寄るな!大樹の陰
その日・・・「凄腕ハンターへの挑戦」というクエスト・シリーズが4つもあって、1日おきに2種ずつ配信されていることを知らなかった私は、期間限定の上の方に見慣れない題名のクエストを見つけたんですね。
「眠れる大樹」という題名であります。
ターゲットは、このところ、あっちでもこっちでも素材のために連戦しているヒプノック(変種)らしい。
この時、私とチームを組んでいて、
「行きたいクエストがあったら言ってください。」
とチャットに書き込んでくださっていたのが、猟団で最も信頼しているつおい先輩たちの1人であるお方。
ふっふっふ・・・
寄らば大樹の陰♪
この先輩といっしょなら、いくら私がビビリでも、ヒプノック一匹くらい、なんとでもしてもらえるに違いない。
我ながら、考えることが姑息ですなぁ。
で、お願いしちゃった。
「眠れる大樹という、ヒプ変種に行きたいです。」
「はい。」
・・・・・実にあっさりと出撃。
なにしろ、連日連夜ヒプノックとバトルをしておりますから、最初の出現状況はわかっているはずだったんです。
アイテム欄を「落とし穴」にして、相手が寝ているエリアに駆け込み、さぁ、まずは罠でもしかけようか・・・・・と・・・・・思いながら、ふと前方に目をやると・・・・
???????
あり?!
なんか、遠近法的に画像が間違ってたりしないか?
それとも、また、ウチのパソコン、なんか問題が発生しているんだろうか?!
私は、エリアに入った直後なんです。
で、はるか前方に半ネボケでいるはずのヒプノックが、あの映像のサイズだとするとぉ・・・・・・・
「あのっ、あの〜っ! デカいんですけれど!!??」
「大樹ですから。」
「えぇ〜〜っ?!」
参考写真:普通のサイズのヒプノックさん
とりあえず、そのへんに落とし穴をしかけまして、接近したんですが・・・・・デカすぎて視界に映るのは「脚」のみ。
なんなのよ、この絶対に間違っているサイズは?!!
なんにも知らずに、横を通りかかった娘が
「なに樹木をひっぱたいているのよ?」
と、つっこみを入れてくる。
「樹木じゃない、これ、ヒプの脚!」
「あし?」
「脚っ!!めっちゃくちゃデカいヒプだったの!!」
「まじか!」
こんだけサイズが異常だと、作戦もなんも存在しないのね。
ハンマーにできることは、真下にいって、脚をひっぱたくことしかできないんでやんの。
娘が設置されている罠に気が付いたらしく
「そのデカ・ヒプって、落とし穴に落ちるの?」
と聞いてくる。
落ちるの・・・って・・・
え〜〜っと、そういえば、ミラなんたらも、ラオさんも、落とし穴にはまる気配は無いなぁ。
あれ、古龍は罠にかかりません・・・という設定より、はまるサイズじゃありません・・・ってことだったりするんだろうか?
だとしたら、この私には脚しか見えていないデカ・ヒプの場合は・・・・?
あ、落ちた。
「落ちたねぇ。」
「うん、落ちたわ。」
「どんだけ、デカい罠かかえて行ったん?」
「知るか。」
すんません、先輩。先輩ががんばっておられた間、私たち親子、パソコンの前で漫才やっておりました。
せっかくしかけた「落とし穴」にはまってくれたヒプノックだったのですが、よし、これで頭をひっぱたきにいける?!・・・・だろうかと移動をしても、デカすぎて、まだまだ頭部が上空にあり、ハンマーなんか届きゃしねぇの。涙
普通の相手だったら
「スタンをねらって、ハンマーは極力頭を攻撃する!」
と、ビビリで腰がひけた私に、いつも適切な助言をしてくれる先輩が、今回は一言も「頭」って言わないんだもんな。
どうやったところで、届かないことがわかってるんだよ。
しょうがないから、ここはもう、堂々と脚の先っちょをひっぱたきまくるんだ、私。
イジイジイジ・・・・・
幸い、この超ビッグ・サイズ・ヒプノックは、大きさが異常であること以外は問題がなかったらしく、クエストは無事「私が一回もオチることなく」クリア。
なにやら、いままで見たことがない素材をいくつかもらって終了いたしました。
まぁ、あれだ、樹海であまりにも怪しい大樹を見かけた場合には、うかつに寄らないのが安全・・・という、笑い話みたいなクエストだったようです
成長しすぎ、大樹のヒプノックさん
2010.7.30
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