ショートミステリー集


DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ



DS西村京太郎サスペンスには、3編からなる本編の推理ドラマの他に、独立したショートミステリー集があります。
本編とショートミステリー集は、最初の
「どのセーブ・データで遊びますか?」
でセーブ・データ(3本の記録が保存可能)を選んだ後、どちらを遊ぶのか選択することになっています。

(先にセーブ・データを選択するのは、今ある問題をクリアしたり、本編が進んだりすると、そのデータを使用しているプレイヤーのショートミステリー集に追加問題が出現することになっているからですね。)




このショートミステリー集をプレイする場合、行き先は、West Village

West(西) Village(村)・・・・・・・・・まぁ、笑えってことで。




問題を選択するたびに、1つづつ表示される名言(?)

最初、この矢島喜八郎氏というのは、どこの哲学者か
それとも犯罪研究家か・・・と思ったのですが
なんのことはない、
西村京太郎氏の本名だったんですね。笑




このショートミステリー集は、出現している問題であれば、何問目からチャレンジしてもかまわないのですが、クリア状況に応じて、「現在のあなたの推理力」がどのくらいなのか評価されることになっています。
お遊びですから、目くじらたてるほどのことじゃないんですが、このランクが上がっていくと、やっぱり、なんとなくうれしい。

どんなふうになっているか・・・というと、最初に挑戦するときには、「一般人レベルです」と表示されているんですね。
スタート直後には、問題数が少なく、問題の難易度(5段階あります)も一番簡単なものが並んでいます。
文字通り、5分もあれば、問題を読んで答えが出せてしまう程度の推理問題ですね。

(ここで、つまってしまうようでは、このゲーム・ソフト、自分にはむいておりませんから、あきらめて別のゲームに切り替えた方が楽しめそうです。)

で、ちょいちょいっとクリアしていくと、「探偵助手レベル」にしてもらえる。
やがて、助手から探偵そのものになるのですが、探偵にもいろいろあるわけですね。
「熟練探偵レベル」と言われるころには、問題もちょっぴり意地悪になっていたりします。




このWest Villageの問題数は、最大50問。
いろんなタイプの推理問題が入っています。

一番普通の問題は、「問題文」の中の矛盾点を発見して、犯人のウソを指摘しましょう・・・というタイプですね。
「問題文」を読んで、「この部分が変だ」と指摘する場合と、画面のイラストにタッチペンで印をつけて、「ここが問題の場所です」と示す場合などがあります。

この他のタイプとしては・・・問題文に書いてある内容に合うように、ターゲットとなる人物がマップ上の道路を、どういう順序で歩いたのか、タッチペンで道順をたどってみましょう・・・という謎。

電車などを乗り継いで、時間内に目的地に到達しましょう・・・という、いかにも西村京太郎の推理問題!・・・というものもあります。
(時刻表も用意されておりますが、DSゲームは便利でして、タッチペンで駅名をさわると、到達時刻がポンと表示されるしくみになっていて、ものすごく確認しやすかったりします。こんなシステムの全国版があったら、時刻表トリックをあばく探偵役はとっても楽だろうになぁ・・・と思ったりして)

ミニパズルを解こう・・・という問題もありまして、実は私が解けずに困ってしまうのは、たいていパズルだったりするんだな。(パズル好きだけれど、上手いわけじゃないんだ) 苦笑




ひっかかって苦労したパズル問題の例

右側の奇妙な形のワクに
6つの決められた形のコマをピッタリはめ込んでください・・・というもの

はめるコマは、縦横2つづつの正方形、横一列コマ4つの棒

○○○と3つ並んだコマの右端の上に1コマくっついているもの
同じく、真ん中の上に1コマくっついているもの
同じく、左端の上に1コマくっついているもの
コマ4つでZ型になっているもの(上下2つ、上の左、下の右ですね)

以上6種。コマそのものは、自由に回転ができます。

     
うん、私テトリス・・・へただからなぁ・・




West Villageに登場する探偵役(犯人役)は、かなり遊び要素のある名前がついている場合もありまして、江戸時代が舞台と思われる問題に登場する岡っ引の「親分」と「ハチ」というのは、やっぱし銭形平次が元ネタですかね?

銭形平次:
神田明神下の岡っ引、平次親分と、下っぴきの八五郎(通称ガラッ八)が活躍する捕物控シリーズ。
物語のクライマックスで下手人めがけて投げられる寛永通宝の「投げ銭」シーンが有名。
この百発百中の「投げ銭」は、もしも平次が現代に生きていたら
ぜひプロ野球界で活躍してもらいたいところだったりする。
作者は野村胡堂氏。


アメリカが舞台と思われる問題に登場する探偵役の警察官の名前は、ウィル・ターナーさん。
なんか、どこかの海賊映画に出てきた登場人物が連想されちゃって苦笑ものだったんですが、もしかしたら、山村美紗氏の多くの推理小説に登場する名探偵キャサリン・ターナーさんを意識したネーミングだったのかもしれません。
(DSサスペンスとして、半年後に同じくTECMOから、DS山村美紗サスペンスが発売されております。西村氏と山村氏は家族ぐるみの親交があったことでも有名)


私が気に入っている探偵役は、事件問題のたびに運悪くトイレをがまんしながら謎解きをすることになってしまう関西弁丸出しの刑事さんだったりします。
そのせっぱつまった様子は笑うしかないのですが、笑いながらも、この推理問題だけは一刻も早く謎解きを成功させてあげなくては・・・と思ってしまうから、さらに笑える。
   (無事に謎解きに成功しても、トイレ問題が大丈夫だったという保証はなかったりするんだ。)
思えば警察官という職業、トイレをがまんしながら勤務という状況は、実際にありそうです。
この種のがまんはねぇ・・・健康問題面でもたいへんそうだなぁ。





さて、いよいよクリア数も増えて、着手していない問題にも先が見えてくるのですが、まだ未解決の問題が残っているのに、

現在のあなたの推理力は、有名探偵レベル


という評価が出てしまうんですね。
有名探偵と言われれば、気分いいですよ。
でもね・・・・・・・そうなると気になるじゃありませんか。
まだ、未解決の問題があるんです。
これ、全部クリアできたら、いったいどういう評価が出てくるんでしょう?

伝説の名探偵レベル・・・とか?

    ベタだな。

めちゃくちゃ気になりだしまして、どうしてもその結果が知りたくなる。
最後まで解かせるための製作スタッフ戦術なんですか?


残っている問題をクリアして結果を見たいのですが・・・流石にそこまで来ると、ひねくれた(苦笑)問題ばかりですな。
5分で解決なぁんてわけにはいきません。

騙されないように注意しながら問題文を読み、途中でひらめけばしめたもの。でも、最後まで読んでも矛盾点に気がつかなかったりすると、最初から全部読み直しですよ。

すったもんだしながらも、49問クリアしまして、最後の問題だっ!・・・と50番目をクリックしたら・・・パズル系の問題でした。
ここまでで、すでに、おなじみになっている「爆弾魔の女性:ブリジット」から送られてきた謎。
オセロ・ゲームの要領で、黒のコマを全部白にひっくり返しなさい・・・という問題です。
あたえられた白のコマは6個。
黒を打ってくる相手はいませんから、一方的に白がはさんでいけばいいというルールです。




縦、横、斜めどの方向でもいいので、
間に連続した黒のコマが1つ以上あるような形で
両端が白のコマになる・・・という位置に白を置くことができます。
白ではさめば間の黒は白に変化します。 


これが解けなくてねぇっ!!

そもそも、オセロ・ゲーム弱いんですよ。
オセロに限らず、手の先読みをすることが大事なゲームは、すべからく、ヘタくそ。
つまり、目先のことしか見えていねぇ無計画ゲーマーだな。   涙

目先のことだけでもきっちり見えていればまだまし・・・という説もあるが、それも怪しいってか?

時間的に眠かった(←これがよけいにいけなかった?)んですが、引けないんですよ。
翌日にすればいいだけのことなのに・・・ウンウンがんばってしまいまして・・・

ようやく、6手で全部ひっくり返すことに成功!

最後にもらった評価は・・・




あぁ、そうきたか 納得 笑



ようやく安心して眠ることができました。

はい、当然、翌朝はめざまし時計が「親のカタキ!」状態だったというオチですな。




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テトリスタイプの問題の解答例




オセロタイプの解答

1:最下段 左から4つめ
2:下から2段目 左から2つめ
3:上から4段目の左端
4:上から5段目 右から3つめ
5:上から2段目 左から4つめ
6:上から2段目 右端




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