とりあえず地球救出   その1


ぼくらはカセキホリダー



いろんな時代の化石が多数出土する島が舞台のRPGですね。

そこでは、発掘した化石をクリーニング(道具をつかって、じゃまな石なんかをとりのぞき、化石そのものを取り出す作業です)し、さらに、再生してしまうという超技術が確立しております。

再生された生物(主に、中生代に生息していた恐竜さんたちですな)は、持ち主にたいして、きわめて従順。スポーツ感覚のバトルで対戦させることができることになっています。
強い再生生物のチームを持ち、バトルに勝ち進めるようになれば、その持ち主のランクも高くなる・・・という、まぁ、ありがちなパターンです。

こういう化石発掘と対戦バトルをする人たちは、化石ホリダーと呼ばれているのですが、その頂点をめざそうとして、島にやってきた少年がおりました。
あれですよ、ポケモンマスターになることを夢みて、冒険の旅にでたサトシ君みたいなもんだ。

これが、本作品の主人公、名前をなおすけ君と申します。

・・・・・・・・・・・。
たまには、RPGの主人公の名前、ちったぁ、違うものつけたらどうなの?・・・・・・・・と言われそうだなぁ。





対戦シーンで使用される2画面表示

バトルに投入できるコマは、最大3体
あらかじめ、相手の持ちコマは表示されます。

手持ちにできるコマは最大5体
ここから、バトル用の3体を選択することになります。




結構、微妙なゲームでして・・・・・・・



たぶん、メーカーさんがターゲットと考えている年齢は、小学生くらいの少年でしょう。
(別に、恐竜や対戦バトルが好きであれば、女の子がプレイしても、まったく問題ありません。)

ですから、物語の内容は、きわめてシンプルです。
話の流れは、ハッキリしていますし、次にどこでなにをすればいいのか、迷うような難問はないでしょう。
登場人物も、わかりやすい性格の人たちというか、敵役、味方役、判断つけやすいです。

じゃぁ、単純すぎてつまんない「」なのか・・・というと、あちこちに、大人でも
「ここんところ、いったいどういう設定になっているんだろう?」
と、気になってならない謎の部分がありまして、ラストバトル直前で行われる大々的謎解き場面(?)は、なかなか圧巻だったりするんですね。

シナリオ面では、かなり高い点数をつけたくなるゲームなんですよ。
   (あくまでも、少年むけフィクションとしてですが)

ただ、いくつか足をひっぱる部分がありまして、それで私にとっては「微妙なゲーム」になっております。




どのへんが、気になるのかというと、まずは、登場人物、恐竜さんたちのイラスト設定が私の趣味に合っていなかったこと。

これは、しかたがありませんよね。
イラストの好みは人それぞれなんですから。でも、RPGはン十時間もプレイすることになりますから、趣味に合わない画像とつきあうのって、実は結構ツラいものがあったりするんですよ。苦笑

かなりクセの強いイラストなので、もしかするとプレイヤーごとに好みがハッキリわかれてしまうものなのかもしれません。



最後の敵・・・というか、恐怖の宇宙生命体ガジガ〜ジというのは
こぉんなイラストだったりする。汗

この体内で、人類だけでなく地球の存亡をかけたラストバトルが・・・あうう・・・




左3体が自軍

補助位置に配置されたトロオドンとコンピーはレベル12(最大)
ここに、この2体がいれば、攻撃位置はたぶんだれでも勝利できるんでないかい?

一応この画面で攻撃位置にいるのは、ステゴザウルス、レベル12

つうか、これ以外の配置で、勝てるのか?このラスト・バトル?!
ほら、私、ヘタレだから・・・



化石をクリーニングする画面は、とってもリアルっぽくて、好感度が高いのですが、それ以外の場面とのギャップが、かなりつらかったです。
途中で、いいかげん慣れましたけれどねぇ。




次に気になったのは、年がら年中、素寒貧のサイフ問題ですな。


このゲームでは、一般人・化石ホリダーたちとの対戦バトルが頻繁に発生するのですが、これは、善悪関係じゃなくて、ポケモン・トレーナーどうしが対戦バトルをするのと同じような考え方になっております。
「いま、あなたが発掘した化石、私もねらっていたのよ。それをかけてバトルしない?」
・・・・・ってな感じで発掘場では、しじゅうバトルがあります。
勝利すれば、発掘した化石は自分のものになり、負ければ、相手にもっていかれてしまいます。
   (全部の発掘化石にバトルがからむわけではありません。)
バトルに勝利しても、この世界のお金はいっさい入手できないんですね。

じゃぁ、どうやって、少年である主人公はお金を得るのか?
実は、発掘した化石の中には、換金専用アイテムが含まれているのです。
これが、「宝石」。
真珠、エメラルド、サファイア、ダイヤなどに該当するような、この世界の「宝石」が入っている化石を発掘できると、ほぼ100%、他のホリダーとのバトルが発生します。
バトルに勝利して、化石を自分の物にすることが第一。

次に、それを上手にクリーニングして、お店に売りに行きます。
クリーニングがうまくいかないと、高い値段でひきとってもらうことができません。
クリーニング・テクニックをみがくことはたいせつなんですな。
   (まぁ、宝石は、最も簡単にクリーニングできることになっているんですが。)

一番安価なのが、500円分になる小さな真珠です。
最初は、これくらいしか発掘できません。
でも、それ以外だと、発掘場で拾うことができる60円程度の小銭しか、現金収入のない世界なんです。


ところが、発掘〜クリーニングを有利にするための専用道具改造アイテムを入手するために必要とされる金額は、何種類もあって、それぞれ、ン千円〜2万5000円くらいになってしまう。

ほしいものは、山ほどあるんですが、なかなか手が出ない。
もう、イライラっす。悲しいものですぜ。笑

やむなく、宝石ほしさに、挑戦されたバトルは必ず受けてたつ!・・・のですが、このバトルがかなり時間かかってねぇ。
何度も繰り返していると、うっとおしくなってくるんですよ。
もうちょっと、テンポよく進められるようになっていれば良かったんですが・・・
改善の余地有りですね。



バトル・システムそのものは、かなりのすぐれものなんです。
気になるのは、始終発生するバトルのせいで、話のすすみ具合が遅れてしまうという問題の方かと思います。
(正直、お金がいらなくなってきてからは、一般ホリダーとのバトルは、いっさい回避しちゃっていますから、私。だって、バトルしていたら、話がちっとも先に進まないんだもん。)





持ちコマである恐竜たちには、「火」「土」「風」「水」の4つの属性と、無属性、合計5つのタイプがあり、たがいに強弱関係が存在しております。

コマを配置する場所は、主として攻撃にあたる場所が1つと、補助位置が2つ(一応、そこからの攻撃も可能)。
コマを配置した場所によっては、恐竜がもっている特性がバトルの場に影響する場合があります。

なんらかの行動をさせるためには、ポイントが必要となり、自軍のターンになるたびに規定数が補充されることになっています。
したがって、ポイント以上の大技を使用したければ、1ターン見送ってポイントをためる・・・という戦略行動も有り。
自軍のコマがたおされると、直後に規定のポイントが与えられますので、それを利用して一発逆転!・・・という可能性もあります。
逆に、うっかり敵をたおしてしまうと、直後に相手から大技炸裂!・・・ということもあるわけです。

回復用アイテムというものは、存在しません。
状態変化の回復は、安全位置みたいな場所にコマを移動させれば、毒などを解除することができます。
ただし、移動させると、そのターンと次のターンは行動不能扱いになります。
HPに該当するLPは、一部の恐竜の技に「回復技」が存在しているものの、ほぼ、実用的ではありません。
つまり、ダメージくらったら回復できないと考えて行動するのが基本になります。

特殊な3体をそろえることによって発動可能になるチーム技なんかもあったりします。

などなど・・・・・これ、もし極めようとしたら、そうとう楽しめるバトルであるのは、間違いなさそうです。




シナリオ上で入手することになる伝説の恐竜
その名はドッカンティラノ

・・・・・・・・・・・。

この手の奇妙なネーミングも、私にはかなりつらかった。汗



フタバスズキリュウは「フタスズ」だし
フクイラプトルは「フクラプ」、ほとんど判じ物だよ
アーケロンが「アーロン」
アロザウルスが「アロン」、わかりづらいって

名前には5文字利用できるんだから、アーケロンはアーケロンにしておけよ!大笑




発掘によって入手できる恐竜さんは、全部で100種類。
(エンディングを見ないと入手できないものも有る)
(実は、100種以外の持ちコマを入手することも可)

この中には、正確には恐竜ではないものも含まれております。
化石を再生しているわけですからね。

著名大型肉食恐竜、草食恐竜はほぼ総出演
映画ジュラシックパークなどで、いっぺんに有名になった中・小型恐竜も出ます。
プレシオサウルスなどの蛇頚竜、各種魚竜、
プテラノドンなどの翼手竜、シソチョウもいます。
さらに、新生代以降の化石生物もエンディング後に登場いたします。

解説欄では、正式名称が表示されますが、
通常時の「名前」表示は、全部ちょっぴり怪しげなことになっているんだよね。

正式名を省略して、最後に「ン」をつけておく・・・・・とかさ。

こういうのを、気にするのって、私だけかなぁ。




長くなっちゃったので、その2につづきます。

もどります



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