どうせならネタに・・・



雪山のクエストで気持ち悪さに圧倒され、その後、体色が赤くなっても、やっぱし気持ち悪さはおんなじで・・・プレイヤーがよけいなダメージをくらっているとしか思えないフルフル

このままだと、なんか悔しいので、どうせならネタにして笑ってやろう・・・と思ってみたりする。



いや、つまりネ、気持ち悪い!!・・・と言いながらも、根が生物屋だもんで、見覚えがあるんだわ、あれ。

こう言うと、
「映画のエイリアンに出てくるチェスト・バスターだろう?」
と指摘されるのが普通なんですが・・・

生物屋というヤツは、そのエイリアンの元ネタは、こいつだろう・・・と、よけいな知識を持っていたりするんだわ。


エイリアンの元ネタ:
なんでも、スイスの幻想画家H.R.ギーガーの作品から
デザインが考えられた・・・というのが定説らしい。
つまり、私が考えている元ネタ説は、ただの笑話ですな。



あんな奇妙な姿をしている生き物が現存しているのか?・・・というと、部分的な話なら、わりといたりするんだ、これが。

たとえば、メジャーなところでは、フルフルの口の部分なんか、ヤツメウナギやヌタウナギのような無顎類(円口類)の口を連想する人は多いんじゃないかな?


でも、もっと似ているとなると、やっぱしこれしかないよ・・・という生き物が有明海に住んでいたりするんです。

それは、なにか?


ワラスボっていう、ハゼの一種なんですね。



ハゼの仲間と言っても、私の感覚では、ちっともハゼじゃないんだ。

有明海は、我が家から、あまりにも遠いので(笑)、ちょっと行って写真を撮ってくるというわけにいきませんでして・・・
どこかに、わかりやすい写真とかイラストとかがないかな・・・と思ったのですが、こういう場合、うっかり生物関係の図鑑を探すより確実な本があったりする。

載っているに違いない・・・と、本箱から引っ張り出したのは・・・



この本ですね。

早川いくを著 「へんな いきもの」
バジリコ株式会社 2004年発行



生物界には、人間の目から「奇妙な姿」にしか見えない生物がいっぱいいまして、それらをかたっぱしから大小とりまぜて紹介している面白い本なんですよ。
やはり、海産生物に「奇妙」な姿は多いみたいですね。
もちろん、その姿に進化してきたんですから、ちゃんと意味があったに違いないんですが・・・
「どんな意味だよっ」って、つっこみが入れたくてしかたありません。


この本の64ページに、ワラスボが紹介されているんです。

タイトルは、エイリアンの干物 ワラスボ


エイリアンの干物:
この珍魚、地元では干物にして普通に売られているらしいんですよ。
ビールのつまみに最高であるとか・・・汗
う・・・美味いんだろうか?!


イラストレーターは寺西晃さんなのですが、勝手にそのワラスボのイラストに落書きで手(翼付き)足と尻尾の先のロート状の部分をくっつけてしまうと・・・




ほら、フルフルっぽい


寺西晃さん、ごめんなさい、ごめんなさい!



相変わらず、ど〜しようもなく落書きがヘタだと、つっこみを入れない!



えぇ、このワラスボさん、稚魚の間は目が見えるのですが、だんだん退化してしまって、やがて盲目になってしまうのだそうです。
するってぇと、フルフルベビィは、目が見えているんでしょうかねぇ?

大きさは、30cmくらいだそうです。


こいつが、なんかの間違いで、巨大化して、ダンジョンの天井に張り付いたりするようになると、フルフルになったり・・・するわきゃないか?



とりあえず、有明海方面を旅するチャンスがあったら、ぜひ、この「干物」というやつを探してみたいと思っているところだったりします。




もどります



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送