DSむきの音ゲー

大合奏！バンドブラザーズＤＸ

春以来ろくに前進していないのに、なぜかやめられないモンスターハンター2ndGと、学校の夏休みをあてにしてゲーム・メーカーがドサッと発売してきた新作ゲームの山のせいで、やりたいゲームはいっぱいあるものの、まるっきり時間がたりない・・・という状況が続いています。
（とりあえず、買うための金の心配は無いというのがおばはんゲーマーの強みですが、時間はどうすることもできません。）

そんな今年の夏、あらかじめチェックを入れていたわけではないのですが、近所のスーパーマーケットにあるゲーム・ソフト販売コーナーを通りかかるたびに、目をひくゲームがありました。

目をひく理由：　売り切れ状態つづきなんです。

黄色っぽいパッケージに各種楽器が並んでいる・・・という、目立つけれど、何をするのかよくわからないゲーム。
これが、超有名ゲーム・シリーズなんかを尻目に、一番目立ちそうな棚で連日売り切れになっている。
何者じゃ、おまえ？！・・・・・・・これが最初の印象でした。

パッケージを裏返してみると・・・どうやら、音ゲーの一種であるらしいです。

歌えます。
　　　演奏できます。
　　　　　　作曲できます。

・・・・・・・というソフトですね。

音ゲーというと、ゲーム・センターでブレイクする分野というイメージが強いです。

大ヒットすれば、自然と家庭用ゲーム機にも移植されて登場！・・・するのですが・・・
ＤＤＲにしても、ポップンミュージックにしても、どうやってもゲーム・センターでの爽快感にはおよばない。

ポップンの場合、家庭用コントロール・パネル（あの、部屋のどこにしまったらいいんじゃっ？！・・・っていうデカいやつですよ）も入手してみたのですが、ゲーム・センターの筐体には勝てないよ。
まぁ、当然と言えば当然なんでしょうけれどね。

特に、携帯ゲーム機であるＤＳで、十字ボタンだの、Ａ・Ｂ・Ｘ・Ｙボタンだのをいくら華麗に押したところで、やることがチマチマしているように思えるし、太鼓たたきゲーム（太鼓の達人）も迫力が違う。

どうせなら、ＤＳだからいい！・・・という音ゲーが出てこないものだろうか・・・
ひそかに、そんなことを考えていたのですが・・・どうやら、そのすじのものらしいです。

まぁ、操作方法は、十字キーとＡ・Ｂ・Ｘ・Ｙとかのボタンなんですが、１つの曲に、分担する楽器が８つあるんですね。
ピアノだったり、バイオリンだったり、フルートだったり・・・
曲によって、使われる楽器の種類も違ってきます。

１人で楽しむ場合は、どれか１つの楽器をプレイし、それ以外の音はゲーム機から聞こえてくるわけですが、ＤＳはワイヤレス通信とかができてしまう。
たとえば、何人かがこのソフトとＤＳをもって集まれば、
「私、フォークギターね。」
「じゃ、オレがベース。」
「コンガセットは、まかせておけ！」
ってな具合に合奏できてしまうというわけなんです。

合奏というのは、２〜８人でできることになります。
これは、ちょっといいんじゃないか？！

ゲームですから、当然初心者レベルとかプロなみだゼとかでてくるんですが、
ちゃんと、いろんな難易度設定が作られております。
一番簡単なものは、ボタン１つからスタート。
同じ曲でも練習して上手くなれば・・・驚異的なボタン操作でエッヘン！・・・ということに？

興味が湧きまして・・・・・。

夏場ですから、頭脳労働を楽しむゲームより、動きとかを楽しむゲームの方が季節に向いている気もします。
うん、音ゲー、いいんじゃない？


ある日、ようやく入荷していたソフトを、バシッとゲットしたんですね。


で、さっそく、どういうものなのか、プレイ方法を覚えようと「演奏」の第１歩をスタートしたんですが・・・・・


進行役のコウモリのおねぇさま（なぜか人間様じゃなくて、魔物？が出てくるんです。種族はコウモリらしい。これが、セクシーで、グラマーで、美人？な姐さん！大笑）が、

「これなら、だれだって知っているでしょ？」

と例題に準備した曲が　「世界に１つだけの花」。

知っておりますよ。
たしか・・・・・スマップ・・でしょ？・・・・・不安。



つまりね、有名だから「知っている」のと、自分が歌ったり、演奏したりできるかどうか・・・というのとは、別だってことだ。

ＴＶから流れてくる曲を聴いて、
「あぁ、これ○○○○○ね。好きだなぁ。」
とか言っている「知っている」という段階では、まだまだだってことらしいです。

ある時、突然、持ち歌以外のカラオケが流れ、上司にマイクを突きつけられた時をイメージしてみてください。
まぁ、そんなもんだわ。汗

ボタン判定は、結構シビアだった。



で、困ったことに、私はろくに流行歌を知らない人なんですよ。

音ゲーで一番問題になるのは、自分が楽しめる曲が入っているかどうかってことだろうと思うのですが・・・
このソフトには、最初、本当に誰でも知っていそうなヒット曲の他は、クラシックの○○バージョンが入っているだけで、それでも３０曲以上あるのですが・・・・・・いまいちピンとこないんです。

「エリーゼのために」「白鳥の湖」・・・・・とかをボタン操作で演奏しても・・・なんか燃えない。



う〜むむむ・・・・・・・これは、やっぱりＷｉＦｉしかないだろう。

そう、このソフト、一番重要なのは、楽しむための曲は自分でダウンロードしちゃいましょうってことなんです。

ＷｉＦｉ通信に入りますと、任天堂が用意した２００曲以上のダウンロード用メロディ（歌詞がある曲と、分野によっては歌詞がない、つまり歌うことはできない演奏専用の曲とがあります）と、このゲームを買って、一般人が「作曲」（完全オリジナル作曲は受付られません。すでに世の中に存在している曲をこのゲーム用に作ったものですね。）した、自慢の投稿作品とがずら〜りと並ぶんですよ。

流行歌あり、アニメソングあり、洋楽あり、懐メロあり・・・・・

かなり、よりどりみどり状態になります。

ダウンロードは無料ですが、最大１００曲までと決まっております。
上書きとか、削除はできませんので、１００曲ダウンロードしてしまったら終了ということになりますが。

まぁ、１００曲あれば、さすがの私にも参加できるメロディがあるだろう・・・・・・・と。

ＷｉＦｉ設定しまして、さっそくつなぎますと・・・ある、ある。むふふ



ズラッと曲名が表示されますので、ほしい曲をみつけたら「ダウンロードへ」ボタンを押します。
すると、まず、試聴できるんですね。
気に入ったら、ダウンロード作業をすればＯＫ。
（もしかしたら、同じ曲でも別の投稿者の作品の方がいい・・・ということもありますので、あわてない方がいいです。）
とっても簡単に、自分の趣味のメロディが集められるという仕組みです。

正式な曲名を知っていないと、ちょっと困る場合はあるかもしれないんですけれどね。
（ほら、ゲームの中にでてきたメロディとか、題名は知らないぞ・・・というものがあるわけですよ。）



予想外にいろいろありまして、いっぱいダウンロードしてしまいました。

一部ご紹介しますと
「ふるはたにんざぶろうＧＢＭ」とかね。これ、ＴＶドラマ「古畑任三郎」で流れたオープニングテーマみたいなあれですよ。
「たいようにほえろのテーマ」「せいぶけいさつメインテーマ」なんかもあります。

「せんとうのテーマ」というのがあったので、なんだろう？・・・と思って聞いてみたら、ドラゴンクエストＩＩＩのバトル・シーンで流れるＢＧＭでした。
それも、懐かしのファミコン時代を思い出させるような音での作品。
うれしくなってダウンロードしちゃった。
　　　　　投稿者は「わかし」さん。

アニメ・ソングは大好きなので、「ざんこくなてんしのテーゼ」「ペガサスふぁんたじい」「ＣＡＴ’Ｓ　ＥＹＥ」「マジンガーＺ」「ぎんがてつどう９９９」「ＪＵＳＴ　ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮ」「とべ！ガンダム」「となりのトトロ」「デビルマンのうた」「ムーンライトでんせつ」「ガッチャマンのうた」「タイガーマスク」「ＧＥＴ　ＷＩＬＤ」「めざせポケモンマスター」「うみのトリトン」などなど、それこそい〜っぱいダウンロードしちゃった。
　　　　漢字表示がありませんので、変な気がしますか？笑
なんのことはない、私のこのソフト、ほとんどアニ・ソンとゲーム音楽ばっかしじゃないか？！

ドラゴンクエスト・シリーズは、かなり投稿作品が多いのですが、ファイナルファンタジー関係が今のところ見つからない点は、ちょっと残念です。
投稿者にファンがついているのか、ＭＯＴＨＥＲ関係のメロディも多いですね。

ドラクエ関係で「こうやをいく」というメロディの投稿者が「コーイチ」さんという方だったのですが、これ、まさか苗字の方がすぎやまとかだったりしませんよね？笑

ゲーム関係で、コアというか・・・「ねっぷう！しっぷう！サイバスター」という投稿作品がありまして・・・
スーパーロボット大戦に出てくる曲ですな。
実は私、歌えるよ、これ。音痴だけれどさ。
だれよ、こんなン投稿してくれる人はぁっ！！・・・・・もうね、マジ拝みたかったです。
まさか入手できるとは、思わなかった。好きなんですよ。即ダウンロードね。
　　　　　投稿者は「ドンタコス」さん。

ちょっと面白かったのは、わりと上位に「はんしんタイガースのうた」っていうのが入っているんですよ。
で、どんどんページを進めていくと、「よこはまベイスターズきゅうだんか」というのがある。
たいへん残念なことに、プロ野球球団応援歌は、これ２つだけ。
もしかしたら、今後投稿された作品が入ってくる可能性はあるかもしれないけれど、音楽が得意で特定球団ファンの人、今がチャンスかもしれませんゼ！



最初、１００曲もあれば充分充分・・・と思っていたんですが、こうやって好きな曲を集めはじめると、１００曲って、なんかすぐ埋まってしまいそうです。

う〜ん、そうなったら・・・・・・・もう１本ソフトを買いますか？大笑
なるほど、そのせいで「売り切れ」が続いているのかもしれません。

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