見えざる飛竜ふたたび
カプコンのゲーム「モンスターハンター」シリーズの世界にバサルモスという名前のモンスターがいます。
「見えざる飛竜」というのは、そのバサルモスと初めて出会って、討伐してくるクエストの題名なのですが・・・
初めてこのクエストにチャレンジした時、私はさんざん苦労したんですわ。
手トロのハンターだから、毎回苦労しているだろう?!・・・という突っ込みは無しってことにしていただきたいのですが・・・
毎回の苦労は承知の上で話をふるのには理由がありまして、苦労の仕方が違っていたんですね。
つまり・・・探せども探せども、肝心のモンスターがどこにも見つかんないっ!!・・・という状況になったんです。
戦ったら、相手が強かった・・・という毎度の光景(涙)とは事情が違うわけ。
なぜ、見つからないのか?
このモンスターは、普段そのへんに障害物というか背景というか、ごく自然にゴロゴロ設置されている「岩」とそっくりの姿でじっとしている性質があるヤツだったんですね。
擬態というやつですよ。
ハンターがごく近くを通りかかったり、「石ころ」「ペイントボール」なんかを投げつけたり、遠距離攻撃用の武器で撃ったりすると、地面から飛び出してきてバトルになるのですが・・・そういうことをしなければ、なにごともなく、そのエリアを通過してしまうことが可能なんです。
まぁ、討伐クエストの場合は、発見して→バトルして→勝利しなければならないわけですから、その第一段階である「発見」ができなかった私は、
「どうしよう、どうしよう。どこにもいないじゃん?!!」
大汗かいたというわけです。
例によって、本文と関係ない写真(笑)
題して:ネコの活躍
ドラドは高く売れるんだよ!
なんで、どうぶつの森の話にモンスターハンターのネタが前ふりになっているのかと言うと、今回、森に「擬態」する虫が増えたからですな。
実はすでに、DS「おいでよ どうぶつの森」に、2種類の「擬態」する虫が登場しております。
1つは、ハナカマキリ。
白い色の花を植えておくと、その花びらに擬態して、獲物の虫を待っている・・・という白い知能派「ハナカマキリ」が出ることがあります。わりと数が少なめですね。
これは、実際にいる「ハナビラカマキリ」の仲間であると思われます。
攻撃のための擬態というやつ。
もう1つは、ナナフシ。
木の小枝の上でじっとしていれば、姿かたちが枝に見えてしまう・・・という細長い虫です。
こっちは、捕食者の目から逃れるための擬態なのでしょう。
どうぶつの森の場合、出現場所は、木の幹ということになっていますので、本来の擬態は実感できません。しかし、細長い虫が木の幹に張り付いているので、セミやカブトムシと比較して、見落としがちであるようです。
探すつもりでないと見落としてしまうナナフシ
ここに、Wiiの森では「コノハムシ」が加わったんですね。
じっと動かないでいれば、木の葉っぱそっくり!という、有名どころの参入です。
この話を聞いた時、
「なに、コノハムシが出る?まかせなさい!私は虫屋だ!!」
と、大きく出て、夏の出現シーズンを待っていたのですが・・・・・
見つからない。
コノハムシは、7月になると出現することになっているのですが、10日ほど経過しても、まったく見かけることができなかったんです。
7月に出現するようになる夏の虫は、かなりの種類におよぶのですが、そのほぼ全部をゲットもしくは見かけている(オニヤンマ、タランチュラのゲットが遅れていたということです)にもかかわらず、コノハムシだけが発見できません。
ゲットすることが難しいというのならともかく、見てもいないというのはどういうこと?
虫屋のプライドがへしゃけるんですね。
やむなく攻略本をひっくりかえすのですが・・・出現場所は「地面」とあります。
つまり、バッタやキリギリス、秋のコオロギなどのように、地上で発見できる虫ということです。
特別の作業・・・たとえば、ハチのように樹木をゆすって、虫を落下させ、それを網でゲットする・・・という手間隙かかる行動をしなければならない相手ではないらしいんだ。
よほど出現率が低い相手なのか?
・・・・・・・う〜ん、この点は微妙だったんです。
レア度がA、B、Cの3段階に区別されている攻略本では、真ん中のBと表示されていたんですよ。
単純に考えると、ヤシの木に出現するコーカサス、ヘラクレスなどの甲虫より、見つかりやすいことになっております。
でも、出現場所が「ヤシの木」と決まっている相手と、村の地面のどこかに出る相手では、さがしやすさが違っております。
もしかして、7月にはほとんど出会うことができなくても、8月になれば出現数が増える・・・とかってことだろうか?
プライドをぶっつぶされて、頭かかえながらさがしまくったのですが・・・でませんなぁ。
出ていたかもしれないのですが、見つかりません。
採集難易度高めのサソリ
先手必勝で発見できるかどうかがカギ!
出現場所の運も重要かも?
そんなある日、我が村のサクランボ果樹園(笑)あたりをのほほんと歩いておりましたら、拾い忘れの「はっぱ」が落ちているように見えたんです。
ほら、村の木をゆすると、1日にどれか2本の木から家具の「はっぱ」が落下してくることになっていますよね、あれみたいなものが見えた気がした。
あれ?ゆすった記憶が無いのに、なんだろう・・・と、近づいたら・・・いきなり足元を虫が走った!!
あ〜〜っ!!、コノハムシ!!!
慌てて虫網をかまえたのですが、場所が悪くて、虫は、すぐ近くにある大池にボチャンと落ちてしまったんですね。
しまったぁ〜〜っ!!
そういうことだったのか。
普通に地面をコノハムシがうろうろ歩いているわけじゃなかったんだ。
敵は地上で動かず、じっとしていた!
これは・・・・・気づかずに見逃していた可能性が高い!!
くっそぉ〜、やられたゼ。
敵は、見えざる飛竜だったんだ。
よし、ネタがわかった以上、探し方を変えればゲットできるに違いない!!
今回オオクワガタのゲット時セリフの「うぉぉぉぉ!!」は・・・ ↓の写真
はっぱ、はっぱ、どこかに「はっぱ」みたいな物は落ちていないか?
熱心にさがしたのですけれどねぇ・・・・・・
相変わらず、発見できないんだわ。ど〜ゆ〜ことぉ〜っ?!
オウゴンオニクワガタに負ける?!!
・・・・・・・ちょっぴり悲しい日本人
私の村、樹木や花の本数が大変多くて、この種の探し物がやりにくいことは認めるのですが・・・さすがに7月下旬になっても、2回目の出会いが発生しないと、不安になるんですね。
でも、虫屋としては、あきらめるわけにいきません。
もうね、半分意地になってますわ。
その日・・・・・
懲りずに虫網をかついで歩きまわっておりましたら、前方川面に大きめの魚影が見えたんです。
すぐそばが大池だったものですから、これはもうね、雷魚に違いないと思ったわけだ。
雷魚なら、わりと簡単に釣ることができるし、高値で引き取ってもらえます。
おし、釣ったろうじゃないか!
装備を釣竿にチェンジしまして、そろっと接近。
目は、川の雷魚しか見ちゃいない。
さぁ、釣竿を振ろうか・・・と思った瞬間、足元を虫が走った!!
えっ、何っ・・・・・・あ〜〜〜っ、コノハムシ!!!
すぐそこが川なんです。
また、落下したら、おしまい。
頭も、手先もパニックおこしまして、オタオタばたばた・・・・・
悪戦苦闘のすえ、ようやくコノハムシは虫網におさまってくれたのでありました。
やぁった〜っ!博物館に行こう!!
伊賀の影丸とか、風のフジ丸とかを知っている世代には
懐かしい「木の葉がくれ」
昨今の忍者物コミックにも登場するのかなぁ?
ゲットできて、とってもうれしいのですが・・・・・・
ちょっと不安になってきたんですよ。
今回、私は川の魚影ばかりに気をとられていて、ろくに周囲を見ていなかった・・・ことは事実なんですが・・・近くに、「はっぱ」が落ちていたという映像認識がまったく記憶にありません。
本当に、コノハムシは「はっぱ」に擬態しているのでしょうか?
それとも、単にヤツが緑の地面の上でじっとしている姿が「はっぱ」のように思えただけだったのでしょうか?
ちなみにコノハムシを博物館に寄贈して、夜に見学に行くと・・・緑色の地面の上で動かずにじっとしているコノハムシは、芝生の緑にとけこんでおりまして、たいへん居場所がわかりにくいです。
昼間は、同じ位置でもぞもぞと動いておりますので、それなりに発見できるんですけれどね。
う〜む、我が家には、プレイヤー・キャラクターが合計4名いますので、少なくとも後3回は、コノハムシを発見してゲットしたいことになります。
でも・・・・・・・・。
なんか、もう1度「見えざる飛竜」を発見できるのかどうか・・・自信が無くなってきちゃったんだな。
あんなにみごとに「緑」にとけこんだ相手を、村のどこかからか発見する作業というのは、えらいこっちゃ!!って感じなんです。
これが、モンスターハンターのバサルモスならば、最初こそ発見できずに大汗をかいたものの、慣れてくると、
「あ、まぁた同じ場所で岩に化けてるぜ。笑」
という具合に、簡単に発見できるようになったんですけれどねぇ・・・・・
虫屋を自称する以上、もっと目を訓練しろってことですか?
けっこう広い村のどこかで、
じ〜っとしている この虫が見分けられますか?
追記:
これが、どうぶつの森の「見えざる飛竜」?! コノハムシの擬態シーンです。
もうねぇ、そのまんま「落ちている家具」状態に化けているものだったんですね。
でも、ネタがわかってしまうと、ぜんぜん覚えのない家具が地面に落ちていたら・・・・・・目立ちまくりということになりそうです。
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