デッドライン


猫たちの「なわばり」争いは、見ていると、なかなか興味深いです。

我が家の2匹は、図体ばかりがでかいけれど、てんで弱っちい猫らしく、外出先でノラネコに出会っても「ふぎゃぁ〜っ!」「ミニャ〜ッ!!」と、大声を出すところまでで実力行使にはいたらず・・・・・たいてい、そそくさと逃げ帰って来るみたいです。

逃げてくる場合、出入り口は、もっぱら私の部屋の窓です。
ものすごい勢いで駆け込んできますから、部屋でのんびりしていると、マジで心臓に悪いほどビックリすることもあります。あれ・・・・・そうとう怖がって逃げてきているんだろうなぁ。

相手は、どんな猫だろう?・・・・・と、注意して観察していたところ、どうやら、今年になってから時々見かけていたクロネコさんらしいことがわかりました。
夜間の「大騒ぎ」の後、庭で見かけたのです。
おそらく、まだ若いノラネコ。
全身真っ黒で、だれかにエサをもらっているのか、わりとキレイな毛並みをしています。
でも、小さい。今年生まれかもしれません。



我が家のミヤちゃんはフラッシュで「赤目」猫になるのに
この「黒」ちゃんは「緑目」猫になるんだなぁ。笑




ある日、この「黒」さんが、私の部屋の窓のすぐ外までやって来ました。
我が家の猫2匹は、大騒ぎです。
うるさく鳴きわめきながら、網戸の向こうの「黒」さんを威嚇しまくっています。
網戸は、猫が通れるくらい開いているのですが、「黒」さんが入ろうとすることも、我が家の2匹が出て行こうとすることもありません。
ひたすら、そこをはさんで、ギャ〜ギャ〜やっているだけです。

あぁ、あの「網戸」が、彼らにとって、絶対的なラインになっているのだろうなぁ・・・と思いました。



近所迷惑
深夜(?)の攻防戦


翌日・・・・・・
「黒」さんが、またやってきました。
ギャ〜ギャ〜うるさい泣き声が始まります。

うっかり、止めようと接近すると、興奮した猫たちが、なにを血迷うのか、飼い主に攻撃をしてきます。
相手の「黒」さんには、まったく手も出さないくせに、飼い主に噛み付いてど〜するっていうんだろう・・・・・
アンポンタン。

「猫の喧嘩を止めるには、水をぶっかけるのが1番」
と、よく聞きますが、本当なんでしょうね。
接近して、興奮猫に危害を加えられるくらいなら、遠距離攻撃で水でもかけるのが有効なんですよ。
でも、自分の部屋では、水もかけられません。
あぁ〜もう・・・・・・迷惑な。


そして・・・・・
なんか、毎日のように「黒」さんが窓の近くまでやってくるようになりました。

つまり、毎日1回は、網戸をはさんでギャ〜ギャ〜大騒ぎをやらかしてくれるわけです。

なぁ・・・・・もしかして、あの「黒」さん、喧嘩しに来ている・・・・・・というより、お前たちと遊びに来ているつもりだったりしないか?
「仲良し」になる予定があるかどうかは、わからないけれど、こう毎日ギャ〜ギャ〜やりに来ているってことは・・・・・・・
「ヒマだし、あの家の猫にちょっかい出しに行ってやろ〜」
くらいの気分じゃないかと思ってしまうわけです。


真昼間にもやってくるようになりました。

「網戸」は、我が家の猫2匹にとって、最終防衛ラインであるらしいです。

そして、道路と我が家との境目にあるブロック塀を越えると・・・道路側は「黒」さんのなわばりらしい。
庭でワ〜ワ〜走りまわったあげく、「黒」さんが塀の穴から道路側に逃げ出し、もしも、それを我が家の猫が追いかけて「出た」場合は、とたんに反撃くらって引き返してくるからです。


ブロック塀と家の網戸の間にある、せまい庭の部分は・・・・・・中立地帯(?)ということになるのでしょうか?




そんなことをやっているうちに、思いがけない伏兵が登場しました。

ある夜、私の部屋に入ろうとした娘が電灯のスイッチを入れたら・・・・・・・

部屋の中に見知らぬ猫がいました

「あ、人間が入ってきた。逃げよ。」
って感じで、その猫さんは、サッサと出て行ってしまいました。

はい、「黒」さんじゃなくて、でぇっかい一人前の茶色い猫さん


こらぁ〜〜っ、我が家の猫どもぉっ!!

なにやっていたんじゃ?!
思いっ切り、縄張り内に侵入されとるじゃぁないかっ!!



どうやら、我が家の周りには、その「でかい茶色の猫」と、しじゅうやってくる「黒猫」と、さらに、たまに見かける「ちいさい茶色の猫」が複雑な「なわばり」を持っているようです。

それはいいのですが・・・・・・さすがに「家の中」の我が家猫のなわばりまで、簡単に侵入されるようじゃぁ・・・・・・・・

うちの猫たち、相当のダメねこ??


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