入院体験ネタ   (1)



今回、出産以外で体験したことがなかった「入院」と「手術」という経験をすることになりました。
実際に経験すると、まったく知らなかった事実が、いっぱいあるものなのですね。
ということで、せっかく体験したのだから、病院で拾ってきたネタをいくつか紹介してしまおうと思います。

あ、もちろん医学とか、学問的には全然役に立たない話ばっかりですよ。



すべては「痛ててっ!」

今回の手術は大腸だったので、お腹を切ったわけですが、手術をした後、1番問題になることの1つは余病の発生です。
病人は、おとなしく寝ていればいいのか?・・・というと、これが大間違い
寝ていると、内臓の動きがトロくなってしまいます。ヘタをすると腸が癒着をおこしてしまったりします。えらいことになりますねぇ。

で、それを予防するために、最近の病院では、手術後、できるだけ早い時期からリハビリをスタートすることがすすめられています。
リハビリと言っても、特別のことをするわけではありません。
具体的には「歩く」だけのことです。
病院の廊下でいいので、歩いていれば、内臓の動きが活発になり、面倒な余病が起きる可能性を下げることになるのですね。

手術した翌日には、ベッドにすわりなさい・・・と言われました。
2日目には、立ちなさい・・・と言われました。
3日目には、歩きなさい・・・と言われたのです。

私だけじゃありません。
皆さん、同じことを言われているのです。

理屈はわかります。
頭では、充分わかっているんですよ。
でも・・・・・。
できないんだ、これが!

手術した翌日なんか、まだ、痛くって痛くって、身動きなんかできないんです。
じっと、天井向いて寝ていれば、たいしたことはないのですが、すわるなんて、とてもとても・・・。
まずね、90度、寝返りというか、横を向くだけでも
「いてててて・・・・!」
状態なんです。
ぜんぜん起き上がることなんか、できやしない。苦笑

看護婦さんに手伝ってもらって、やたら時間をかけて、ようやく「すわる」ことができました。
次の日、こんなんで、「立つ」ことなんか、できるのだろうか?
想像するだけで、冷や汗、タラタラですよ。

2日目、やっぱり、立てないんです。
1日経過していても、昨日と同じように、「すわる」までが、すでにたいへんな作業!
横向きになって、寝た状態から、手をついて体を起こすという動作は、ずいぶんとあちこちの筋肉を使って、ようやく成功する行為だったんですね。あたりまえにやってきたことが、まったくできなくなって、初めて知りました。
全身汗だくですよ。
もしかしたら、全部、冷や汗だったかも?
ベッドに腰掛けてから、なんかもう、決死の覚悟(苦笑)を決めて、えいっ!と立ち上がります。
目の前がクラクラしたなぁ。
どうやら、「寝ている」状態から「すわる」までが、1番つらい作業みたいに感じました。

3日目。
歩け・・・と、言われている日です。
無理ッす!
努力はしたんですよ。
でも・・・、結局、5歩くらい移動しただけでダウンしてしまいました。
なっさけなかったなぁ。

結局、「自力でお手洗いまで歩きなさい」という命題をクリアできたのは、4日目でした。

いやぁ、入院患者も、実はたいへんなんですよ!



タバコ問題

手術をする時に麻酔をかけると、しばらくはタンがからみやすくなるものなのだそうです。

タンがからめば、呼吸がしにくいわけですから、困ります。
普通ならば、エヘンっ!と咳払いの1つもすれば、簡単にタンを切ることができるのですが、腹などに傷があると、咳払いができない。
「いてててて・・・」
なんです。

幸い、私の場合は、あまりタンがでないケースだったのですが、それでも1日に1度くらいは、これに悩むことになりました。
タンがからむと苦しいのです。
でも、咳払いしようとすると、激痛が走るわけです。
正直、涙出そうになりました。

タンがからむと、それをほっておいた場合、最悪、肺炎が起きることもありますので、なんとかして出さなければいけないわけです。
たいへんな作業なんですよ、これが。

でね、同じように麻酔をしても、タンがでやすい人と、私のように、あまりでなくてもすむ人があるのです。

タンが多くでやすい人。
どういう人であるか?というと、1つは、喘息を起こしやすい体質の人だそうです。
これは、体質ですから、本人に責任はありません。
そういう体質の人は、麻酔をかけて手術なんかしないですむように、健康問題は充分に注意をこころがけるようになさるといいでしょう。

もう1つ、こっちは、本人に責任があります。
タバコを吸う人。
喫煙習慣がある人の場合は、タンが多くでやすいのだそうです。

タバコは、健康にとって問題はいろいろ指摘されていますが、いい点はありませんね。
できれば、やめたほうがいいでしょう。
ええ、タンを切るために、あれだけの苦しい思いをするくらいなら・・・禁煙、成功すると思いますよ。

あ、ご自分がタバコをすわない人であっても、もしかすると、まわりに喫煙する人がいた場合、どうしても「煙」をすってしまうことになりますので、そういう人も、苦労することになるのかなぁ?
こういう場合は、恨みが深いでしょうねぇ。笑

喫煙習慣は、是非やめることをおすすめしたいものです。

                                       もどります



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送