにウルトラセブンに登場した怪獣もゲスト出演してくれています。
本来、この番組を一番見ている年代の少年少女の目には、これらなつかしの怪獣がどのように映っているのでしょうか?やはり初めて見る怪獣なのでしょうか?それとも、よくある「怪獣図鑑」などで、昔TVに登場したことがある怪獣だと知っている子もいるのでしょうか?なんだか、想像してみると楽しいです。

先日、なつかしのレッドキングが登場しました。
初代「ウルトラマン」が放映されたのは、今から39年前です。
当時からたいへん人気の高かったレッドキングでしたが、小学生だった私には、疑問が1つありました。
白っぽい色をした怪獣なのに、なんで「レッドキング」なんだろう?
当時私は小学生でしたが、レッドが赤を意味することは知っていたんですね。笑
ぜんぜん、赤くないじゃん。

これは、以前、製作プロダクションの裏話で読んだのですが、ちゃんと赤い怪獣を意識して名づけられたものだったようです。しかし、怪獣のきぐるみが出来上がってきたとき、まったく「赤」と関係のない色の怪獣だった。どこで連絡の行き違いがあったのかは明らかにされていませんでした。どうやら、スタッフもびっくりするできごとであったらしいです。でも、作り直している時間がたりなかったので、そのまま「白」いレッドキングができあがってしまったのだそうです。

かつて、レッドキングは2つの物語に登場しました。
その2つめの方、レッドキングは水爆かなにかを飲み込んでいて、これがのどというか胸のあたりに入っているわけです。うかつな攻撃を加えて、もしそれが大爆発をおこしてしまったら・・・怪獣の破壊による被害だけではすみません。攻撃をする方は、たいへんな苦労を強いられる・・・という物語でした。

39年後・・・・。
レッドキングは不思議な島に出現します。ある日突然海上にあらわれた「移動する島」。この島を作っている大地というか岩石、地盤は衝撃を加えられると爆発をおこすことが判明します。このぶっそうな岩石を、よりによってレッドキングはたくさん飲み込んで武器として発射してくるのですよ。もちろん、あたればぶつかった痛さだけでなく、爆発のダメージもうけてしまいます。うかつに攻撃すれば、怪獣ともども、体内の岩石が大爆発をおこして、ただじゃすまないわけです。なぁんて迷惑な相手。

初代ウルトラマンの物語を知っている大人達にとっては、なんともなつかしい設定じゃありませんか!
おぉっ、39年たっても、レッドキングはなんか飲み込んで爆発問題をかかえている!

見ている方は、なつかしがっていますが、レッドキングにしてみたら、この設定、迷惑しごくな話だったのかもしれませんね。







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