努力値って、何?・・・だったころの話
ポケモン赤・緑〜金・銀のこぼれ話
ポケモン・ダイヤ・パールをプレイしていると、
「そういえば、以前は・・・・・」
という話が懐かしく思い出されたりします。
旧赤・緑の時代には、出現するザコ・モンスターにいろんな強さがある・・・なぁんてゲームはなかったと思いますし、経験値をためて、レベルUPしたパーティ・メンバーの「強くなり具合」というものも、最初から決まっていたものでした。
なぜか知らないけれど(笑)、今度買った「ポケモン」というゲームは、出てくるザコが、強かったり、弱かったりするんだ・・・・・・・不思議な話でしてねぇ。
同じ名前で、同じレベルのポケモン相手に、同じ技で攻撃をしても、1回でたおせる場合もあれば、たおせない場合もある。
同じ名前で、同じレベルのポケモンから、同じ技をくらっても、受けるダメージがずいぶん違っている。
いまなら、「普通だろ?」で、済まされそうなことなんですが、当時は、その理屈がさっぱりわからない。
「野生のポケモンより、トレーナーが育てたポケモンの方が、強く育つんだ。」
という、ゲーム内のセリフを聞いても、どういうことかが、わからない。
プレイしていれば、確かにそのとおりなのですが、理由はだぁれも説明してくれない。
ためしに、同じポケモンを何匹かゲットしてみると、能力がどれもこれも、バラバラ。
どうなっているんじゃいっ!! 大笑
私のまわりで、同じゲームをプレイしているのは、小学生ばかりでしたから、こういう理屈を考えようなんて思うプレイヤーは、まったくいません。
どうもね、彼らにとっては、
「そういう、ゲームなんだ。」
で済んでしまうことだったようです。
今でも、普通にシナリオを進めて、ジム・バッヂを集め、殿堂入りをするだけなら、個体値だの努力値だのは、いっさい無視したって問題は起きてきません。
敵が強ければ、そのへんで、レベルUPしてこようか・・・・・って世界ですね。
でも、大人プレイヤーは、気になってならなかったものです。
まだ、ゲームが発売されると同時にパソコンに「攻略サイト」がポンポン登場する時代でもなかったと思いますし、本屋さんに駆け込んでも、ゲーム関係の雑誌は2誌くらいしかなかったと思います。
(そもそもパソコンそのものが、今のようには各家庭に普及していませんでした。)
しかも、ゲーム雑誌を入手しても「攻略」内容というのは、どんなイベントがあるか、どんな敵が登場するか、どんなマップなのか・・・・・・という、普通の内容ばかりです。
私が、初めて「努力値」についての情報に出会ったのは、赤・緑発売からだいぶたった後、ファミ通での実験だったと思います。(あまり、詳細なことまでは述べられていませんでした。)
かなり、くわしい話を知ったのは、すでに金・銀・クリスタルが発売された後、息子がパソコンで、どこかのサイトの情報を調べてきてくれた時になります。
その間、わからんことは、わからんままでプレイしていたことになりますね。笑
もしも・・・・・・・
ポケモンのメーカーがスクウェアであったならば、もっと早く、私の疑問は解決されていたかもしれません。
ポケットモンスター 赤・緑 アルティマニア
本のぶ厚さ 5cm 上下2巻 なんちゃってね。
さらに半年くらいすると、アルティマニア・オメガが発売されたりして。
詳しい理屈、設定などの話は、わからないけれど、近所の小学生たちが持ち込む情報には、本当にいろんなものがありました。
なにしろ、旧赤・緑時代には、バグ技がいっぱいありましたからねぇ。
今なら、怖くてできないような「裏技」も、かなり平気でやっちゃっていたように思います。
(ムチャやったわりに、まったくデータが破損しなかったことも、不思議だったりします。私のゲーム・ソフト、かなり耐えまくっていたんだろうか?)
伝説のポケモン、ミュウを「作って」くれた少年もいました。
孤立している大人プレイヤーには、この手のバグ技の情報は、なかなか入手方法がないものですが、まわりにいっぱい、同じゲームをプレイしている友達がいる小学生たちは、実にいろんな「裏技」を知っていたのです。
いらない水タイプのポケモンを1匹用意して・・・あぁして・・・・・こぅして・・・・・・・・・
なにやら、少年がゲームをいじくりまわすと、そこには、ゲームに登場しないはずの、伝説のミュウがポンといたりするわけです。笑
すごい時代ですよね。
このバグ技のミュウですが、後日、64ソフトの「ポケモンスタジアム」が発売されたとき、ためしに連れていったら、きっちり正体がバレておりました。
赤・緑のソフトでは、ミュウの姿をしていたのですが、ポケモンスタジアムの中では、本来の水タイプ・ポケモンにもどっていたのです。
おぉ、お前、タッツーだったのか。 大笑
これね、
「このポケモンは、つれていけません。」
とキャンセルされるのではなく、ちゃんとポケモンスタジアムに連れていけて、そっちではもとの姿にもどるあたりが、よけいにおかしかったです。
努力値関係の「裏技」の話も持ち込まれました。
実は、これ、裏技でもなんでもなかったことが、後になってわかったんですけれどねぇ。
チャンピオンロードなんかで、できるだけレベルの高いポケモンをゲットするんだ。
ふむふむ
それに、がくしゅうそうちを持たせたりして、四天王とライバルのところでレベルUPさせる。
うんうん
レベルが100になったら、もうそれ以上強くならないよな?
レベルは100で終わりだもんな。
ところが〜、そのレベル100をどこかで、いっぱいバトルさせるんだ。
経験値が、全部ムダになるぞ?
いいから、いいから。
いっぱいバトルをさせてから、それをパソコンにあずけるんだ。
で、もう1度引き出して、能力を見ると、強くなっているんだぞ。
うそだぁ〜っ!!
ためしに、小学生に言われたとおりにプレイすると、あら不思議。
たしかに、もう成長しないはずの、レベル100のポケモンが、能力の上で、さらに強くなっている!
不思議だっ!!
全然、不思議でもなんでもない話ですよ。
でも、努力値について、なんの知識もなかった頃、この話は、謎だったんです。
レベルの高い野生ポケモンをゲットして、四天王の場所で経験値だけをどんどん集める。
(ポケルスなど、無かった時代です。)
レベル100になっても、そのポケモンの努力値は、充分にたまっていなかったのです。
そこで、さらにバトルをさせれば、努力値がたまっていきます。
これをパソコンにあずければ、能力の計算がやり直しされて、でてきた時には「強く」なっている・・・・・・・というだけの話だったんですね。
(この、パソコンにあずけると、努力値関係の計算のやり直しがしてもらえることについては、同じことをダイヤ・パールでやっても、ダメみたいですね。レベルがすでに100になってしまっているポケモンは、タウリンなどを利用して、その場で能力値がUPする場合をのぞくと、バトルで努力値をためて、パソコンにあずけても、変化がおきないように思います。育てるのであれば、100にする前・・・ということなんでしょう。まぁ、普通は、100まで努力値を入手しないように育てて、それから、なんとかしよう・・・というプレイヤーは、いないだろうと思いますけれどね。笑)
GBAのルビー・サファイアで「木の実」が登場すると、それぞれが現実にある木の実のどれを元ネタにしているのか・・・という話題がよくでていたものです。
赤・緑時代には、ポケモンの名前そのものが、どんな元ネタなのか、話題になることが多かったように思います。
この種の話題になると、ある程度、英語の知識が役に立つ大人の方が有利(?)になるポケモンもあれば、発想が斬新な子供の方が的を射た発言をする場合もあったりして、楽しかったです。
最近は、サワムラー(沢村忠選手)、エビワラー(海老原博幸選手)を知らないポケモンプレイヤーがいっぱいいるのですが、赤・緑時代には、さすがにだれでも元ネタを知っていたように思います。
このへんが、歴史だったりします?笑
よくある突っ込みに
「白くないのに、なんで、ハクリューなんだ?」
という話がありますが・・・・・・・
赤・緑時代のポケモンには、色がついていませんでしたから、あたりまえのように、ミニリュウが進化すれば、きっと、白い大きな竜になるんだろうなぁ・・・とプレイヤーは思っていたはずなんですよ。
これが、金・銀でカラーになったとたん、白より、むしろ水色の方がめだつハクリューが登場してしまいまして、実は私も、思い切りつっこみを入れた記憶があるんです。苦笑
元ネタが、よくわからないポケモンというのもいくつかあって、実は、ごく最近まで、アーボックがどこから出てきた名前なのか知りませんでした。
この話を息子にしたら、一発で答えがわかっちゃった!
「アーボックって、何に見える?」
コブラだな。
「コブラと英語で書いてみろよ。」
??? COBRA
「それを、ひっくり返して、読む。」
ARBOC・・・・・・・おぉっ!!
やっぱり、当時少年だった連中の情報網のほうが、すぐれものだったようです。
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