雑学めいた話題


掲示板に「かーちゃん」さんから、「キリンの首の骨の数に関する」書き込みがあったので、調子にのって、ポケモン関係、雑学っぽい話題でいってみようかと思います。

いつもに増して、ゲームの役にたたない話になりそうなんですが・・・・・汗



首の骨の話

哺乳類の首の骨の数というのは、普通7個と決まっています。
「かーちゃん」さんのお子さんが話しておられるとおり、あの、なが〜い首のキリンであっても、首・・・どこにあるの?・・・という、カバさんや、モグラであっても、骨の数は同じなんですね。

これ、やはり、例外というものがありまして、7つではない哺乳類というものがいくつかいます。
少ない方:マナティが6つです。
多い方:ナマケモノの仲間が6〜9つだそうです。

クジラの首の骨って、1本だろ?・・・という、妙なところで詳しい人がいたりするんですが、この場合、胎児のころには、ちゃんと7つに分かれていまして、それが融合する・・・というパターンなので、まぁ、7つと考えていいのでしょう。(クジラの種類によって、融合の具合が異なったりします。融合するせいで、クジラは首を曲げることが苦手です。)



ポケモンの世界で、キリンというと、「キリンリキ」が連想できます。
やっぱ、あの、キリンリキの長い首も、骨の数を数えたら、7つなんだろうかね?

逆に、ナマケモノというと、時々ハクタイの森で大発生する「ナマケロ」、あれは、首の骨の数が多めだったりするかもしれません。

ナマケモノには、大きく分けて、フタツユビナマケモノ、ミツユビナマケモノ(前足の指というかツメの数で見分けが簡単です)の仲間がいるのですが、「ナマケロ」は、指の数が2本なので、フタツユビナマケモノがモデルなのかな?
進化して、「ヤルキモノ」になっても、指の数は2本です。
でも・・・・・・
さらに進化して「ケッキング」になってしまうと、いきなり、5本指になっちゃうあたりが、笑えたりする。(姿も、類人猿っぽくなるしネ。)

カイオーガの首の骨は・・・・・1本(?)に融合しているかもです。



鳴き声の話

ポケモンは、野外で出会うたび、必ず一声鳴いてくれることになっているのですが・・・・・現実の世界の動物の中には、なかなか「声」を聞かせてくれない生き物がいます。

前述の「キリンリキ」、これも、出てくるたびに毎回鳴いてくれるのですが、動物園などで、キリンの声を聞いたことがある人は、少ないでしょう。

キリン・・・・・どんな声を出すか、知っていますか?

牛みたいな声なんです。
ただし、ほとんど聞くことができないもののようです。

私が、上野動物園で卒論を書いていたころ、キリンの担当をしておられた木島さんという方から聞いた話でも、毎日、担当で世話をしていても声を聞くことができない動物らしいです。
赤ちゃんキリンの場合、メェ〜に近い声を出すとも言われています。

鳴きまくりのポケモンとは、だいぶ違いますね。

(この、キリンの声ですが、リンクの場所から、Tokyo Zoo Net に飛ぶと、動物園で収録された貴重な「声」を聞くことができます。興味があれば、おためしください。)






「ドードー」と「ドードリオ」、これのモデルって、なんでしょうか?

現実の世界で、ドードーというと、モーリシャス島に生息していた巨大な鳥の名前が思い浮かびます。発見されてから、180年たらず(もっと短いという説もあります)で、絶滅してしまったという現存しない鳥ですね。
でも、これ、ちょっと姿形がポケモンの「ドードー」とはかけはなれています。

どっちかというと、ダチョウや、エミュウなどの、走ることが得意な大型の鳥を連想する場合が多いんじゃないでしょうか。

ダチョウ・・・これも、普段あまり鳴かない鳥です。
でも、鳴くときがあるんですよ。
求愛シーズンですね。

主人公の自宅付近で大量発生した「ドードー」が、やたら、いっぱいとびだしてきて、鳴きまくっているのを聞くと、ついつい
「あぁ・・・繁殖期か・・・」
と思ってしまい、笑えます。





最初の3体の中から、ヒコザルを選択したプレイヤーさんは、やがて進化したゴウカザルの声を、バトルのたびに何度も聞いていることと思います。
私の最初のプレイがこれだったんですが・・・・・・気になってしかたがありませんでした。

あの「声」がね、おサルさんの声じゃないんですよ。

あれ、私の頭の中では、チーターの威嚇音。笑

アフリカのサバンナを、最高速度110キロという、とんでもねぇスピードで疾走する、動物界最速記録保持者チーター君!(ただし、短距離限定。笑)
時速110キロつったら・・・・・名鉄特急と並んで走れますな。500mくらいが限度らしいですけれど。

もちろん、ネコ科。

これが、怒っている時に発する声が、ゴウカザルの声に聞こえてならないんです。
(こちらも、Tokyo Zoo Net で聞けます。)


想像なんですが・・・・・・・これ、元ネタがあるんじゃないでしょうか?

怪獣ドラマの原点:ウルトラQシリーズに「五郎とゴロー」という作品があります。(1966年放映)
やがて、ウルトラマン・シリーズに続く怪獣ドラマなのですが、円谷プロダクションとしては、毎週毎週、存在していない「怪獣」にどんな声で鳴かせるか?・・・という大問題があったわけです。
音声担当の方は、いろんな音を集めたそうです。
もちろん、動物園関係にもでかけて、いろんな「鳴き声」を集めたのですが、どうも、実際に存在する動物の声というものは、やはり自然であったためか、不安・不快・恐怖を感じさせる怪獣の声としては、いろんな処理をするにしても、いまいち利用しにくかったらしいです。

ただ、この「五郎とゴロー」に登場する怪獣は、実は、怪獣ではなくて、架空の食べ物を食べてしまったために、とんでもない巨大サイズに成長してしまった、日本ザルだったんですね。
もともとの意味では、怪獣じゃない。
ここで、ゴローの鳴き声にチーターの声が利用されたんです。
うん、あれは、チーターの声にしか思えないな。笑

不思議なことに、このイメージが、ものすごくあっていて、今でも「ゴロー」の声が頭に残っているんです。

ポケモンゲームを作っているスタッフというと、私より、かなり若い人たちじゃないかと思うのですが・・・いたんじゃないかなぁ、ウルトラQのファン?
ゴウカザルの声は、ゴローの声でやりたい・・・そんなスタッフがいたんじゃないかと、ついつい勘ぐってしまうんです。笑

もちろん、ゲーム内の声ですから、機械的に作られた音声ですけれど・・・・・私のイメージとしては、元ネタがチーターの声。
さて、他のプレイヤーさんは、どう感じられるでしょうか?



危険な動物

現実の世界で、危険な動物というと、どんなものが連想されるでしょうか?

百獣の王:ライオン?
映画などで、冒険者に襲い掛かるワニ?

どうも、肉食獣が浮かんできますが、彼らは、自分の身に危険を感じた場合、もしくは空腹である場合でもなければ、やたら、人間に襲いかかるものではないそうです。

ワニよりも、カバの方が、うんと怖いんだぞ・・・という話を聞きました。

カバ・・・・・・草食動物ですよね。
肉食でもないカバが、人間を襲う・・・なぁんてことがあるんだろうか?
あるんです。
カバが生息している地域では、とても危険な動物扱いになっています。

理由: カバというのは、あまり目が良くないんですね。さらに、たいへんに縄張り意識が高い動物です。
自分の縄張り内に入り込んだ物には、攻撃をしかけてくる。
食べるためじゃないんですよ。
むこうは、縄張りを守るために行動しているのですが、あの巨体です。うっかりぶつかれば、人間なんか、ひとっとび。
いや、ぶつかる前にだ・・・
大量の草を噛み切って食べるために、カバの歯というのは、ものすごく切れ味が良くできています。噛み付かれたりしたら、人間なんかスパッ!といっちゃいます。

どうか、カバの縄張り付近を通過する場合は、皆さん、ご用心くださいませ。
(日本国内にいる場合には、まったく心配ありませんけれどねぇ。笑)



この、カバ君、学名を Hippopotamus amphibius といいます。
「ヒポポタス」という、あまり、なじみのないポケモン名が登場するのは、この学名からきているんでしょうね。

進化した「カバルドン」と、ワニっぽいイメージの「オーダイル」を比較してみたら・・・攻撃の種族値が微妙に「カバルドン」の方が上・・・ということで、ポケモン・ゲームの中でも、カバ君は危険なのかな?・・・と思ってしまいました。



虫ポケモンは謎が多い?

ポケモンの世界の虫タイプは、つっこみどころが多かったりします。

旧赤・緑のトキワの森。
どこから見ても、アゲハチョウの幼虫に見える「キャタピー」が、アゲハのサナギに見える「トランセル」になったので、絶対にアゲハが出てくると思っていたら、シロチョウ・タイプの「バタフリー」に進化してしまって、のけぞったのって、私だけなんかなぁ?

私の小学校時代には、理科の教科書に、モンシロチョウやアゲハチョウの成長についての勉強があったのですが・・・最近、どうなっているのかね?
もし、同じ内容があるとしたら、ポケモンをプレイしたせいで、混乱しないか心配になっちゃうな。笑


「ケムッソ」は、「マユルド」「カラサリス」をへて、「ドクケイル」「アゲハント」に進化してくれるのですが、「マユルド」→「ドクケイル」は、いいとして・・・蝶に見える「アゲハント」が「カラサリス」経由であることが、これまた、気になってならない。

「マユルド」と「カラサリス」は、ほとんど同じ形態なんだけれど、「繭」を作った状態というのは、現実の世界では、蛾になるケースなんだよね。
「アゲハント」って、もしかして、蛾だったのかなぁ?



「モルフォン」は、毒蛾ポケモンということなんだけれど、名前の元ネタから考えると、蝶ポケモンということになりそうだったりする。
進化前は「コンパン」で、なぜかサナギ状態が無いのも笑える。




(モルフォチョウ:中南米の熱帯雨林に生息する蝶の種類。青銀紙のような金属光沢のある美しい羽で有名。上の写真もモルフォチョウの一種)



ダイヤ・パールで、新たに進化できるようになった「ヤンヤンマ」。
どこから見ても、赤トンボに見えてしまうんだけれど・・・・・・・

トンボとヤンマ、どこがどう違うんだよ?ありがちな疑問です。
でかいのが、ヤンマだよ・・・・・・・まぁ、たいてい、合っていますね、それ。

一応、区別するための「みどころ」というものはあるんです。
それは、羽の網目模様なんですけれどね・・・・・・・残念ながら、ポケモン・ゲームの「ヤンヤンマ」「メガヤンマ」の羽が、どんな網目になっているのかまで、きっちり描かれたイラストというものは、1回も見たことがありません。

もし、そういうのがあったら、虫メガネかまえて、トンボかヤンマかチェックしに行きたいと思いますので、ぜひ、教えてくださいませ。




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