セーブ場所は国王とか教会とか・・・




その昔(笑)、まだファミコン初期の時代、ゲーム・ソフトには、ボタン1つ押せば今の状況が残しておけるような便利なセーブ機能がついていませんでした。
ですから、30分や1時間で終わるはずもないRPGとか、大作アクションゲームの場合、プレイしたデータを保存するためにはセーブ用パスワードを入手する必要があったんですね。

たとえば、ドラゴンクエスト(シリーズで言うなら、IとII)の場合、国王陛下に話かけて、「ふっかつの呪文」というものを教えてもらうことになっておりました。
これを、自分でメモしておきまして、次にプレイを再開するとき、最初の画面で入力するわけですね。
(書き間違えをしたり、入力が面倒だったり・・・たいへんでした。デジカメで撮影しておく・・・なぁんて便利な方法もまだ無かった時代ですから。)


こういうセーブ方法では、情報量が大きくなるにしたがって、「ふっかつの呪文」が長大なものになってしまいますから、とてもプレイヤーがやっていられないことになってしまう。
それで、パスワードをメモしなくてもいいように、セーブ機能がつけられたわけですが・・・


現在、多くの携帯ゲーム機でプレイするゲームの場合、バトルやイベント・シーンの真っ最中でもなければ、大抵の場所で
「セーブしますか?」
という画面を開くことが可能になっております。
   (セーブできなくても一時停止、電源落としができるとかね)

一応、セーブできる場所が限定されるゲームであっても、
「セーブを残したければ、教会で神父さんに話しかけてください。」(←ドラクエ・シリーズなど)
「セーブ場所には、こういう形の像が立っております。」(←FFシリーズなど)
という具合に、あらかじめどういう場所でセーブができるのか、確認をしておけば・・・すなおに、はいはい・・・と納得できるのが普通なんですね。

ところが・・・・・・・



今回、なんつうか・・・・・・・今一納得しちゃっていいものかと悩みそうなセーブ・ポイントに出会ったんです。

そのゲームが、これ、キャプテン・レインボー。



     

       このゲームには、任天堂関係の各種ゲームに登場したキャラが多数登場します。
       ただし、主役は出てきません。ほぼ、脇役だったキャラばかり。
       すべてのキャラの元ネタを知っている場合・・・相当なゲーマーかもね?

         脇役ばっかしじゃインパクトに欠ける?・・・からなのか
         舞台となる島の中央部にあるトレイシーさんの豪邸には・・・見慣れた写真が飾られていたりする。






セーブしたくなったら、神社に行くんです。
それは、いいんだ。

ドラクエ・シリーズの、「教会の神父さんに話しかけて」・・・と同じように、神社にいる、本ゲームのヒロインとも呼べる巫女さんに話しかけてセーブができる・・・というのであれば、自然だったんですが・・・違うんだな。

神社の右隣にお手洗いがありまして・・・・・・

そこに入ると、「セーブしますか?」と質問される。

そう、セーブ・ポイントは、神社のトイレなんです。
で、ゲームを再開しようとすると、毎回、スタート地点は「かわや」と表示されるんだな。



正直、このゲームのセーブ・ポイントというのは多数あるわけじゃありませんでして、初期には必ず神社の隣のトイレで記録を残すことに決まっているんです。
シナリオが進むと、ある程度フィールドを移動させることができるトレーラーを入手することができまして、その中でもセーブが可能になるのですが・・・
そう、トレーラーの中でも、車内設置のトイレに入ってセーブするんですよ。

どうやっても、セーブ・ポイントはトイレなんです。



・・・・・・・・・・・。



私がプレイしているところを、たまたま部屋に入ってきて、チラリと見た息子が
「便所でセーブするゲーム。」
と言い出しまして、まったくそのとおりなんですが、現在、我が家で正式なゲーム・タイトルはほぼ消えてしまっております。

「便所のゲーム。」
「トイレのゲーム。」

そうなんですけれど・・・・・・なんか、無性に悲しい。




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