確定!! 「感」の鈍い迷探偵



ようやく「逆転裁判2」のエンディングを見ることができました。

いやぁ、苦労したワ。
2つの意味で。笑
正直、エンディング見られないかもしれない・・・と何度も思ったもん。
無事、終了できて、ものすごくホッとしております。



2つの意味って、どういうことか・・・というと、1つは、登場するキャラ1名と私の波長がまったく合わなかった点かな。

人気シリーズということで、たいへんよくできたゲームなのですが、「法廷物」であるとはいえ、子供もプレイするゲーム(というか、むしろ、子供がメインでプレイするゲーム)ということなので、とてつもなく個性的なキャラクターがぞろぞろ出てくるんですよ。
実際にあ〜いうのが出てきたら、法廷侮辱罪でつまみだされるんじゃねぇか?・・・って気がするんですが、そのへんは、いっさいおかまいなしです。
気にしだしたら、負けだな、うん。
裁判の経過なんかも、リアリティを追求したら、やっていられません。
   (明日までに、きっちり証拠をそろえてこい・・・とか言われたりするんだ。笑)
このへんは、フィクションなんだから・・・と割り切るしかないみたいです。
むしろ、割り切ってしまえば、それなりに楽しめるキャラクターがあふれております。
   (割り切れない性格の人である場合は、参加しないほうが無難なゲームなのかもしれませんな。)

でも、個性的なキャラクターというのは、えてして好き嫌いがハッキリしてしまうものです。

私の場合、第2章、第3章に登場する検事役の女性が、どうやっても癇に障ったんですね。
これは・・・まずいですよ。
検事役だけは、無視することが不可能なゲームですから。
でも、キャラに対する「好き嫌い」だけは、どう説明つけようにもダメっスね。自分で自分をなんとか納得させようとして、いろいろ考えたのですが・・・理屈はいくらでもつけられるのに、感情が納得してくれないんでやんの。
このせいで、何度も途中でプレイが停止してしまいました。つまり、ゲーム内で彼女に会いたくないんですよ。何度も何度も、投げ出そうとして・・でも、やっぱり事件の謎解きが気になって、両者を天秤にかけて・・・再開。いやぁ、2章〜3章が辛かった辛かった。大笑

どうも、第1作をプレイしていないので、主人公とそのまわりの登場人物との間にあったドラマについて、予備知識がありません。
でも、どうやら、個々の事件とは別に、主人公たちをとりまく物語が1本あるゲームだったらしいことは途中でわかってくるんです。
   (これこそが、一番重要なテーマであると、4章以降にきっちりわかるんですけれど)
で、それに関連して、女性検事さんが登場しているんだろう・・・という設定は予想できるのですが・・・法廷物の検事役として、どうにも納得がいかない。苦笑

弁護士側が主人公の物語ですから、どうしても検事側は敵役扱いになってしまいます。
敵役=にくまれ役ですから、かなりありえないような滅茶苦茶な行動をする女性なんですな。
なにしろ、常時ムチを持って登場し、ことあるごとにそれを使用する
真っ先に法廷から、つまみ出されそうなキャラであります。
こんな検事、現実には、いるわけありません。
彼女の考え方、行動も、どうしようもなくおそまつなんですよ。実際の検事さんが見たら「アホか?!」と一蹴されそうな人物です。
   (そういう人物を登場させる意味は、最後になってわかるしくみです。)
だから、法廷シーンになるたびに、手が止まる。
事件の真相解明のため、あちこちに出かけていって、謎解きの情報あつめ・証拠あつめをしている時には、燃えまくっている熱意が、法廷シーンになると水をぶっかけられたように消えちゃうんですな。
よっぽど、嫌いなタイプであるらしい。
理屈じゃないんだから、しまつが悪いです。

4章になって、メインの検事役が別の人物になったとたん、心底ホッとしたんですから、好き嫌いプレッシャーつうのは、馬鹿にできませんぜ。


う〜ん、どうだろう、もし、第1作からプレイしていたら、考え方が違っていたでしょうか?
なんとも言えません。が、もしもこれから「逆転裁判」シリーズに挑戦してみよう・・・と思われる場合には、このシリーズだけは、1作目を飛ばさずに、最初からプレイすることをおすすめしたいと思います。
事件とは別の流れってヤツがありますんで。





もう1つの問題点は、どうも私は、タイミングをつかむことがどうしようもなくヘタらしいってことですな。

ゲームなんですから、決まったシーンで、決まったリアクションをとったり、提出しなければならない証拠品を出したりしないと先に進むことができない仕組みになっているんですが、このタイミングがつかめない。
   (時には、証拠が集まるまでは無視しておかないといけない作業もあります。)

はい、ここで証拠を出してください・・・ということがハッキリしているシーンの場合は問題ないのですが、自分でタイミングを見つけ出す作業は・・・・・あきれるほど、ヘタだね、私。

アクション・ゲームでタイミングをつかむことができないのは、手トロなんだから、しかたがない・・・という理由であきらめもつく・・・かもしれないのですが、頭脳労働限定のゲームでも、やっぱりタイミングがつかめないというのは・・・なんかもう、泣きたい気分ですよ。

この点を追求したい・・・と思った場合、一見「このへん」でも「あのへん」でも質問することができそうだったりするんですが、ゲームなので、「追求できるのは、このシーンだけ」と決まっているわけです。
ゲームなんですから決まっていることはいいんですが、なんでか、こういう場合、私はタイミングをみごとにはずすのな。
おかげで、上手いプレイヤーさんなら、同じシーンを何度も読み直ししなくても、物語をすすめることができるのだろうに、なんべんでも、なんべんでも、ちゃんとタイミングをつかむことができるまで、やりなおしくらってしまうんですよ。
時間、かかりまくり。
こんだけ、みごとにはずすのであれば、むしろ「ここだっ!」と思った場所では、黙っていて、別のところでつっこみを入れたほうが、短時間で解決できていたのかもね。

ほら、あれですよ。
答えが2つしかない問題の場合、60%当てることができる預言者の意見を聞くか、20%しか当てられない預言者の意見を聞くか・・・というのなら、迷わず20%の意見を聞くのがいい(その予言の逆をやれば8割当たる)ってヤツね。
・・・・・・・・・なっさけねぇ・・・・・・・・・。

もし、全部の証言を聞いた後、疑問点・矛盾点などを文章で入力しなさい・・・というしくみだったとしたら(そんなゲーム、いつの時代になったら作れるんだろうねぇ。笑)、半分以下の時間でクリアできたんじゃないかと思ってしまうんですけれど。
(推理小説とか、かなり読んでいますので、謎解きそのものには、それほど苦労しなかったんですけれどねぇ。謎が解けていても、ゲームはちっとも進まなかったなぁ。)
どうにもこうにも、感働きの悪い迷探偵でありまする。




とりあえず、この2で、「検事とは何か、弁護士とは何か?!」という大切な問題に答えが出たようなので、シリーズの3は、どういうことになっているんでしょうね。
法廷物なんですから、残るのは「裁判官とは何か?」というテーマになりそうですが・・・
このシリーズの場合、そういうテーマは、なさそうですな。
いや、どっからつついても、その種のテーマがきそうな裁判官さんじゃないんでねぇ。苦笑

聞くところによると、4は弁護士役の主人公が、1〜3までの人物とは異なっているという話なので、3が4につながるような設定の物語にはなっていないだろうと思うんですが・・・。
純粋に法廷論争を楽しむ物語なんでしょうか?

ここは、どっちかというと、3より先に1を探してくるほうがいいんじゃないかと思っている今日この頃です。




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