その犬の顔は見たくない



ある日、娘といっしょに、最寄のスーパーマーケットのゲーム販売コーナーを通りかかったところ、新作ソフトが並んでいる棚から、娘がいやそうに目をそむけました。

とても妙な反応に思えたので、どうしたのか聞きましたところ、

「あのゲームのイラストの犬は、見たくない!」

のだそうです。



どのゲームか?・・・・・というと、

     英単語ターゲット1900DS

     英熟語ターゲット1000DS

ですね。

各々のパッケージには、たいへん特徴がある犬の頭部のイラストが描かれています。




これ、別にその「犬」のイラストが嫌いである・・・という話じゃないんですよ。
また、「犬」そのものが嫌いということでもありません。





このゲーム、もともとは、受験生用の参考書だったんですね。

近年、遊びのためのゲーム・ソフトというより、お勉強ソフトとしか考えられないような商品が、DSソフトの一角を占めるようになってきたんですが、どうやら、このターゲット・シリーズもそれであるらしいです。



高校生時代、大学受験をめざして、娘の学校では、このターゲット・シリーズが参考書として使用されていたんだそうです。
定期的に、その中からテスト問題が出されるため、いやでも「犬」のイラストが描かれた参考書とにらめっこする毎日が続いていたことになります。

受験勉強に関係する書籍というのは・・・・・・あんまし、楽しいもんじゃないよね。
受験が終了したら、2度と見たくない本だって、あるに違いありません。

テストに直結する参考書の表紙のイラストが、DSソフトのパッケージにドンと描かれていたら、そりゃ、目をそむけたくなる気持ちもわかるなぁ。






後日、名古屋駅の近くにある大手書店に出かけたところ、受験&学習参考書・問題集のコーナーに・・・・・ありました。
ゲーム・ソフトのパッケージ・イラストと、まったく同じ「犬」の表紙の参考書。




こぉ〜れぇ〜かぁ〜〜っ!!




平積みで、どか〜ん!と置いてありましたよ。
ものすごく、目だっています。
きっと、多くの受験生さんたちに、利用されているのでしょう。

先にゲーム・ソフトの方を見てしまっているせいか、とても奇妙な気分がしました。




いろいろ発売されている「お勉強ソフト」ですが、もしかして、近い将来、学校でのお勉強もDS片手に行われる・・・・・なぁんて時代が来たりするんでしょうか?

ちょっと想像もつかない、一昔もふた昔も前の「受験生」の私なんであります。




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