「ボス」の猫


今回も、どうでもいい話なのですが、コミックや軽めの娯楽小説に登場する「悪の秘密結社」の黒幕って、なぜ、猫を飼っているんでしょうねぇ。

ほら、たいてい悪の組織のボスが登場するシーンって、無意味に薄暗い会議室とかで、黒っぽい服もしくは和服を着た「ボス」が、ろくに光もささないような1番奥の席に腰掛けていませんか?
そのヒザの上には、白っぽいネコがエラそ〜に丸くなっている。
「ボス」の顔には、ぜんぜんライトをあててもらえないのに、ネコにはスポットライトがあたっていたりするんだ、これが。
でもって、やたら目立つ「指輪」をはめた「ボス」の手が、ゆっくりゆっくりとネコをなでているわけです。



悪の秘密結社の黒幕に抱かれたネコ・・・・・
じゃなくてぇっ!!

娘のヒザで丸くなっている飼い猫

・・・・・・・・・・・・

家族の顔をまるっきりフレーム外にして、ネコだけ写すってのも、どうよ・・・





物語の中では「ボス」の正体を、最初のうち秘密にしておきたい理由があったりするから、「ボス」本人は、だれだかわかりにくいように見せているのでしょうが・・・・・・それだと映像的にインパクトが少ない。
なにか、めだたせたくて、ヒザの上に「ネコ」を乗っけることを考え付いた演出家・・・・・とかが、昔いたんでしょうか?

当然、ばっちりと「きまった」シーンにしなくてはなりませんから、ヒザの上の猫は、それなりの「立派な猫」でなければなりません。
そこらへんに落ちていた、雑種じゃ、ダメなんです。
フサフサとした長毛のペルシャ猫だったり、気品あふれるシャム猫だったり、とにかく「いい猫」がすわっていなくちゃいけないわけです。
どんなにすばらしい血統書付きであっても、なぜか、こういう場合「三毛猫」は、ヒザに乗っけてもらえないみたいです。


もちろん、この写真のように、だれきって仰向けにひっくりかえっている猫じゃだいなしで、普通にヒザに丸くなっていなければなりません。


縦長にすわらせてもNGです。

「じっとおとなしく丸くなっている猫」っていうのは、案外「演技派」なのかもしれません。



でね、とっても気になっていることが1つ。

TVドラマなんかで、そういうシーンを撮影した後って・・・・・・・

やっぱり、だれかが、その「悪のボス」役の俳優さんの服なり着物にくっついた「猫の毛」を必死こいて、掃除しているんでしょうか?

ほら、うっかり猫をだくと、着ているものが猫毛だらけになっちゃうじゃありませんか。
わざわざ、黒い服を着て、ひざに猫を乗せたりしたら・・・・・悲劇そのものですよ!!




あたりまえの話ですが、私、実際の「悪の秘密結社(?!)」の黒幕に「お知り合い」はありません。たぶん・・・・。

もしも・・・・・・そういう知人があったりしたら・・・・・・・聞いてみたいですね。
本当に、猫、飼っていたりしますか・・・・・・って。
でもって、猫毛のしまつって、ご自分でなさいますか・・・・・・って。

粘着テープタイプの衣類用ころころペタペタを片手に、黒いスーツにへっついた、猫毛を掃除しまくっている「悪の組織」のボス・・・・・汗。

ダメだよ、そんなの、コメディにしかならないです。

やっぱり、そういう立場の人は、絶対に猫を飼っていちゃいけないような気がするんですがねぇ・・・・・・・・
演出家さん、そこまで考えたこと、なかったんでしょうね。


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