昔のままの玄米茶

ペットボトル飲料の各種「お茶」の原材料をみると、「お茶の葉」以外にもハーブなどいろいろのブレンドがあって、メーカーが独自の味を競っていることがわかります。
おいしい「お茶」を作ろうとしてくれることに問題はないはずなのですが、最近ずっと残念に思っていることがあります。
それは、昔親しんだ味の「玄米茶」が手に入らなくなってきたこと。

「玄米茶」は、あまりペットボトル入り製品がないので、我が家の場合、もっぱら普通のお茶売り場でティバッグ状のものを買うことが多いです。
最近これが「○○いり玄米茶」になりつつあります。(○○の部分には、ちょっとよさげな単語が入ります)
お茶の専門店ならばともかく、一般のお店では、売り場を「お茶」だけにさくことはできません。置いてもらえる種類は限られてきます。
そのため、「抹茶ブレンド玄米茶」なんかを買わなくてはいけないことになるのです。

玄米茶が飲みたい・・・と思う時には、あの、どっちかというと、ダサ〜い風味を楽しみたいわけであって、いろんなものをブレンドして、あかぬけしてしまった「お茶」が飲みたいわけじゃないんですね。
緑茶が飲みたい時には緑茶を飲みます。
ほうじ茶が飲みたい時には、あの茶色く出る「ほうじ茶」がいいんです。
玄米茶も「玄米茶〜っ」だからいいんですよ。

利用者は混ぜることはできても、混ざっている製品を分けることはできません。

「緑茶入り ほうじ茶」
「抹茶入り 玄米茶」

なんでもかんでも、他の味がする状態にすることはない・・・と思うのですがねぇ。
たとえば、コーヒーや紅茶売り場は、豆の種類、葉の種類ごとに分けて販売されています。すでにメーカーご自慢のブレンド品もありますが、単独でも飲め、オリジナル・ブレンドも楽しめるわけです。
緑茶は、かなり種類わけがあるのですが、あまり高級なものを混ぜてしまうと玄米茶のイメージがとんでしまうんです。笑

私は正式のお茶の作法とかいうものを知りません。でも、かつて
「玄米茶はお客様には、お出ししないものです」
というセリフを聞いたことがあります。

「ほうじ茶」と「玄米茶」は食事時などに家族で楽しむことはあっても、来客には出さない。お客様には「緑茶」をお出しするものである・・・「緑茶」の方が格が上なのでしょうか?
確かに値段は緑茶の方が高いですね。

それで「ほうじ茶」や「玄米茶」に「とってもよさげな緑茶」をブレンドしてランクアップをはかろうとしているのでしょうか?
でも・・・味の好みは、まったく別の問題だろうと思います。

やたらと混ぜて、個性をなくすくらいなら、昔のままの「玄米茶」を置いてもらいたい今日この頃です。

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