スパイダーマン


2007年4月2日、中日新聞の朝刊に、ちょっと面白い話題が載っていました。
名古屋のテレビ塔に米国の人気ヒーロー「スパイダーマン」が出現した・・・というのです。
    (39面、「通信塔」)

ありがちな、「困った人」が、勝手に高層ビルなどの外壁をよじ登って、警察のお世話になるケースがありますが・・・・・今回のスパイダーマンは、そういうネタではなくて、身長6メートルの巨大バルーンです。
この、アッと驚く展示物が、地上40メートルの高さから、名古屋の街を見下ろしているという記事なのですが・・・・・・・・




名古屋テレビ塔というのは、名古屋市中区、久屋大通公園(ひさやおおどおりこうえん)に立つ、日本で最初に完成した集約電波塔です。
1954年(昭和29年)の完成ですから、東宝の大怪獣ゴジラと同い年(?!笑)。
ちなみに、芝の東京タワーの完成は昭和33年です。

高さは180m。当然のことながら、完成当時には、周囲にそれより高い建築物は、まったくありませんでした。
航空法によると、60mを越す塔や煙突は、赤白に塗らなければならない(昼間障害標識)そうですが、完成が法律の制定より前だったため、銀色のままになっています。
(ペンキの塗り替えは7年ごとに行われていますので、赤白に塗り替えることもできたはずなのですが、ず〜っと銀色ですね。なんでかなぁ?)

名古屋市の条例で、テレビ塔を広告活動に利用することはできないことになっているそうなので、今回の「スパイダーマン」、映画の宣伝用ではありません。
5月から映画で第3弾が公開されるのは、たまたま・・・ということだそうです。



なんとも、面白そうな話だったので、行ってみました。
地下鉄「栄」駅で降りて、地上に出ると・・・・・


春のうす曇の空に、銀色に輝くテレビ塔が見えます。
目をこらすと、たしかに、展望台の上部になにかが見える!

接近すると・・・

おぉ、確かにスパイダーマンであります!!

赤と青のコスチュームですから、銀色のテレビ塔には、目立つこと。
(赤白の東京タワーで同じことをしようとする場合は、白の部分でないとダメなんでしょうね。笑)

しかし、6mの巨大バルーンも、塔の大きさから見ると、意外に小さいです。
さらに、展望台の部分が邪魔をして、接近しすぎるとカメラにとらえることができません。
離れると、今度は、公園に茂った木々の枝が邪魔をして、うまく写せないんですよ。汗



なんか、このへんが、デジカメの限界かな?大笑
むしろ、周りの高いビルから、超望遠レンズでねらったほうが、いい写真がとれるのかもしれません。


公園のあちこちには、カメラ、携帯電話でスパイダーマンを写そうという人が、かなり見られました。
「枝が邪魔なんだよ。」
たいてい、皆さん考えることは、同じだね。


スパイダーマンさん、街の安全を見守っていてくれるのかな?




もどります



後日談:

映画のスパイダーマン3公開がせまった頃、今度は大阪の通天閣にスパイダーマンが登場したという新聞記事を見ました。

なんでも、ロッククライミングの達人が、スパイダーマンの衣装を着て、通天閣の外側の階段(非常階段なのかな?作業階段かな?)を登ったらしいのです。

う〜ん、やっぱし、高い建築物にはスパイダーマンが似合うんだろうか?
もしかしたら、他の都市でも、ビルに張り付いたスパイダーマンが登場するかもです。

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