FFVは、コメディ?



FFVの物語というのは、すべてを無に帰そうとする存在から世界そのものを守ろうという重大なテーマを追いかけるお話です。


もともと、主人公たちが住んでいる世界とは別の世界に、たいへん困ったエクスデスという名前の魔道士がいましてね、好き勝手されたらたまらないので、その世界の人々は、なんとかしたいところなんですが、めちゃくちゃ強くて、どうすることもできない。
そいつが、30年前に主人公たちの世界にやってきたんです。
そこには、強い力を持つ4つのクリスタルが存在していたのですが、その4つのクリスタルの力が集中している場所に、異世界からやってきた勇者たちが4人がかりで、なんとかその魔道士を封印したんです。

そんな迷惑な存在を、勝手によその世界に「封印」しないでくださいよ・・・とクレームがきそうな話ですが、当時としては、それが精一杯の行動だったんですね。
退治したり、自分たちの世界に連れて帰るなんてことは、到底できそうにない相手だったということです。

この事件は、まったく知られることなく終わってしまい、時が流れました。

クリスタルの力が、魔道士の封印に使われているなぁんてことは、ちっとも知らない人々は、その力を生活のために利用し始めていたんです。
このため、さすがのクリスタルにも無理がかさなって、封印の力は弱まり、魔道士は復活を遂げようと、クリスタルの破壊をもくろみます。

これに気付いた主人公たちは、なんとかクリスタルの破壊をとめようと奔走するのですが、一歩およばず、魔道士エクスデスは復活してしまうわけです。

自由の身になって、やりたい放題のエクスデス。
放置できないから、なんとかその行動を阻止しようとする主人公たちなのですが、相手はとにかく強敵です。

世界を守るため、主人公たちを先にすすめるため、あそこでもここでも、何人もの心ある人々が我が身を犠牲にして望みを託してくるんですね。

なんつうか、ものすご〜く重い物語。

・・・・・・・のはずなんですが・・・・・・・・



なぜか、FFVというと、全体のイメージが明るい。苦笑



中ボス廃業しても、どこかでコメディアンとして成功できそうなキャラクター「ギルガメッシュ」が敵対するチーム(?)で目立ちまくっていますし、会話イベントなどが、たいへんにコミカルに作られていたりするからでしょう。

これ、たぶんねぇ、重い物語をそのまんまで進めていったら、暗くて、つらくて、滅入ってしまうことになりかねませんから、意識してコミカル色を強調していたんじゃないかと思うんです。




というわけで、なんか笑えるFFVのコミカル・シーンをご紹介したいです。



ボタンがあったら押してみる


開かない扉があります。
近くにボタンがある。
よし、押してみよう・・・・・・・・・だれでもやりがちなことです。
    (なんのボタンかわからないのにねぇ。)
どうも、人間というのは、ボタンを見つけると、考えるより先に押してみたくなるものらしいです。
はい、ポチっとな。

でね、たいてい「ボタンを押しますか?」 「はい」と返事すると、どこかで扉が開いたりすることになっているんですよ。

でも、こういう場合、どこかでオチが作ってあるはずです。笑



古代超文明の遺産ともいうべき、「ロンカの遺跡」を攻略していると、その最深部に思いがけないものが眠っています。
空を飛ぶことができる船!

このちょっと手前の場所に、居住区をかねたコントロール・センターでもあったのか、ベッドや多数の図書がおかれたスペースがあります。

そこに、3つの宝箱が見えている。

でも、じゃまな壁があって、宝箱の近くに行くことができないんです。

あからさまにボタンがありまして・・・・・・
Aボタンで調べると
「ボタンを押しますか?」
と出る。
「はい。」
と応えても、なんか固くて押せないんですよ。

ここで、主人公が書いてあるメモを見つけるんです。


真ん中の部屋の花壇ね・・・・・・・花壇、花壇と・・・

調べていくと、右の端っこにまた、メモがあって
「便箋を調べろ。」
と書いてある。
あぁ、メモをさがして、たどっていくと、宝箱が開けられるというわけだな!
     (だれでも、そう思い込むわけです。)

右側の部屋に便箋があるので、それを調べると・・・


うわぁ、なんてお約束のギャグ!


これ、古代超文明の遺跡に残っているギャグなんです。

いったい、どんな超文明だったことやら・・・・・
     (8時だよ、全員集合!なんかもTVで放映していたんだろうか?)



ここで、主人公がおもいっきり落ち込むシーンがあるのですが、冷静なパーティメンバーたちが、なぐさめてくれたりする。
さらに、2枚目のメモがあることを見つけてくれるのも、パーティメンバー。

「ツボを調べろ。」
と書いてあります。
左の部屋にあるツボを調べると、中にいた小動物(カエルだったっけ?)が飛び出してきて、本棚に激突し、はずみで本が落下する。
     (どうやって、遺跡深部に小動物が生き続けてきたのか、つっこみは無しらしい)


ようやく、それっぽい指示が登場しました。

下に8、右に4・・・・・・・・・・

それって、最初の「ボタン」の場所なんですけれど・・・・・・・・・・・



グルっとまわって、もとの場所にもどされる、またまた、古典的ギャグ!
    (スクウェア、この手のギャグ好きだよね。FFXにも登場します。笑)

で、最初のボタンを調べると
「ボタンをひっぱりますか?」
と、質問が変化しています。

はい・・・と返事すれば、じゃまをしていた壁が消えて、無事に宝箱が回収できることになっております。
行程は、アホっぽいですが、なかみは是非とも回収したほうがいいですよ。




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