下品ネタは、パスしたいんです


絶対音感オトダマスター



夏休み期間に発売された、物集め要素満載のRPGですね。


ひょんなことから、オトダマスターの事件にまきこまれた少年オトヤ君が、抜群の才能を生かして、住んでいる町をすくうための冒険をくりひろげるという物語です。





オトダマというのは、いろいろの「音」に宿っている精霊のようなもの。
普段、その姿は目に見えないけれど、不思議な力を持っていて、あちこちに存在しているという設定です。

これが正常に働いていると、世界の状態は、うまくいくことになっています。
でも、もし、オトダマが暴走すると・・・その音に関するものがうまく働かなくなってしまいます。

例えば、川の音のオトダマが暴走すると、川が濁流にあふれかえり、ドアが開閉する音のオトダマが暴走すると、ドアを開けることができなくなったりします。



このオトダマを、サウンドギアという特殊な機械を使って、目に見える姿にし、あやつることができる人間・・・これが、オトダマスターです。
どうも、なんらかの才能が必要らしく、すべての人間がオトダマスターになる・・・ということはできないことになっているみたいですね。



オトダマには、善悪の判断力というものはありませんので、あやつるオトダマスターが、善い人・普通の人であれば、なんの問題もないのですが、そこは人間のこと・・・・・・・

オトダマを利用して、世界征服をたくらむ輩が出てきたりするわけです。
迷惑な話ですよ。



そこで、サウンドギアを使う才能があり、正義感あふれるオトヤ君が、いろんな音からオトダマを集め、それをバトル体験させながら育成して、よからぬことにオトダマを利用している「悪のオトダマスター」と対決する・・・というわけですね。





シナリオ上、スタート直後に3体のオトダマが入手できます。

「レ」の属性を持つ ゲプー。
「ミ」の属性を持つ チックル。
「ド」の属性を持つ ロック。

手持ちにできるオトダマは、6体ですから、いろんな「音」からオトダマを発見して、有利にバトルを進めましょう・・・・・ということになります。



オトダマの種類は、現在わかっているだけで134種。
    (敵専用のオトダマは、数に入っていません。)
7体以上入手すると、自動的に保管場所に移送することができるようになっています。
保管場所には、200体までのオトダマをしまっておくことが可能です。

ただし、バトルによって、経験値が得られるのは、手持ちになっている6体だけですから、育てたいオトダマは、適時、保管場所から手持ちに入れ替えて、いっしょに行動する必要がありますね。



一番最初のオトダマ  ゲプー

だれがプレイしても、最初に入手できる3体は決まっています。


主役の少年の名前は変更できませんので、今回はこれが「なおすけ」
ちょっと・・・・・ため息





プレイヤーがオトダマを入手する方法は、いたって簡単です。

DSの集音マイクに、なんらかの「音」を聞かせればOK。

つまり、マイクの近くで音をたてればいいわけです。

その「音」から、オトダマが再生できる場合は、下画面にオトダマのシルエットが出現し、画面内を動きまわります。
これに、タッチペンでさわると、オトダマをつかまえたことになります。


オトダマには、f、ff、fff という3段階の強さランクみたいなものがあり、最初は「f」のオトダマしか、入手することができません。
   (ff、fff は、シルエット出現直後に、まだつかまえられないという文字が表示されます。)
ゲーム攻略が進むにつれて、上のランクのオトダマを入手することが可能になっていく仕組みです。



また、ゲーム初期には、単純な「音」からしかオトダマを再生することができませんが、攻略が進むと、特定の「ことば」をマイクに話かけることで出現するオトダマ、特定の「メロディ」をマイクに聞かせることで出現するオトダマというものも登場してくることになっています。




この、オトダマ集めが、楽しいんですよ。



「音」で出現するオトダマというのは、その音の周波数と長さが基本となって、なにになるかが決まるようです。

複雑な混ざり合った音よりも、単一の高さの音を聞かせる方が効率がいいように感じています。

人の声、楽器の音、動物の鳴き声、機械の音、台所でなべだの茶碗だのをたたいてたてる音でも、一向にかまいません。
一部、特定の音(DSの起動音、GBAの起動音、公式HPから配信される音など)を利用しないと入手が困難なオトダマもあります。

なにが出てくるか、お楽しみ。

出現するオトダマは、経験値入手でレベルUPして強くなっていきますが、
同じオトダマ、同じレベルであれば、能力値はすべて同じです。
ただ、最大4つ覚えさせることができる「技」の選択で変化をだすことは可能。
ニックネームをつけることもできます。
オトダマの中には、特定のレベルまで成長すると、進化させることが可能なものもいます。



バトルシーンの下画面 戦闘は最大3体vs3体
1ターンごとのコマンド入力式
入手経験値は手持ち6体全部にあたえられます




「言葉」から出現するオトダマは、

早口言葉: 例 生麦生米生卵、隣の客はよく柿食う客だ
普通の挨拶単語: 例 ありがとう、ごちそうさま
音楽家の名前: 例 ヨハンセバスチャンバッハ、ルードビッヒバンベートーベン

などから、よく出現しますが、思いつく言葉をどんどん入れてみると、意外なオトダマが出現する可能性もありそうです。

メーカーがHUDSONなので、例の
バーイ ハドソン
というCMセリフをマイクに入れると、蜂の姿をしたオトダマが出現する・・・というのは、まぁ、お約束ってことでしょうか?




「メロディ」から出現するオトダマは、ターゲットが小・中学生くらいの男の子(なぜ男の子なのかについては、後で理由を述べます)であることから、学校の音楽の教科書に載っていそうな曲の一部分であることが多いです。

それを、できればリコーダーでマイクに聞かせるというのが、いい方法らしいです。
   (ゲーム内で、そう解説されます。)

大人プレイヤーと、大学生以上の年齢の人間しかいない我が家の場合、すでに学生時代に使用したリコーダーは存在していません。

どうしよう・・・・・・・

ピアノを使ってみたのですが、音をマイクに集中させることが上手くいかないのか、反応せず。

なぜか、捨てずに保管されていた私のハーモニカ(いったい、何十年前のハーモニカなんだ?!)を使用したところ、問題なく入力ができました。



「言葉」や「メロディ」については、思いつくまま、どんどんためしてみてもいいのですが、一応ゲーム内でいろんなヒントが出てきます。
町の一般人と、積極的に「お話」をすると、オトダマ集めが有利になりそうです。






そもそも「集めゲー」が好きな私は、すっかりハマってしまったのですが・・・・・・・

攻略が進むと、2つの問題点がでてきました。



1つめは、私の個人的な問題でして、十字ボタンの入力がやりにくいという話です。



このゲーム、画面マップの立体感を出すためか、通路が斜めになっている場合が極めて多いんですよ。
これをスムーズに移動するためには、十字ボタンの斜め押しが必要になってきます。

ヘタなんですよ、斜め押し

道幅が広ければ、ギクシャクと動いてもいいのですが、ダンジョンによっては、とても狭い通路があったりする。
(しかも、道をふみはずすと階下に落っこちる場所があるときたもんだ。)

う〜〜ん、これは少々つらいかもねぇ。
     (まぁ、平気なプレイヤーさんには、なんの問題もないことでしょう。)



基本は斜め移動。これに少々泣かされた。




もう1つは・・・・・・・・・下ネタの問題です



攻略の途中で、どうしてもさけて通ることができないイベントで、これでもか、これでもかと下ネタぜめにあうことになっているんですね、このゲーム。



前に、このゲームのターゲットが「男の子」だと書きましたが・・・小学校くらいの年齢の男の子って、○んこ、おならの類を笑いのネタとして、とても喜ぶ時期がありますよね。
これをねらったのか、5番目のイベント、プーケツ島の事件というのは、全面的に、「○んこ」と「おなら」がみだれとぶ世界なんですわ。

これねぇ・・・・・・小学生心理(?)をわかっているつもりでプレイしていても、この種のネタが嫌いなプレイヤーには、目をそむけたくなるくらい下品なんです。

おそらく、男の子たちは大笑いしながら攻略しているのでしょうが、私はもう、ひたすら、早く終了したい、別の場所に行きたい・・・・・そればかりを考えていました。




同じ小学生でも、おそらく女の子の場合は、この種のネタをあまり喜ばないだろうと思います。
   (少なくとも、私の時代には、女の子は喜びませんでした。)

母親の目から見た場合、プレイヤーが男の子の場合には、黙殺するかもしれませんが、娘がこのゲームをプレイして、ブーケツ島の攻略で、嬉々として、「○んこ」「おなら」を話題にしていたら、眉をひそめることになるでしょう。
下品なことを話題にするな・・・と、注意するかもしれません。

下ネタというものは、面白いものなのですが、大人はむやみにそれらを口にすることはありません。
TPOをわきまえずに話題にしてよいものではないからです。

あいつは、下品である・・・というレッテルを貼られたら、不利なわけですから、TPOのなんたるかがわからず、平気で下品なネタを口にする子供に一般的常識の教育を施すのは親の責任ということになります。

ゲーム内で、面白ければ何でも有り・・・とばかりに、下品な話題、万々歳!!という場所があっては・・・親としてはうれしくありません。
物事には、限度、節度というものがあっていいはずなんです。




ゲーム業界にとって、「母親」という存在は重要です。
「母親」族がダメだと宣言したら、そのゲームは、おそらく売れなくなります。

暴力シーン、残虐シーン、性的行動を連想するようなゲームは、年齢規制の対象になっていますが、小学生レベルの下ネタというのは、この範疇ではありません。

ここで間違ってはいけない点は、規制対象でないことは、野放しにしていいということではないということ。




近年、さまざまなゲームが登場したために、女性プレイヤーが非常に増加しています。

ゲーム・メーカーとしても、女性プレイヤーの獲得に、もっと力を入れていいと思います。
そのためには、男の子は喜ぶけれど、女の子はいやがるような場面は、考えたほうがいいでしょう。



もっともレアなオトダマの1つ・・・だろうと思う存在



「ことば」で出現させるオトダマは、同じ言葉を2回入力すると登場します。

ありがちな話で「うんこ」と2回入力すると
ピンク色したうんこのオトダマが出現することになっています。

これを出現させる作業を、繰り返し繰り返し行うと、
100回目になったとき、レアなオトダマ「キンブリン」が出現するんですよ。

つまり、このレアなオトダマを入手したければ、最低200回
「うんこ」「うんこ」とマイクに語りかけるわけだ。汗

1回の作業で、短くても20秒は必要です。
このオトダマを持っているプレイヤーは、
最低でも、累計30分以上、「うんこ」というセリフとつきあい続けた人・・・ということ!!

絶対に、人前でできる作業じゃないよ。





DSの機能を発揮して、「音」をゲームに取り入れた、たいへん面白い作品なのですが、「親の目」から考えると問題点有り・・・ということになります。

パート2開発の時には、下品ネタ関係を、もうちょっとなんとかしてもらえないでしょうかねぇ。




もどります



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