ミーハー披露宴 御報告


2ヶ月ほど前、親戚のKちゃんが結婚式をあげるから、予定を空けておいてちょうだい・・・という連絡をもらいました。
日どりは、2007年6月2日。
ジューン・ブライド 6月の花嫁ってことですね。

Kちゃん、日本航空のキャビン・アテンダント(客室乗務員)、私の年齢だとスチュワーデスさんという単語の方がなじみ深いです。
仲人口でなくても、たいへんな才媛で、もちろんとびっきりの美女!性格も二重丸!
神は2物をあたえず・・・って、ウソだね、あれは。

こんなステキな女性を射止めるのは、どこの男性か・・・と楽しみにしていたのですが、ついに登場したそのお相手は、TV局関係のお仕事をしている人であるとか。

出演する人ではなくて、番組を作る方の仕事なのだそうです。

「お婿さん関係で業界の人も出席するから、楽しい披露宴になるわよ。
 みのもんたさんと、お話できるかもしれないから、是非、来てね。」

みのもんた?・・・・・・・・。

いくら、同じTV関係者つっても、あんな、日本一いそがしそうな有名人の1人が一般人の披露宴に出てくるはずは無いんですけれどね。笑




5月の終わりには、自分の定期検診があったり、いくつか用事がかち合っていて、バタバタそわそわ状態。
ようやく、しばらく着ていなかった、夏用の礼装をひっぱりだしたら、横幅が成長しちまったために、はまンなくなっていて大慌て!

      一瞬、マジで青ざめたって。

前もって、余裕みて準備しないとダメですね。
もっとも、よけいな成長をしなければ、問題ないんでしょうが・・・




結婚式があるのは、恵比寿なので、新幹線で品川に出て山手線に乗り、恵比寿駅からスカイウォークとかいう動く歩道を通過したら、目の前が、恵比寿南橋でした。
この正式名称は知らなくても「アメリカ橋」という名前ならば知っている人が多いことでしょう。
さっそくミーハー根性丸出しにして、デジカメをひっぱりだしたら、夫が、何事か?と言いたそうな顔。

「いや、ヒット曲で名前だけ知っていた橋なんで・・・」
「アメリカ橋・・・山川豊?」
「うんにゃ、狩人の方。」
「年齢を物語る。」
「うるさいよっ!!」


山川豊の「アメリカ橋」
山口洋子 作詞、平尾昌晃 作曲
「風が足もとを通りすぎてゆく
久しぶりだねと照れて わらいあって
アメリカ橋のたもと ふと通うぬくもり・・・・・」


狩人の「アメリカ橋」
奥山てる伸 作詞、信楽順三 作曲
「アメリカ橋って知ってますか
目黒と恵比寿の間にある
下を山手線ゴーゴー走る
鉄でできた青い橋・・・・・」
1979年のヒット曲です。


当然、息子も娘も、狩人の方の「アメリカ橋」は知らなくて、せっかくだから、ここで一節ご披露してもいいんだけれど・・・・・・
あれって、もしかして、別れの曲だったりする?

やめやめっ。
これから、結婚式&披露宴に行こうというのに、演技悪いから歌うのは中止です。

家族を待たせておいて、「下を山手線」が通過するところをカメラにおさめたりしました。
(この曲では、やまのてせん・・ではなくて、やまてせんなんですね。当時、両方の呼ばれ方をしていましたし、6文字だとリズムが悪いんです)





式は午後4時半からの予定。

お日柄が良いのか、式場関係の一覧表には、ずらりとおめでたい名前が並んでいます。
美容室なんぞには、花嫁さんがゾロゾロ状態。



親族控え室の名前はエメラルド、その階に行ったら、エレベーター前の案内図に、部屋の名前が

ルビー   サファイア    エメラルド ・・・

思わず、ファイアレッドとリーフグリーン、ダイヤ、パールを探した私って、なんなのサ!




この「エメラルド」の使用時間帯は決まっていて、いよいよ式の時間がせまってくると、出席者全員用の控え室に移動することになります。

受付をすませて、式次第とか座席表とか受け取って・・・・・自分が披露宴で座る親族テーブルの場所を確認したら・・・新郎新婦のまん前、メインの来賓席にあたるテーブルに、ちょっと待って!・・・という名前を発見。



受付でもらった披露宴座席表

あっちこっち、ボヤかしてありますが
もしかしたら、ボヤかす必要性、まったく無いお方たちかもしンない。


花嫁の御両親Tさ〜ん、2ヶ月前の話、あれってジョークじゃなかったんですかぁっ?!


まぁ、なんだ、学校の入学式とか卒業式に、○○市教育委員会だれそれ・・・という、公的代表者の名前があったりしても、同じ日に身体は1つしかないから、たいていはメッセージを持った代理の人が各々の学校にやってくることになっているものなんですが・・・

さすがに、こうなっていて「代理人」ということもなさそうです。

というか・・・私、こういうところで、初めて見たよ、肩書きいっさい無用、名前オンリーですべてがOKという来賓名!



その隣を見たら、これまた聞いたことがある名前。
こちらは、同姓同名がありそうですが、肩書き読めば「同姓同名」の人ではなさそうです。

ちょっとぉ、新郎さんって、いったい何者なのよっ!!

北海道出身ということは聞いているけれど、出身が同じってだけで、議員さんは披露宴に来てくれるものじゃないんだよね。
あ、こっちは「代理人」の参加なのか。うん・・・・・・・・汗。
そうだとしても、疑問が残るんですけれど。




なんだかキツネにつままれたような気分で、一族で(?)隅っこのテーブルにすわって時間つぶしをしていたら、ほんの3メートルくらい離れた隣のテーブルに、見覚えがある姿を発見。

思わず、しげしげと見て、確認しちゃったよ。
で、娘をつっついて、
「あれって、本物だよな?」
「・・・・・・・・・・・・。」

おそらくTV局関係の招待客が集まっているテーブルで、みのもんたさん本人が笑っている!!

生 みのもんた氏!


うわぁ、本物見ちゃった!
TVで見るのと、同じ顔!!
         あたりまえだって・・・・・・・


この状況をHPのネタにしなくてど〜する?!
         ファンです、うれしいっ・・・・・つうのなら、純粋なんだろうけれど
         真っ先に「ネタ」のことを考えるたぁ、失礼きわまりないことかもね。


内心、ちょっぴり反省していたら、私と同じテーブルにいた、花嫁の「おばぁちゃん」が、みのもんたさんに気がついた。
「みのさんだ。いっしょに写真が撮りたい!」

ばぁちゃん・・・・・・・・。

怖いもの知らずだよな。

たぶん、他にも気が付いている人、いっぱいいるんだろうけれど、言い出せなくて、みんな二の足踏んでいるに違いないんだよ、今。


でも、これって、チャンス?


北海道から、はるばる孫の花嫁姿を見るために出てきた祖母です。
思いがけず、みのさんにお目にかかりました、ぜひ、スナップを1枚・・・・・・・

いける、これなら、たぶんいけるって!!

「ネタ」のことを考えた私と違って、まともなファンらしいしサ。

よし、行け!おばぁちゃん(私の義理の母です)、話は私がつけてやる。
さっと、デジカメ取り出していたりしてね。



まぁ、なんだ、「おばぁちゃん」だけじゃなくて、私もこの歳になると、充分怖いもの知らずってことだわさ。

「初めまして。こちら、新婦の祖母です。ぜひ、1枚スナップを・・・」

したらね、皆まで言わせず、みのさん、サっと席を立って、「おばぁちゃん」を椅子にかけさせてくれて、「おめでとう!」と声をかけながら、後ろから、なんと「おばぁちゃん」の肩に手を置いてくれた!!

シャッター・チャ〜ンス!!



証拠写真!!

隣に写っている「孫娘」つうのは、ウチの娘なんだけれど・・・

どうやら、娘も頭の中じゃ
「ネタだ、ネタだバンザイ!」
と狂喜していたらしい。汗



人気商売とはいえ、みのさんって、すごいね。
ウチをかわきりに、次から次からスナップ希望でやってくる招待客を、イヤな顔ひとつせずに、バンバンさばいちゃった!
なんか、好感度、うなぎのぼりだったりして!!

やっぱ、どういう世界の職業でも成功する人というのは、違うんだなぁ。




しばらくして、もう1度そっちのテーブルを見たら・・・今度は、別の種類の番組や新聞で見かける顔を発見。

あらぁ・・・・・・代理じゃなくて、衆議院議員さん本人が来ちゃっているよ!
いったい、どういう世界の結婚式に参加したんだ、私って??




結婚式は、教会の中で行われるようです。

途中で賛美歌というのを全員で歌うことになる・・・というパターン。
すでに、楽譜がくばられています。
我が家で「おたまじゃくし」が読めるのは、私だけ。
クチパクの集団の中で、1人で歌うのって・・・勇気が必要だったりするんだ、これが。

読めるけれど、音痴だって自覚しているからなぁ・・・・・・・。



ひょいと前を見ると、めちゃくちゃデカいカメラが撮影準備をしています。

通常、結婚式とか披露宴の録画係りというものは、新郎もしくは新婦の友人でカメラとかビデオが趣味・・・というだれかがたのまれて、腕章なんかつけて、ハンディ・ビデオを持ち込むか、式場の録画担当係りが受け持つものなのですが・・・・・・

ぜんぜんカメラのランクが違うんだよ。
じっくり見たら、カメラに文字が入っていて、書かれているのが

T B S なんたらかんたら


もしかして、それって、TBSの備品だったりするのぉっ?!
つうことは・・・当然、カメラのところでスタンバっている人も、その道のプロってわけですか?!(しかも、1人じゃないんだよ、これが)

なんか、冷や汗出てきたりしてね。





滞りなく、結婚式がとり行われ、招待客一同は、披露宴会場に移動します。

新婦側友人のテーブルは、日本航空関係を中心とした、華やかな女性軍がきらびやかです。実に目の保養になりますです。

新郎側友人のテーブルは・・・・・・・TBS関係の方たちなのでしょう。不思議な「ノリ」がある、男性軍がひしめいています。



通常、披露宴の司会者というのは、これもまた、友人の1人がたのまれて素人司会をすることになるのですが・・・・・・・

今回は違うよ。

結婚式当日の朝も、TVの報道番組でしゃべっていたプロのアナウンサーが、マイクを持って、そこに立っていたりする!




ドサクサまぎれに
ちゃっかり記念撮影をお願いしちゃった、怖いもの無しの私

快くスナップOKして下さった、本日の司会者
TBSアナウンサー 小林 豊 氏




どうやら聞いていると、新郎さんは、過去4年に渡って、みのもんたさんの報道番組を作ってきたお仕事であるらしいです。(現在進行形)

ということで、主賓の挨拶は、みのもんたさんからいただきました。

こういう「挨拶」というのは、たいてい、形が同じだし、つまんないものと相場が決まっているものでして、短ければ短いほど喜ばれる・・・つうことになっていますが、今回、初めて、もっと聞いていたいや!と思う披露宴スピーチに出会いました。笑

さすが、プロ中のプロ!



この後、乾杯の音頭は、鈴木宗男さんがなさいました。
(鈴木氏と新郎さんとの関係については、いまいちわからないままなんですが・・・)



後で聞いたら、娘は携帯電話の録音装置を利用して、このスピーチと乾杯の音頭の一部を、録っていたようです。
ちゃんと聞こえるんだよ。すごいね、最近の録音装置って。



日本航空には、「アテンションプリーズ」で始まる「ウェディング・メッセージ」という伝統的習慣が続いているそうですが、今回、初めてその関係者の披露宴に出席し、この耳で聞くことができました。
航空機に乗ったとき、客室乗務員さんから必ず説明を受ける、注意事項や、機内設備などについての定型文を元にして、披露宴にふさわしく練り上げられた楽しいメッセージです。



また、TBS報道番組スタッフが登場する、新郎新婦関係の特別ビデオ映像も見せてもらいました。
あれ・・・ダビングして、ウチにも一本もらえないものかなぁ。大笑



披露宴というと、花嫁の手紙朗読とか、両親への花束贈呈とかで、「涙」の演出というのが、ありがちですが、今回は、「涙」一切無し!
笑顔、ひたすら笑顔ですすむ形式でした。

うん、おめでたい席なんだから、そっちの方がいいよね。
我が家でも、そういう時になったら、涙ぬきの演出をたのみたいなぁ・・・と思うステキな会でした。

花嫁さん、花婿さん、どうぞ、末永く幸せなご家庭を築いてくださいませ。




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