「へんないきもの」という本の話

大手書店の平積みコーナーに、だいぶ以前から「へんないきもの」という本が置かれていました。
バジリコ株式会社発行、著者は早川いくをさん、イラストを寺西晃さんが担当されています。

深海に生息している生物、微小な生物、海外のレアな動物など、一般的に見た場合に姿かたちが「おなじみ」ではないもの、行動が特異なものなんかが紹介されている本です。
私は、もともと生物関係に興味がありましたので、中学・高校時代からいろいろの生物関係の本を見ています。それで、目次をパラパラと見ましたが、たいがい知っている生物の紹介です。
「あぁ、たしかに、へんと思われる生き物が紹介されているんだなぁ」
と、そのまま通り過ぎていました。

ところが、先日、私が楽しみにして訪問しているFさんのサイトの日記で、この「へんないきもの」を元ネタにしたフィギュアが販売されていることを知ったのです。
そんなフィギュアがあるのか?!
ためしに、最寄のコンビニエンス・ストアに寄りましたら・・・ありました、ありました。
2個買って、入手したのは「ワニガメ」と「ピパ(コモリガエル)」。

う〜ん、フィギュアまでが発売されてしまうとは、あの本は一般人によほど人気になっているのだろうか?!
ただの生物学の啓蒙書ではなかったのか。

で、街に出たときに入手したんです。

これは・・・面白いです。
紹介されている生物そのものより、それを紹介している解説文がいいんですよ。
たとえば、「カスザメ」が獲物におそいかかるスピードについて、そのすばやさを0.2秒であると書いています。普通の生物の図鑑などだったら、ここで終わりです。
この本は、次がいいんです。

「ちなみに、次元大介の早撃ちは0.3秒。次元よりはやいのだ。」


・・・はえぇ・・・


はい、私、ルパン3世のファンですから。笑

もうね、手を変え品を変え、いろんな具体的比喩が登場しまくり。
笑ってもらおうとしている部分は、きっちりと太字ゴシック体
テンポも抜群です。
これならば、平積みになっていた意味がわかります。

我が家では、柳田理科雄著「空想科学読本」シリーズのような、いい歳をした大人がフィクションの世界のネタを科学的視点から真剣そのものに追求したらどうなっちゃうのか・・・という種類の本もとても人気なのですが、やっぱりねぇ、どんな勉強をするにしても、楽しくなければいけないわけです。

で、もし、すべての「笑える」場所で「笑おう」と思うのなら、それ相応の知識が必要になってきます。
人間、わからないことは笑えませんから。

どうやら、私は芸能ネタに弱いみたいです。今度はそっち方面に詳しくなってから、もう1度挑戦してみたいかな・・・と思っているところです。

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