肩が痛い話


あれは、私が３０歳の声を聞いて間もない頃でした。
なんとなく肩に痛みがある、普通にしていれば、どうということもないのですが、洗濯物を干そうとして腕をあげたりすると、イテテテ・・・・。ちょっと腕を伸ばそうとすると、イテテテ・・・・。
それが、だんだん辛くなってきて、近所の整形外科に行ったんです。

丁寧に診察してから、お医者さんが病名を言いました。
「俗に言うところの　４０肩ですな。」

４０肩？！

私は３０歳です。

別に４０歳専用の症状であるはずはないのですが、ちょっとショックでしてねぇ。
私の身体って、１０歳分も歳くっているのかい？！

ひねったり、ぶつけたりして炎症をおこした時のシップは、ヒンヤリと冷やすタイプですが、４０肩みたいな場合は、あったかい感じの温シップを使います。
でもねぇ、なかなか治らなくて、マッサージをしてもらいに行ったり、シップをペタペタ貼ったり、かなり長くかかりました。
不思議なことに、ある日、気がつくと痛みがなくなっていたんです。
４０肩って、ナゾの多い症状なんですね。

で、次に近況報告。
また、なんだか右肩が痛いんですよ。
温シップ貼ったりしてね。
特別の原因に思い当たるものがありません。

でも、この種の痛みには記憶があります。
フッ、４０肩だな。
私は、５０歳だ。
ふむ、ちょっと　うれしいかも。
（いや、根本的にまちがっているぞ、自分！！）

お医者さんに行ったらね、
「俗に言う、５０肩ですな。」

え？５０肩っていう言い方もあるの？
もしかして、この数字、けっこういいかげんにつけられた数だったりする？！

アホなこと考えてないで、チャッチャと治せよ、自分。

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