プリンプリンセスのこと



うっかりYahooなんかで「プリンプリンセス」と入力し、検索したりすると、お菓子の名前がゾロゾロひっかかったりするのですが・・・・・・・

ファイナルファンタジーIVに登場するモンスターの話です。




この「親父ギャグかよ?」と言われそうな名前(注↓)のついているモンスター、最近では別のゲームにもゲスト出演をして、有名になってきているのですが、スーパーファミコン時代のファイナルファンタジーIVでは、隠しモンスター的なものでした。

注:プリンプリンセス
もしかしたら、NHKの人形劇「プリンプリン物語」あたりが元ネタだったのかもしれませんね。
この人形劇のヒロインは、プリンセス・プリンプリンというお名前でした。
1979〜1982年放映。後年、再度放映されたことがあります。



なにしろ、普通にプレイしていても、最初から最後まで、どこにも出てこないモンスターなんですよ。
歩いていても、絶対に出くわさないんですね。
ですから、そんなモンスターが存在していることを、まったく知らないで終わってしまうプレイヤーさんは、いっぱいいました。

じゃぁ、どうやったら出てくるのか・・・・・と言いますと、わざわざ特別の作業をして、呼び出すわけです。



FFIVのアイテムに「アラーム」というものがありまして、移動中に「使う」ことができます。
使うと、その攻略場所のモンスターが呼び出されて、バトルになるというもの。

こんなもの、なんに使うんじゃい、迷惑な・・・・・
入手した時には、たいてい完全に無視されるのですが・・・・・

これを、特別の場所で使うと、その時だけ「プリンプリンセス」が出てくる限定マップというものがあったんですよ。


その場所というのが、ここ。



これだけで場所がわかるようなら、実にたいしたものですが(笑)、俗に言うラストダンジョン(月の地下渓谷)内部にあります。

シナリオ上、最後のセーブポイントがあるマップ(地下7階)の2つ手前、いくつか出入り口がポコポコしているマップ(地下5階)で、小部屋に1つだけ宝箱があるという場所(一番下の段の右側入り口)で、アラームを使うと・・・・・

ピンク色をしたプリンが出現することになっております。


スーパーファミコン版、プレイステーション版なんかだと、これが6体くらい輪を描くように出現して、いきなり「うた」を歌いだすんですね。

のんきに笑っている場合じゃないんですよ。
それまでの戦闘ミュージックが、チョコボのテーマソングなんかに変化しまして、とたんに、味方チーム全員にバーサクがかかる・・・・・という、困った歌なんです。

バーサク状態になると、プレイヤーのコマンド入力が不可能になってしまいます。
5人そろって、ひたすら武器攻撃をしまくるという状態。

幸い、プリン族ではありますが、他のプリンと違って、武器攻撃でちゃんとダメージがとれる相手にはなっております。
でも・・・HPが高い。
相手の攻撃力が強い。
味方の回復行動ができない。
属性攻撃は、ことごとく吸収。

大苦戦間違いなしですな。
生半可なパーティでは、勝利することができません。


バーサク
FFシリーズに登場する魔法の1つ。
これがかかると、狂戦士状態となり、コマンド入力を受け付けなくなる。
攻撃力はUPするが、ひたすら直接攻撃を繰り返すことになる。
状態異常をキャンセルする装備「リボン」でも、打ち消すことが不可能。
唯一、主人公をクリスタル装備でかためていれば、
プリンプリンセスの歌を1人だけ回避することが可能になっている。
それなりの実力があるパーティなら主人公を回復役にして攻略可。



いくらレアなモンスターであっても、そんな面倒な作業をして、呼び出してまで苦戦することが間違いないバトルなんか、しなくてもいいだろう・・・・・・そうなんですけれどね。

このピンク色のプリンが、たま〜に、いいものを落とすんですよ。

それが、「ピンクのしっぽ」。


このプリン、背後にまわったら、ピンク色した尻尾がはえているんですかね?

で、この超レア・アイテムを、「ミスリルの村」の東にあるアダマン島にいる、「めずらしい尻尾」を集めている男性のところに持っていくと・・・


幻の「ピンクのしっぽ」をプレゼントされて、よろこんだ尻尾収集マニアが「アダマンアーマー」をお礼にくれることになっているんです。

これが優れものでして、パーティ全員だれでも装備可能で、着れば物理防御も魔法防御もバ〜ンとアップするという、最強装備だったりします。
   (DSバージョンでは、もういっちょ、すごい装備が追加されていたりするんですが・・・)

のどから手が出るくらいほしいのですが、そうそう簡単に入手できるものではない。苦笑



面倒な作業をして、苦戦してまでプリンプリンセスとバトルをするのは、アダマンアーマーほしさゆえ・・・ということなんですね。



この「呼び出しアイテム」である「アラーム」なんですが、スーパーファミコン時代は、敵モンスターが落としていったものを拾うことで入手するものでした。
この、落としてくれる敵は、その場所をクリアしてしまうと以後バトルができなくなる相手だったものですから、プレイステーション版をやる時、これでもか、これでもかとねばって、大量に集めた記憶があるんですよ。

ところが、その大量のアイテムを使いまくっても、とうとうプリンプリンセスは「ピンクのしっぽ」を落としてくれなかったんですね。
どういう落下確率だったのか知りませんが、かなり低い設定だったのでしょう。
アダマンアーマー = 幻の防具 というわけです。




で、今回のDSバージョンなのですが、やはりプリンプリンセスは、いままでと同じ場所に、同じ方法で出現することになっております。

強敵ということで、出現するのは3体のみ。

「ピンクのしっぽ」も、1番入手がむずかしい「4番目の落下アイテム」として存在しております。



ところで、今回、アダマンアーマー問題とは別に、ゲーム初期からスタートする「ネミングウェイ」関係のお話が追加されているんですね。

キャラにニックネームをつけてくれる不思議な人物(実は、月に住んでいるハミングウェイ一族の一人)がいまして、この人が今回、各地を点々と移動しながら、いろんなことをやらかしてくれることになっているんですよ。

ある時は、モンスター図鑑を集めることに熱中し、またある時は、音楽を集めることに熱中し・・・つまりは、図鑑、イベント映像、サウンドトラック関係が利用できるようになる下準備をしてくれる人なんですね。
  (このイベントを通過すると、各々がデブチョコボのところで利用できるようになっています。)

このお話が終盤に入ると、彼がある女性を好きになるんです。
相手の女性は、プリンが大好き・・・ということなので、いろんなプリンをプレゼントしたのですが・・・どうしても入手することができない幻のプリンがあるわけです。

これが、「レインボープリン」。

すっかり顔なじみになった主人公たち、もし、この「レインボープリン」が手に入ったら、ぜひゆずってください・・・ってな話ですよ。



実は、この「レインボープリン」というのは、あちこちに出現するモンスターのプリン族が隠し持っているという超レア・アイテムのことだったんですね。

モンスター図鑑でプリンのところを見ると、バトル後の落下アイテム表示に「レインポープリン」という文字があります。
どのプリンでも持っているのですが、簡単に落としてもらえるものではありません。

運よく、これを持っていると、彼に渡して、話を次の段階に進めることが可能になるわけです。


話の続きは、地下世界、ドワーフのお城のパブ「ラリホー」で見ることができます。
最後まで話をすすめると、デカントアイテム「サミング」がもらえることになっております。



普通のプリンの場合、この「レインボープリン」は、最も落としてもらいにくいアイテムです。
でも、実は、プリンプリンセスに限り、他より、ちょっとだけ落としてもらいやすいランクになっているんですね。

なにしろ、4番目の落下アイテムは「ピンクのしっぽ」ですから、「レインボープリン」は3番目になっているわけです。
3番目であれば、まぁ、ねばれば入手できないことはない。笑
    (4番目ともなると、ねばり+強運!つうことになりそうです)


今回、呼び出しアイテムの「アラーム」は、SFC、PS版でいくらでも落としてくれたモンスターからの入手が困難になったのですが、その分、持っている可能性があるモンスターの種類が増加いたしました。
攻略のどの時点であっても、落下アイテムとして入手が可能に変更されたんですね。
また、月のハミングウェイ一族の洞窟にいる道具屋さんで、1個3000ギルで買うことも可能になりました。

1個3000ギルというのは、高いのですが、
10個も買って、プリンプリンセスとバトルをすれば、
1個くらいはエリクサーを落としてもらえるようです。
これ、買ったとしたら50000ギルですから、1個拾えば元がとれるってわけ。




というわけで、まだ、「レインボープリン」が入手できていないプレイヤー、アダマンアーマーがほしいプレイヤーさんは、アラームかかえてプリンプリンセスとバトルしに出かけたらいかがでしょうか?

この場合、くれぐれも、あらかじめ、クリスタル装備は入手してからチャレンジされることをお薦めいたします。




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