へたっぴにとっては、かえって厄介かも

ぷよぷよ! (Puyopuyo 15th anniversary)



2個一組で画面上から定期的に延々と降ってくる、5種類の色がついた「ぷよぷよ」という名前の物体(生き物?)。
これを、縦横方向に4個以上隣接させると、画面から消し去ることができるという「落ちもの」ゲームの名作・・・これが「ぷよぷよ」です。

今回、Wiiソフトとして、シリーズ最新作が発売されました。

う〜ん、15周年ですか。
新ハードが登場するたびに、必ず1本以上は「ぷよぷよ」シリーズが発売されているように思いますから、私が最初に「ぷよぷよ」を遊んだのは、いったい、どのハードだったんでしょう?

少なくとも、スーパーファミコン用ソフトは、今も我が家のどこかに眠っているように思います。

でも、たぶん、それよりもうちょっと前、携帯用ゲーム機で遊んだような・・・・・・・



画面の中央で、意味もなく、ひたすら楽しげに踊りまくっている、黄色い怪生物「カーバンクル」ちゃんがかわいくて、メーカーのコンパイルが「カーバンクルぬいぐるみ」を発売した時は、本気で広島まで買いに行こうか・・・と迷ったものでした。

このぬいぐるみは、通信販売で入手可能になりましたので、無事ゲットできたんですよ。
他にも、広島名物「もみじまんじゅう」を思わせる「ぷよまん」も通販で何度もゲットしました。




ゲームのルールは、きわめて単純で、落ちてくるぷよぷよを上手く積み上げて、消してしまえばOKというもの。

下の部分が消滅すれば、自動的に上部に積みあがったぷよぷよが落下しますので、計画的に積み上げてあれば、新しい4個以上の隣接状態ができあがり、連鎖消し・・・という高等テクニックにつながります。

一度に多数のぷよぷよを同時に消す、一度に2つ以上の色エリアを消滅させる、落下を利用して連鎖回数を多くする・・・よりポイントがもらえるテクニックがいろいろと考えられるゲームになっています。

(対戦ゲームの場合には、より高度な消し方をすると、相手に大量のじゃま物アイテム:おじゃまぷよを送りこむことができるしくみです。)

基本ルールが単純であるからこそ、プレイヤーのテクニックがものをいう・・・そういうゲームだと思って楽しんできました。




「落ちもの」ゲームの人気がでて、新作を発売することになった場合、基本になるルールはすでに決まっておりますから、たいてい、なにか1つくらい新しい要素をプラスすることになります。

今までになかった○○○、これを使うと、もっと楽しいっ!!

・・・・・・・・てな具合ですね。

多くの場合、どたんばでの一発逆転がねらえるようなアイテムが登場したりして、

これさえあれば、初心者でも勝てる!!!

とか、あおり文句が踊っていたりしますが・・・実は、これ、あやしい。




そもそも、1作目で人気が出た原因というのは、素朴なルールをうまく活用して、攻略することが楽しかったからでありまして、もし、そのプレイヤーが培った攻略テクニックを、根本からひっくりかえすことができるようなアイテムが登場したりしたら・・・基本ルールを楽しいと感じているプレイヤーは、一気に興ざめしてしまうことになります。

じゃぁ・・・特別に強力なアイテムを出現させるために、基本テクニックを活用しなければならないようなシステムであれば・・・初心者は、熟練者に勝てるものではありません。
熟練者がますます強くなるだけのことなんです。

落ちものゲームの新作が登場するたびに、ゲーム販売コーナーの陳列棚の前で
「1番最初のXXXXXが、一番面白かったなぁ。」
という話し声を聞いたりすることが多いのは、私と同じ感覚をもっている人が結構いるということじゃないのかと考えたりします。




というわけで、新シリーズで、新しいアイテムを登場させたりすることはしたい、基本ルールは大切に残したい・・・ということでして、人気ゲームを人気ゲームのままで持続していくことは、きっとたいへんな努力が必要なんだろうなぁ・・・と思います。




かなり以前、通販でゲットしたっぷよぷよハンドタオル




我が家の場合、最初のぷよぷよの基本ルールだけでできているゲームが好きなプレイヤーがそろっていたものですから、いつの間にか新作からは遠ざかっていたようです。

途中、会社がセガに移ってからは、イメージ・キャラクターもイラストが一新され、なんとなく違和感がありましてねぇ。苦笑
知らないキャラ、今じゃ、いっぱいいるんですよ。

ひさびさにプレイしてみたら、なんつうか・・・ぷよぷよが進化しておりました!!


いや、まじで、映画「ゴジラ対ビオランテ」の一シーンが頭に浮かびまして・・・・・
物語の真ん中あたりで、形態の変化したビオランテを目にした博士が、つぶやくセリフがあるんです。
なんか、呆然とした表情でね。
「ビオランテが・・・進化している・・・」
もう、このまんま、私もつぶやきたかったです。



そりゃもう、15年も歴史があれば、新アイテム、新ルール、山盛りですわなぁ。

のんきに電源を入れちゃった後で、あわてて取り扱い説明書ひっぱりだしていましたよ。




いい歳して、持っているんじゃないよ・・・と言われそうな
スケトウダラ・ハンドタオル

この、なんとも怪しいキャラクターも最近ではずいぶんイメージが変化しました



なにしろ、最近のぷよぷよは、2個1セットで落ちてくるだけじゃなかったんですね。

いっぺんに4個分のぷよがくっついて、でっかいサイズになったものがいます。
    落下途中でボタンを押すと、色がチェンジできるようになっています。
    落下直後に4個分の基本サイズのぷよに変化いたします。

基本ぷよ2個がくっついて、にょろりんと縦長になったものがいます。
これが、さらに2個いっしょになって、合計4個分が落下してくる場合があったりする。
2個分のぷよに、基本ぷよ1個がくっついて、3個分が一度に落ちてくる場合もあったりする。
    これらも落下後に基本サイズのぷよに変化いたします。

もう、知らないことだらけで、パニック状態ですよ。

それなりに、1〜2作目では、攻略できていた私が、なぁんにもできないままで、負けてしまいました。


もともと、手トロのゲーマーがひさしぶりにチャレンジしたわけですから、それだけでも、きつかったんですけれどね。
手トロ問題よりも先に、これ、参加するのであれば、きっちり新ルールなど、1から覚えなおしする必要がありそうです。

う〜ん、階段積みが上手くいったら、よろこんでいる程度のプレイヤー、はたして、今から新アイテム、新ルールを勉強しても、なんとかなるもんなのかなぁ?
やっぱし、時代がすすんで、新しい世代のプレイヤーを確保するために、どんどんいろんなルールを追加してしまうと、(上手なゲーマーなら、なんにでもついていけますが)、へたっぴにとっては、厄介ごとが増えるだけ・・・みたいな気がしてなりません。




もどります



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送