「エッチな本」の使い道



FFIVの地底世界には、名君ジオット王が治めるドワーフの王国があります。

ここの武器屋と防具屋の間の壁は、隠し通路になっておりまして、その先に酒場があったりします。



ドワーフ城の武器屋と防具屋の間の壁
一見行き止まりですが、画面上にすりぬけ通過が可能


そして、さらにその先に、またまた隠し通路が存在しておりまして・・・・・・



酒場の右下端の部分から右に通過できる隠し通路
このまま、ずっと右方向に移動すれば「開発室」の入り口が見えてきます




それを発見すると、「開発室」という場所に行けることになっています。

なんの「開発室」か・・・というと、FFIVを製作したスタッフが集まっている、いわばメーカーの隠し部屋なんですね。
(これ、完全にノー・ヒントです。自力で発見した人は、かなり隠し通路マニアかも。あ、私自力発見の人です。笑)




スーパーファミコン時代、この「開発室」に行くと、スクウェアの製作スタッフが、いろんな魔物の姿をしてウロウロしていました。

プロデューサーの坂口氏は、チョコボの姿で歩いており、話かけると
「しよか・・・・・。」
と返事されたものです。

何をするのかは、つっこみどころ。もしかすると、永遠の謎かも?



実はこのフロア、のんびり歩いて見学していることはできない場所だったりします。
なぜかと言うと、最初から画面に魔物の姿で立っていて、普通にお話ができるスタッフもいっぱいいるのですが、移動中に突然バトルシーンに突入して、攻撃をしかけてくるスタッフも何人かいたからです。

得意のバイオリンについて、語ったあげく、あっという間に逃走してしまう青木氏。
眠ることが大好きで、文句を言って去っていく伊藤氏。
ラミア・タイプのお色気ムンムンで登場して、うっかり攻撃すると強烈なヒラテ撃ちをくらうことになる中田女史。
バトルプログラマーということで、妙に強い樋口氏。
並じゃ倒せない高橋氏・・・・・などなど。

でね、あのスタッフに勝ちたい!!・・・なぁんて、シナリオ無関係の場面で闘争本能に火がついたりするわけだ。笑

この場合、一番勝利するのがむずかしいパターンは、登場早々言いたいことだけしゃべって、さっさと逃げてしまうスタッフだったりするんですよね。
まぁ、それも懐かしい思い出というやつです。



このスタッフたちとのバトルに勝利すると・・・なぜか落としていくアイテムが「エッチな本」
もちろん、非売品。

これを、移動時に「使う」と・・・・・画面全体がぼわ〜っとピンクにそまるシーンが見られる・・・だけという、お笑いアイテムだったりします。
実用性は、ゼロです。

でも、発見することが難しい場所を見つけて、さらに強敵に勝利し、運良く落としてもらえた・・・という証拠品ですから、入手できると無意味にうれしかったりしたものです。
なかには、この「エッチな本」を集めまくって、デブチョコボにあずけ(当時は、手持ちにしておけるアイテム数が限定されていました。無用なアイテムは、デブチョコボに預けておくことで、複数の収集が可能になるシステム)なんと99冊もためこんだモサもいたりする。
   (これ、当時の攻略雑誌の投書で読んで、大笑いした内容です。)


当時の攻略本の中で、樋口氏が
「エッチな本をいつも持ち歩いているわけではないからね。誤解しないように。」
とコメントしておられるのは楽しいです。




この「開発室」、年月を経て、今回もDSバージョンに登場いたします。
当然の話ですが、製作スタッフは変化しておりますので、魔物の姿で立っているのは、DSバージョンのスタッフということになります。

(画面左上の本棚を調べると、初期スタッフの紹介も読めます。)

今回も、いきなりバトルをしかけてくるスタッフがいるのですが、いまのところ「エッチな本」を落としてもらっていませんね。
実は、あまりにも強くて、ぜんぜん勝てないお方が1人いるんですが・・・

それでも、お約束なのか、特定の場所を調べると、ちゃんと「エッチな本」が入手できることになっています。
     (私が持っているのは、その1冊だけ。)

でね、今回、その利用方法があったんですよ。



「開発室」に立っているスタッフ全員とお話をして、ウロウロ移動している間にバトルをしかけられる魔物スタッフ(?)ともバトルをして・・・・・・・それだけだと出会うことができない「隠れ?スタッフ」が1名いるんです。



それが、この本棚を調べた時にみつかる紙片にメモされている
「最後の住人 ながほり」さん



この挑戦状・・・どうやって開発室を探したって、ながほりさんを発見できるものではないんです。
さすがにもう、隠し部屋とかがあるわけじゃありませんから。

どうやって出会うのか・・・というと、特別の場所で、特別のアイテムを「使用」することが条件なんですね。
その特別の場所というのは、開発室に入ってすぐの会議机の所。(Aボタンで調べると、アイテムリストが開きます。)


開いたアイテムリストから、2種類の限定アイテムのうち、1つを選択すると・・・・・・・
どこからともなく、「ながほり」さんが登場して、ひとことコメントして去っていくことになっています。

この2種類の限定アイテムの1つが「エッチな本」なんです。


もう1つ「使う」ことができる限定アイテムは「エッジの本」
こちらも非売品の隠しアイテムで、
入手場所は、エブラーナ城のAボタンで調べられる場所に少なくとも3冊
エブラーナの難民が避難している洞窟内に少なくとも1冊存在しております。
ながほり氏に会うために「使う」と、そのアイテムは1つ消費されてしまいますから
「エッチな本」を残しておきたい場合には、「エッジの本」を使うのもいいでしょう。



で、これで、スタッフ全員に出会うことができたわけですが・・・・・・・。

それで、いったいどうなるか?・・・というと、一番奥にある「仮眠室」の一角に、デカントアイテム「こうれつぎり」が出現することになっているんですよ。



「こうれつぎり」
後列切りなんでしょうね。

デカントアイテムというのは、今回登場した消費アイテムで
これを「使う」と、使ったメンバーがアビリティを覚えられるという便利なもの。
わりとレアなアイテムで、どれをだれに覚えさせるのかは考えどころだったりする。



隊列設定で後列に配置してあるメンバーは、敵からの打撃攻撃のダメージが減少することになっておりますが、自分の武器攻撃のダメージも、短射程武器(剣だの刀だのナイフだの)の場合は減ってしまうことになります。

普通は、HPが低く、防御力に劣るメンバーが後列に配置されるのですが、(大抵、こういうメンバーは魔法使用がメインになる人)、短射程武器を装備させるメンバーなのに、できれば後列に配置したくなるお方がいたりするんですよ。

例えば、エッジ君。
メンバー加入が終盤戦のために、レベルはどうしても低めですし、装備できるのは刀、ナイフなどの短射程。おまけに2刀流なので、盾の装備ができません。
登場したばかりの時期は、あんまり防御力の高い重装備もさせてもらえません。
体力値が低めなので、最大HPがあまり伸びません。
ジョブとしては「忍者」ですから、回避は高いものの、前列でボカッとやられたら・・・ヤバいってわけ。

でも、後列に配置して「忍術」ばかりを使わせておくのは、もったいないし、常時「なげる」を使わせておけるほど、財政的にめぐまれたゲームでもありません。
できれば、その2刀流で斬ってほしいところ。

「こうれつぎり」のアビリティを設定すれば、彼を後列に配置した状態で、打撃攻撃のダメージは前列なみ・・・ということが可能になります。
(そのためには、「ぬすむ」「忍術」「なげる」のどれかを一時的に封印することになってしまいますが)

まぁ、このアビリティを使用するかどうかはプレイヤーの自由なのですが、入手方法がわりと複雑なので、デカントアイテムの中でも入手難易度が高めであることだけは、確かみたいです。

う〜ん、「エッチな本」も、ずいぶんと利用価値が高くなったものですなぁ。




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