世の中は、秋!




いつの間にか、庭のすみにホトトギスの花が咲いていました




オナモミ、イノコヅチ、ヌスビトハギ・・・・・・・

小学校の理科の教科書、秋の野山のことを勉強するあたりで、いろいろの雑草の実について書いてあったことを思い出します。

種の表面にトゲトゲができていて、近くを通る動物の毛皮や、人間の服などにくっつき、遠くまで運んでもらえるようになっている・・・・・・そういう、頭脳派(?)の雑草の実のことを、岡崎の子供たちは「ひっつきむし」と呼んでいました。

洗濯担当のお母さんなんかが、うっかり洗濯機にシャツやズボンを放り込むことができなくなるシーズンですね。

どこでも、どんどん走り回る、元気な子供たちならばともかく、わざわざ草むらを通りすぎてきたとも思えない「大人の服」にも、いつの間にか雑草の実がついていて、油断ができません。



うまく写らなかったけれど、ひっつきむしいっぱいのネコの尻尾



昨日、「飯だ、飯時間だぁ〜っ!」っと、駆け寄ってきたネコ(本来、白黒)の身体が、妙に緑色をしていたので、ギクリ!としました。

近寄って、よく見ると、身体のあっちにもこっちにも、ひっつきむしがベタベタ張り付いています。細かい緑色のイノコヅチだらけ。

うわぁ〜〜っ、ちょっと待ったぁ〜っ!!

その状態で、あっちこっち、家の中を走りまわらないでくれぇ〜〜っ!!

これじゃ、庭中に雑草の種まきをするようなものです。

あわてて、ネコ櫛を持ち出して、いやがるネコをおさえこみ、全身ブラッシングを行いました。


・・・・・・・・・。
う〜ん、おかしい。
隣近所のお宅は、とても丁寧にお庭の管理をしていらっしゃるので、ひっつきむしの雑草が生えている・・・・・なぁんてことは、絶対にないはずなんです。

こいつら、どこで、くっつけて来たんだろう???



フカフカ具合が気に入って、つい衝動買いしてしまった小敷物

人間より先に、ネコが乗っかって寝ていた

あぁ・・・・・これも、結局、ネコ用になるのか・・・・・




謎は、翌朝、解けました。

ゴミの分別収集で、「紙専用」「プラスチック専用」などの袋をぶら下げて、回収地点に出しにいった帰り道、おや?・・・・・お隣の奥さんが、妙な場所を見ながら
「ほらほら、おウチに帰りなさい・・・」
と、だれかに声をかけています。

ヒョイと見ると、雑草ぼうぼうの空き地に、我が家のネコが・・・・・・・

ゲッ!
あの、弱虫ネコ、よりによって、こんな場所まで遠足に来ていたんだ!
これじゃぁ、ヒッツキムシだらけになって帰ってきても、無理ないなぁ。
      なんて、迷惑な・・・・・


意外に広い、我が家のネコの「なわばり」を確認して、びっくりしました。



それどころか、つづくお隣の奥さんの話に2度びっくり。

「こっちの白いネコちゃんは、あまえっこなんだよね。
 窓が閉まっていると、あけてぇ〜と、いつまでも鳴いているの。
 白黒の方は、さっさと自分で窓を開けて入っていくのよ。」

う・・・・・、しっかり見られている感じ。
1箇所は、必ずネコ通りが開いているはずなのに、「ここ」から家に入りたい・・・と思ったら、しつこく「ここを開けろ、開けろ」と鳴くのが、白い方のネコなんです。汗

「でね、人懐っこいのは、この白ちゃんだよね。
 すぐ、近寄ってきて、あまえてくれるの。」

うそぉ〜〜っ!!

我が家において、白い方のネコは「おかあさん専用」ネコで、同じ家族であっても、たいへんに愛想が悪いと決め付けられていたのです。
   (おかあさん専用:エサをくれるのが私なので、私には懐いているらしい。ため息)

その「白い方」が、よそ様には「人懐こい」ネコなんですってぇ〜〜っ!!



お、お前、もしかして、外面だけは、最高にいいネコだったりするんか?!



ふっ。
ご近所づきあいを円満にしてあげているだけじゃない。




ネコに、鼻先で笑われたような気がしてなりませんでした。



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