狩猟音楽集 DISC 1−28 足跡3つ
我が家には、ゲーム関係のサントラ・・・というか、音楽CDがた〜くさんあります。
世の中には、いろんな分野の音楽CDがあるはずなのですが、一般家庭であるにもかかわらず、家にある音楽CDの中に占めるゲーム関係音楽CDの割合がこんなに高い家は・・・あんましないかもしれない。
私の家には流行歌がいっぱいよ・・・とか、クラシックがほとんどね・・・などという場合と違って、なぁんとなく、よそで話題にしにくいと感じるのは・・・なぜなのかなぁ。
(間違いなく、おたくだって言われそうだからだな、うん。)
以前住んでいた家の近所に、アニメやゲーム音楽に力を入れているCD・DVD販売店があって、入手しやすかったことが一番の理由だったのかもしれませんが、今住んでいる場所の近くには、そういうお店がありません。
ハマったゲームの音楽CDがほしくても、ゲットしにくくなって、ちょっぴり欲求不満だったりします。
(ほしければ、通信販売にたよることになるのかなぁ。)
今回、ゲームそのものは、ちっとも先に進んで行かないのですが、モンハン関係の音楽CDはフェスタ (2008年5月10日) の販売コーナーで2種類見つけてきてあるんです。
その名も「モンスターハンター 狩猟音楽集」。
3周年記念ベストトラックであるそうです。
その1が、CPCA−10181〜2
II〜咆哮の章〜が、CPCA−10195〜6
私はPSPの2nd Gしかプレイしていないので、知らない曲の方が多いことになるのですが、モンハンのディレクターさんとか、音楽担当のスタッフさんとかから寄せられたライナーノートの文章を読んでいると、これが楽しくてネェ。製作裏話とか書いてあるでしょ?
中でも、興味があったのは、アイルーの声についてだったんです。
あれ、実在する猫さんの声が使われているんだとか。
完全合成音とかじゃなかったんですね。
なんでも、サウンドデザイナーMomora氏の飼い猫(シャム♂)の泣き声が使われているものだそうで、これについて、その「出会い」の様子などが解説されていたりする。
いやぁ、ずいぶんとドスの効いた声で鳴く猫さんであることです。
Momora氏は、当然仕事分のお給料をもらっているわけですが、じゃぁ、飼い猫君の出演料はどうなっているのか・・・というと・・・
「ギャラは高級猫缶ということで、辻本プロデューサーよろしく!」
と書かれていたりする。
さらに、後日談がありまして、音楽集IIの方で、メーカーの女性スタッフ一同から、猫君あてに、バレンタインデーに高級猫缶が送られたことが報告されていたりします。
(↑サウンドデザイナー黒岩理加氏のライナーにて紹介)
なんつうか、大笑いですわ。
さて、このCDなのですが、収録されているタイトル名に、謎のマークがあったりするんですよ。
DISC 1の1番から27番までは、普通のタイトルが書かれているのですが、28番(DISC 1の最後)には、猫の足跡と思しきものが3つ、ペタペタペタっと並んでいるんですね。
めちゃくちゃ目立つ!
だれもが最初に目を向ける謎のタイトル部分
最初、何かと思いまして・・・1〜27を無視してすっとばし、最後の28を聞いてみたんですよ。
そうしたら・・・・・・
まずは、どっかで聞いたような猫の声。
おなじみ、アイルーの泣き声ですな。
どうやら、録音を待つミュージシャン(猫)が音合わせでもしているシーンなんでしょうか?
で、さぁ、いってみようかっ?と、ドラマーのスティックがカチカチと打ち鳴らされて・・・スタートしたメロディーは・・・・・・・
おい、これって、モンハンじゃねぇよ。
モンハン・シリーズ全部の音楽を知っているわけでもないのに、なんで「モンハンじゃない」とわかるのか・・・といいますと、話は簡単です。
別のゲームで聞いたことがあるメロディだったからですな。
これって Devil May Cry シリーズじゃん?!
同じCAPCOMのゲームなので、音楽を担当するスタッフさんにも共通する方が多数いらっしゃるのでしょう。
ちなみにアイルーの声優猫さんの飼い主であるMomora氏の紹介欄には
代表作の1つとして、デビル メイ クライ3があげられています。
28番のメロディは、かなり猫専用(?)アレンジがなされていますので、音痴の私には、細かいことまではわからないのですが、少なくともDevil May Cryシリーズの音楽CDで、「Lock & Load Original」*と「Devils Never Cry」**と紹介されている曲が利用されているところまでは聞き取ることができました。
*Lock & Load Original
Devil May Cry の汎用戦闘2の曲
**Devils Never Cry
Devil May Cry 3の曲 歌詞付き
このメロディのあっち、こっちで、アイルーが鳴くわけですよ。
さらに最後の部分では、Devils Never Cryの女性ソロの歌声にあわせて、猫が歌ってしまう!
bless me with the
leaf off of the tree
on it i`ll see
the
freedom rain
praise to my father
bless by the water
black night,
dark sky
the devils cry
いくらなんでも、猫が英語で歌を歌う・・・わけはないんで、その音程で鳴いた「声」を、おたまじゃくしどおりにならべていって、猫語のメロディを作りあげているんですね。
これって、ものすごくたいへんな作業ですよね。
まず、猫の鳴き声をかたっぱしから録音して、音程ごとに分けておくでしょ?
同じ音程でも、長めにないている声も必要だし、短めの声も必要なんでしょうね。
こいつが、ドのシャープで、おい、ファはどこにあるんだ?・・・ってなものかな?
モンスターハンターの音楽集でありますから、この28番というのは、音楽スタッフさんたちの「おまけ」の「お遊び」の部分ということになります。
でも・・・・・・もしかして、この音楽集を作成する過程で、一番力が入っているのって、28番だったりしませんかねぇ?
今回参考にしたDMCの音楽CD
「Devil May Cry Dangerous Hits」
CPCA−10172〜73
DMCファンにおすすめしたい1品です
もし、狩猟音楽集のCDを聴く機会がありましたら、1〜27は後回しでいいので、ぜひ、28番をお楽しみ下さい。
あ、音楽集IIのDisc2−17にも、猫の足跡4つペタペタがありまして、雇い主さん(女性ハンター)とオトモ・アイルーの戦闘シーン再現録音(?!)が聴けたりします。
大力作であります。
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