20年前のファイナルファンタジー



ファミコン版ファイナルファンタジーをプレイしたことがある人で、今もゲームを楽しんでいる「大人プレイヤー」というのは、どのくらいいるんでしょうねぇ。

RPGということなので、どういう物語だったのか・・・ということは覚えていても、当時、どんなアイテムを利用できたかとか、武器・防具にどんなものがあったか・・・という細かい点まで記憶している人は、少ないんじゃないかと思います。

1番最初のゲームが面白かったから、以後もシリーズをずっとプレイしていたりすると、今あるアイテムが昔もあったような錯覚が起きてしまいます。
ゲーム○○○○○、新ハードに移植!・・・という場合、1から10まで、昔のまんま・・・というのは、わりと少なくて、ゲーム・バランスを再検討されたり、最近のシリーズで利用できるアイテムなどを、使えるようにしておいてくれたり・・・今風になっている場合が多いからでしょう。

今回のPSP版、ファイナルファンタジーも、たいへん楽にプレイできるようになっております。

えっ・・・・・あれで、楽?

いきなり、ザコ・バトルで、敵9体に先制攻撃くらったような不運なプレイヤーさんなんかは、ビックリして文句言うかもしれませんが・・・苦笑

え?その不運なプレイヤーって、おまえなのかって?
・・・・・・・・・ええ、先制攻撃くらいましたとも。
コーネリア(最初の町)の北で、ゴブリン+ゴブリンガード計9体に・・・・・・涙



というわけで、20年前のファミコン・バージョンがどんなだったのか、いくつか紹介したいと思います。



ファミコン時代から「小技」として有名だった表示
「エルフの町」にある墓標を調べると読むことができます
この町に住んでいるエルフたちは、どこかでみたような
緑色のとんがり帽子がトレードマーク 笑

もちろん、「ゼルダの伝説」を意識したネタと思われます
(笑って終了、なにも起きません)
PSP版でも健在!




その1   アイテム袋は1個だった

アイテム袋という表現は変かもしれませんが・・・・・近年のゲームでは、消費アイテムや武器・防具など、プレイヤーが「お店」で売り買いしたり、宝箱から入手したり、魔物が落としたりする普通のアイテムが並んでいる場所と、ゲームを進めていく上で必須となるようなアイテムが入れられる場所が別になっているのが普通です。

「道具」の置き場と「だいじなもの」の置き場は、別々なんですね。

ファミコン版FFのアイテムは、全部おなじ場所に入れられておりました。

お店で買った「ポーション」や「毒消し」と、必須アイテム「リュート」「すいしょうのめ」なんかが、いっしょくたなんです。

ゲームの「容量」が少なく、まとめられるものは、全部ひとまとめにしておくしかなかったんでしょう。
もちろん、必須アイテムに関しては、間違って売ってしまったり、捨ててしまったりすることがないようにはしてありましたが・・・。

(PSP版では「だいじなもの」の入れ場所が別になっております。)

その2   HP回復はポーションのみ

いまでこそ、HP回復のためのアイテムは「ポーション」「ハイポーション」「エクスポーション」「メガポーション」「エリクサー」「ラストエリクサー」・・・いっぱいあって、逆にどれがどうだったか混乱したりしますが、20年前のゲームには「ポーション」しかありませんでした。

ハイポーションすら、なかったんです。
(ハイポーションの登場は、FFII以降)

状態異常の回復薬も「毒消し」と「金の針」しかありません。

白魔法で回復できる状態異常もありますが、アイテムは2種のみです。

ゲーム初期に、うっかり戦闘不能になったりしたら、たいへんですよ。
町までもどって、教会(?)に駆け込んだりしてね。笑


「ねぶくろ」「テント」「コテージ」という、フィールドで利用できる回復アイテム(?)もありますが、ダンジョン攻略中には使えなかったはずです。


PSP版には、ハイポーションもありますし、ゲームがすすむと状態異常を回復するためのアイテムもでてきます。
フェニックスの尾も、お店で買うことが可能です。

(エクスポーション、エリクサー、目薬、万能薬・・・いろいろ登場します。)

ザコがたいへんなゲームですから、買えるものについては、できるだけ、アイテムをそろえて持っているのが好ましいでしょう。
(先制攻撃で一方的にダメージくらう可能性や、状態異常になる確率がとても高いゲームなんです)



「巨人の洞窟」あたりの要注意モンスター
名前だけ見ると、サンリオの白いネコちゃんを思い出しますが、危ないヤツ
それにしても、このネーミングは・・・・・汗

シナリオが進んで、色違いのサーベルタイガーが登場してくると
強烈なクリティカルヒットがさらにヤバい!




その3   魔法はレベルごとに回数制だった

FFの魔法は、お店で買って覚えることになっています。
魔法の種類は、白魔法と黒魔法。
それぞれ、レベル8までが、各4種存在しています。

これを使う場合なのですが、レベルごとに使える回数というものが決まっていまして、現在このキャラは、レベル1の魔法が9回使えます。レベル2の魔法は7回使えます・・・という具合でした。
(FFIIIDSは、このままの使用方法で移植がされています。)

他のレベルの使用回数が残っていても、流用はできませんから、魔法を使う場合には、とても注意する必要があったことになります。
「大ダンジョンに入るんだから、なにがなんでも、ダテレポ1回分だけは残しておかないとヤバい!」
なぁんて具合ですね。

もちろん、アイテムなどを利用することによって魔法使用回数の回復はできません。
(回復方法は、宿屋さんに泊まるか、フィールドでコテージを使う必要がありました。)


今回、PSP版では、魔法の使用がMP消費タイプに変化しています。
MPが残っていれば、レベル5の魔法を使おうが、レベル2の魔法を使おうが自由です。

さらにうれしいことに、エーテルがお店で買えるようになっていますから、それを買っておけば、MP回復が、どこを攻略中でも容易になります。
魔法使いタイプがMPの心配をあまりしなくても、充分活躍できます。



その4   セーブするためには、ギルがいる

ファミコン時代のファイナルファンタジーは、宿屋に泊まった後、もしくは、フィールド上で「ねぶくろ」「テント」「コテージ」を使ってHP回復をした時にしか、セーブをすることができませんでした。

まぁ、お金を払ってセーブしなければならない・・・というのはしかたがないとして、洞窟や塔なんかを攻略する場合、そこに入る直前までのデータしか残せないというのは、ハラハラどきどきものだったんです。

もちろん、全滅すれば、セーブのところからやりなおし。

近年のゲームのように、ボスがいる寸前には、セーブポイントが設置されている・・・という親切(?)設計はありませんでした。
逆に、そこまで攻略してくることができるパーティであれば、ボスに負けることもないだろう・・・ということにもなります。
あまりにも、理不尽なことをやってくるボスというのは、少なかったものです。笑
(とは言っても、ボロボロ状態でボスにいどむのは、ムチャってことですよ。)


PSP版では、ハードが携帯ゲーム機でもありますから、どこででもセーブが可能になっています。
宿屋、寝袋の心配がありません。
それこそ、バトルの真っ最中でさえなければ、セーブできちゃいます。

ただし、とんでもない場所でセーブしてしまって、
「敵が強くて、一歩も動けないよぉ〜!」
なぁんてことになっても、責任とってはもらえないでしょうねぇ。




もどります



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