戦利品の夏



自然にめぐまれている・・・ということは、いいことなんでしょうが・・・・・・・・。

また、今年も、ネコたちが、「おもちかえり」しなくていい物品をいろいろと銜えて帰ってきます。
１番多いのが、セミ。
たくさんいて、しかも、トロいアブラゼミならばまだわかりますが、どうやるのかクマゼミまで持ってくる。

最近の騒音源　クマゼミ君

デジカメの発展はすごいですね。
素人の私に、枝の先っちょにとまっているセミが
写せてしまうんですから！

ミンミンゼミが夏の主役となる関東以北の方には、いまいちなじみが薄いのかもしれませんが、このクマゼミ、南の方にはたいへんに多く、シャーシャーとデカい声で鳴いてくれます。
日本最大のセミですから、その音声の迫力も違うんですよ。

なぜか、午前中しか鳴きません。
正午をすぎると、ピタっと鳴かなくなってしまうのです。笑

木にとまる位置は、たいてい高〜いテッペン近く。
もう、枝そのものが細くなっている「小枝ザワザワ」の場所が好きで、そのせいで、子供が昆虫採集のために虫アミを振り回したくらいでは、到底ゲットできません。
とっても、入手難易度が高いセミであるはずなんです。

なのに、なぜか、我が家のネコが銜えてくる。

どうやって、取ってくるんだろう？

生きていますから、道路に落ちていたものじゃないんですよ。
とっても、謎です。

こんなもん、もし、オスを持ち帰られたら、そりゃもう、たまったもんじゃありません！！
取ってくるな！！！ってば。

ヤモリの「おもちかえり」も多いですね。
我が家のどこに、あんなにたくさんのヤモリが生息しているのでしょう？

たまに、家の外で見かけたりすると、必ずのように、どのヤモリも尻尾が切れている。
たぶん、ネコたちにちょっかい出されて、それでも運よく尻尾を自切して助かったヤモリくんなんでしょうねぇ。

うん、尻尾の切れたトカゲも、最近しばしば見かけるぞ。
・・・・・・・ご迷惑、おかけしていますなぁ。




　　　　　　　　　　　昨日はトンボ・・・・・・

まぁ、なんだ・・・・・・虫も爬虫類も、たいして怖いと感じる「私」ではありませんので、あきれるだけで済んでいたのですが・・・・・・・

ある夜、とんでもネェ「おもちかえり」をしてくれたヤツがいます。

　　　　　　　ドブネズミ

もちろん、まだ子供のちいちゃなサイズです。

でも、ショック！！

いるんですね。ドブネズミ。
生息場所は・・・・・下水道なんでしょうか？

私は生物屋ですから、ネズミそのものは、怖くもなんともありません。
はい、実験用のケージで飼っている分にはね。

野生のドブネズミは怖いですよ〜！
卒論でお世話になった上野動物園で、倉庫に巣食っているドブネズミの集団を退治する一大作戦の実行時には、学徒動員（？！）で一戦士として出撃したんですが、相手の巨大さ、凶暴さに圧倒され、即座に尻尾まいて逃げ出し、なんのお役にもたちませんでした。プロの飼育係り員さんたちの背後で、ふるえながら見ていただけです。なっさけねぇ・・・・。

ハムスターや、スナネズミなど、各種のネズミ・タイプのペットはひととおり飼育しましたし、そういうのは、むしろ「かわいい」と感じるものなんですが、自分の家の近くにドブネズミが生息している・・・・という事実は、問題がまったく別ですね。

うれしくない！

その「おもちかえり」ドブネズミは、速攻（？）古新聞紙につつんで捨てました！



　　　　今日は、チョウチョと遊んでやったわ♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　迷惑・・・・・・

もうすぐ、セミの種類が変わります。
秋が来るのです。

アブラゼミの数が、減ってきました。
ツクツクボウシが登場するシーズンでしょう。

でも・・・・・・・・実は、このツクツクボウシ、セミとしては非常にすばしっこい。
たぶん、我が家のネコでは、手も足もでないことでしょう。
去年は、まるっきりダメでした。笑
でも、今年は、どうかなぁ？なにしろ、クマゼミをゲットできるだけに成長していますから。汗

別にツクツクボウシを期待していたりしないんですけれどねぇ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もどります