夏だから図鑑もの?


クイズ&タッチけんさく 虫図鑑DS -虫を探そう・調べよう-


私の感覚では、ゲームは「お遊び」で、勉強・学習なんかとは別物という認識があるのですが・・・最近、「遊び」と「勉強」の境目あたりに位置するようなゲームソフトが続々登場しているように思います。

この「虫図鑑DS」も、う〜ん、子供が自分のお小遣いを出して買ってプレイするのだろうか?・・・・・という疑問がわいてしまうソフトですね。

なにしろ、夏休みシーズンをねらって、各社から有力ゲームが目白押しに発売されている時期なんでねぇ。普通なら、そっちに目がいくでしょう。

よほどの「虫だいすき!」君が買うか、大人が買って、わが子にあたえるソフトなんじゃないかと思います。




左:虫図鑑DSの取り扱い説明書

右:ぼくのなつやすみ3に付いてきたプレゼント

「ぼく・なつ」シリーズの特典アイテムは毎回「ジャポニカ学習帳」の
特別バージョンと決まっているみたいですが、
虫図鑑の説明書もジャポニカ・イメージですね。

小学生が使用するノートというのは、これっ!という印象ができちゃっているのかな?




ゲームとしては、数個の「ミニ・ゲーム」と、膨大な分量の「虫クイズ」に終始すると思います。


テントウムシを探そう・・・というミニ・ゲームでは、背中の模様がいろいろあるテントウムシ(および、それに類似する虫)の中から、問題として示された虫と「同じ模様」の虫を、タッチペンでチェックすることになっています。
   (答えは複数である場合が普通)
一見簡単そうですが、虫は、好き勝手な方向を向いていますし、スタートと同時に動き出し、ほっておくと画面から逃げてしまいます。
問題がすすんで、虫の数が増加していくと・・・・・うわぁ〜〜〜っ、パニック!
だれかにプレイさせて、そのオタオタ状態を観察するのが、一番楽しいでしょう。


ダンゴムシのゴルフ・・・というか、画面に1〜2個ある「穴」に、丸めたダンゴムシをタッチペンではじいて入れるゲームも、オタオタ型のゲームです。
画面にいるダンゴムシをタッチペンでさわると、くるりと丸い球状態になります。
これを、うまくころがして「穴」に全部落としてしまえば、面クリアなんですが・・・・・・これも、なかなか思った方向に転がってくれません。
ちょっと放置していると、もとのダンゴムシにもどって、画面から逃げてしまいます。
やっていることが単純作業だけに、逃げられてあたふたするのは、自尊心傷つきまくりですな。



まぁ、ミニ・ゲーム(全4種)は、ちょっと置いておくとして・・・





買ったばかりの時には、情報として「読む」場所に「???????」がいっぱいあります。

「虫に関するこぼれ話」みたいな内容の場所、虫図鑑の「世界の虫」の場所、この2つは、虫クイズを解いていかないと、見せてもらえないんですよ。



虫クイズには、「トンボの仲間」とか「蝶・蛾の仲間」という具合に、いくつかの分野にわかれたクイズと、全般的なクイズ、こぼれ話的なクイズが用意されています。
(もう1つ、最初は???なのですが、クイズに正解していくと、ちょっとマニアックな全体的なクイズが遊べるようになります。)

どれからでもいいのですが、各々10問単位でできているクイズを、どんどん解いていくと、最初「???????」となっていた場所が、1つ、また1つと開いていくしかけになっています。

図鑑として、全部を読もうと思うのであれば、どうしてもクイズに答えなければならない・・・ということなんですね。




このクイズ、だれでもわかりそうな、簡単なものから、専門家でもなければ知らないんじゃないか・・・というレベルの問題まであります。

ふむ、子供用の虫クイズか・・・私は、それなりに虫には、詳しいんだぞ・・・と、偉そうにスタートしてみたんですが、なかなか全問正解することができません。
1つや2つは、ミスしてしまいます。
     (全然わかんない問題もあります。)

正解数が増えていくと、難易度の高い質問が入ってくるしかけになっているみたいですが、同じ質問も、手を変え品(?)を変え、ランダムで何度も出てきます。
・・・・・それにしても、問題数が普通じゃありません。

解いても解いても、100%終了のマークがもらえないんです。
ものすごい数の問題が入っているのでしょう。(3000問あるらしいです。)

まぁ、「??????」を全部開くためには、せいぜい50%(たぶん、もっと少なくてOK)くらいクイズを解けば大丈夫だろうと思います。

なんか、自称虫屋の意地にかけて、夜中にクイズを解きまくりました。
     (でも、ち〜っとも終わんないんでやんの)





でね、虫クイズが楽しくてしかたがない・・・というのであれば、それで充分なんですが、まぁ、そういう人は少ないんじゃないでしょうか?

図鑑の解説文を読むのも・・・・・・虫好きじゃなければ、あまり意味がありません。

でも、もしかしたら、面白い使い方があるソフトかもしれないんです。



ちょっと、虫に興味があって、でも、あまり詳しくはない・・・という子供が、この夏休みなんかに、お出かけとかして、珍しい虫をみかけた。
なんだろう?
調べたくても、ありとあらゆる図鑑を持ち歩くことは、不可能に近いです。

でも、このソフト、かなり検索機能が充実しているんですよ。

調べたいのは、どんな虫ですか?・・・・・という質問に答えを入力していくと、広範囲から情報を引き出すことが可能になっています。
上手く検索を使えるようになれば、そのへんの子供用図鑑を持ち歩くより、すぐれものということになりそうです。
(上手く使えるようになるまでが、たいへんなのかもしれません。ごく、あたりまえの虫を検索で出そうとしても、コツがつかめないと、全然見つけられませんから。そのへんは・・・訓練?苦笑)


これが、ゲーム・ソフトとしての評価なのかどうかはわかりませんが、ゲーム機であるDSを利用して、いろんな分野のことができるようになってきた・・・という点は、先が楽しみだと感じました。




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