立地条件?学習関係ソフト多し


ふしぎ?かがく
なぞときクイズ トレーニング
なぞトレ



私が通常、ゲームソフトを買いに行くお店というのは、近所にあるスーパーマーケットの玩具売り場なのですが、ゲーム専門店ではありませんので、あまりメジャーでないソフトは入荷してこないんですね。

少し以前の話を例に上げると、そのソフトが発売される前日には、大手販売店の前に徹夜の行列ができた・・・ってな、多くのゲーマーが発売を待ち構えているようなソフトであれば、たいていこのスーパーにも入ってきます。
     (むしろ、予想外の数が入ってきたりして、穴場だったりする。笑)
でも、ちょっとコアなゲーマーをターゲットにしているソフトとか、超大手以外が作っているようなソフトになると、入ってくるかどうか、さっぱりわかりません。

最近は、ゲーム・ソフトも、あらかじめ予約を受け付けてくれる時代になりましたが、入荷予定の無いソフトまでは、予約できないんですよね。
しかたがありませんので、新作ゲームの場合は入荷するかどうかあやしい・・・となったら、自転車に乗って、一番近くにあるゲーム専門店まで、キ〜コキ〜コと走って行くことになっています。
     (通販の利用数も、ずいぶん増えてきました。)




こういう、便利なのか不便なのか、いまいちよくわからないスーパーマーケットの玩具売り場なのですが・・・
スーパーがある地域の立地条件が影響しているのか、一般ゲーム専門店では、あまり力を入れていないかもしれない種類のソフトがズラリと並んでいる棚があるんです。
学習関係のゲームソフトですね。



一言に学習関係と言っても、成人以上までターゲットにして、大ヒットを飛ばした「川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」から、雑学クイズのソフト、英検・漢検関係、お料理関係、漢字や数学ゲームのタイプ、幼児教育ソフト、高校生の英語参考書がゲーム版になったようなものまで、このごろのゲーム分野は、ものすごく広がっております。

外箱の文字を見ても、やれ学研だの、旺文社だの、小学館だの、進研ゼミだの、ベネッセだの・・・本屋さんの学習関係書籍の場所で見かけるような名前が乱れ飛んでおりまして、なんか笑える。

ゲーム機でプレイすると、特別有利に学習ができるようなソフトにでもなっているのであれば別ですが、なにもゲーム機ひっぱりだしてやらんでも、普通に本屋さんで参考書を買ってお勉強すれば安上がりでいいんじゃない?・・・・・・・という気分になります。
学習ソフトじゃ、わざわざ自分で買ってまで、参考書とどう違うのか、確認する気にもならないんですが・・・これ、例えば高校生とか、自分でゲームソフトの方を買いますかね?

それとも、親に買わせることを目的として、棚に並んでいるものなんでしょうか?
謎の陳列棚なんです。
店内の限られたスペースなんですから、採算が取れるからこそ、そういう棚があるということなんでしょうけれどねぇ。





この学習関係の棚に、小学生むけと思われるゲームがこの春、数本並びました。

よっぽど私がヒマそうな顔をぶらさげて歩いていたらしく、おなじみの玩具レジの店員さんから、
「物は試しだから、1本やってみたら?」
と言われてしまいまして・・・
DS用の学習クイズ・ゲームを買ってしまいました。

アドベンチャーじたての学習ゲームでしてね・・・
敵が出してくる「クイズ」に正解することによって、その地域を敵の魔手から開放し、最後のボス(これもクイズを出してくる)に勝って、その世界に平和を取り戻しましょう・・・というシナリオですよ。
クイズに答えれば、世界を救う勇者様になれるって寸法です。笑

このクイズが、トリビア的な雑学とか、なぞなぞというより、小学校の教科書のどこかで勉強するような問題になっているんですね。
きちんと正解が出せるようなら、お勉強の役にもたつというしくみ。
それも、がっちがちの「テスト問題」と違って、それなりにうまく料理されていますから、楽しみながらプレイできることになっております。

このへんは、作りがうまいですな。

ただ、こういう学習クイズの類は、やっぱり本屋さんに行けば、小学校○年向け学習クイズの本が多種販売されているわけですから、本屋業界 vs ゲーム業界というお客の取り合いが影で勃発しているのかもしれません。




でね、今回、あまりポピュラーではなさそうな、学習クイズソフトをわざわざひっぱりだした理由なんですが・・・・・

ちょっとうれしいことがあったんですよ。

このソフト、問題を読んで、答えを出すのに、時間制限というものがついていなかったんですね。

いろんなゲーム・ソフトには、答えを出すまでに時間制限がついている場合がきわめて多いです。
一般的なゲームであれば、時間制限をもうけることで、はらはらドキドキ感をもりあげることになり、よりいっそう楽しめる・・・ということもわかるのですが・・・

なんにでも時間制限をつければいい・・・というものじゃないんですね。



特に学習関係のソフト、これに、うかつに時間制限を取り入れると、答えを早くだすことばっかりを考えて、ろくに問題を読まないプレイヤーが出てくるんですわ。

TVの早押しクイズ番組じゃないんですから、学習をしようという場合には、

   ○きちんと問題を読んで、なにが問われているのか理解する。
   ○問題に適切な答えを考える。

この2点が重要なんです。
学習は反射神経を鍛えることが目的じゃありませんからね。

ところが、時間制限があると、問題を読むという行為がおろそかになりがちなんです。
これ、小学校くらいの年代で変なクセをつけてしまうと、後々困るんですよ。



たとえば、あっちこっちのゲーム攻略サイトの掲示板に出かけた場合でも、攻略疑問を質問してきた投稿に対して、
「おまえ、ちゃんと質問の内容を読んで返事しているのか?」
と言いたくなるような返答がしばしば見つかるんですね。
     (あらし行為じゃない返答なんですけれど、ピントはずれでひどいのがあるの!)

ろくに質問が読めない人間が増えている。
サラっと読んで、自分の都合のよい内容だと思い込んでしまう人間がいる。
なにを読んでも、さっぱり理解できていない人間がいる・・・ということなんでしょう。

こういう人間というのは、「質問」に限らず、なにを読んでも、たぶんちゃんと読めていないんでしょうね。
小説を読もうが、説明文を読もうが・・・いいかげん。
     (文章だけでなく、会話内容だってあやしくなる人がいますゼ、最近。)

親切説明で有名なRPGをプレイしても、町の人から情報を聞いているのに、次になにをやったらいいのか、さっぱりわからない。苦笑(←いっぱいいるんですよ、こういうゲーマーが)

へたをすれば、何を読んでもわからないことだらけ・・・こういうことになったら困るんですよ。


それで、やたらどこにでも存在している時間制限を、ゲーム分野を考えて、いいかげん止めてもらえないだろうかと思っていたところなんですね。
それが、この小学生をターゲットにした学習クイズ・ゲームでは、無しになっていた。
これは、ありがたいです。
おかげで、きちんと「問題」を読んで、「答え」を考えることが可能になっております。

できれば、他のクイズ・ゲームでも、時間制限撤廃をやってくれないでしょうかね?
撤廃でなくても、制限有り・無しをプレイヤーが選択できるシステムにしておいてもらえると、もうちょっと落ち着いてじっくりゲームを楽しめるんじゃないか・・・というソフトは、いままでにも何本かあったんですわ。

スピードだけが芸じゃない・・・と思うのですが、どうなんでしょう?




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