「花」と「雑草」

おいでよ　どうぶつの森　２００７年夏の話題

７月、そろそろ大学の夏休みがスタートしようとする頃、娘が言いました。

「ウィッシュルームって、どこにしまってあるの？」

ＤＳのソフトは、たいがい市販のＣＤケースにまとめて入れてありますので、出してきたら、それを学友に貸すのであるとか。
女子大生にも、ＤＳ（たぶんライト）は、しっかり普及しているようですね。

ついでに・・・その攻略本まで引っ張り出して持っていったのですが・・・あらかじめ、攻略本付で貸し出されるゲーム・ソフトというのも・・・・・・・・・それって、どうなのぉっ？

娘、ウィッシュルームはプレイしていないので
うっかり貸した後、攻略につまった友人から質問をされても困る・・・って言うんです。
困るくらいなら、最初から攻略本付で貸してしまおうという話。
用意がいいんだか、どうなんだか・・・

その後、何日かして、今度は
「私の村は、どこ？」
と、言い出しました。

「村」・・・・・・彼女がプレイしている「おいでよどうぶつの森」のことですね。


「たぶん、ラフレシア〜」
「いいから、いいから。」

ラフレシア：
「おいでよどうぶつの森」をプレイしないままで長期間放置すると、村が雑草だらけになります。
雑草のために、環境劣悪と判断されると、村のどこかにラフレシアが生えてくるんですね。
世界最大のサイズの「花」を咲かせるという、あの腐生植物のラフレシアです。
ゲーム内でも悪臭芬々・・・という設定らしく、まわりにはハエが集まります。
やっつける（？）ためには、雑草をぬきとって、１〜２日、待つ必要があります。

彼女の「村」、実は最初のキャラクター作成までは、やってもらったのですが、やがて私の第２の村状態になってしまいまして、シーズン違いの「村」として、大いに利用させてもらったんですよ。
ほら、アイテム収集とか、金かせぎとか・・・苦笑

その後、ありがちなことで、「荷物置き場」になってしまい、そのまま、ず〜っと放置されておりました。
はい、間違いなくラフレシア、生えまくりでしょう。
　　　　（いや、２つも３つも生えるものじゃないと信じているのですが・・・）

なんでも、最近「おいでよ・・・」をスタートした友人が、タヌキチさんのお店をデパートまで発展させるためには、他のだれかに「村」を訪問してもらって、お店で何か買い物してもらう必要がある・・・という情報を入手したらしいんですね。

この「おでかけ」相手として、友人連でゲーマーとして名高い娘（？？！！！）が指名された・・・というわけです。
ウィッシュルームの貸し出しといい、「おいでよ・・」の通信といい、すっかりゲーマーですね。

娘、そんなにいろんなソフトをプレイしているわけではないのですが、
なぜか、友人からのゲーム攻略疑問には、しっかり返事ができる・・・という謎の存在。
「おいでよ・・・」のソフトくらい、持っているに違いない・・・と思われたのかな？

たのまれたのは、ＤＳワイヤレス通信をして、その友人の村へ「おでかけ」し、タヌキチさんのお店で、なにか１点買い物をすればいいだけのことです。
ラフレシアが自分の村に生えていたって、いっこうにかまわないことになりますな。

とはいっても、そこはそれ・・・ＤＳの画面をのぞきこまれたら、見えちゃいますからねぇ。さすがに、体裁が悪いってわけで、雑草むしりをしたようです。
そりゃもう、夜中に必死こいて。
翌日になれば、ラフレシアも枯れているんじゃないか・・・



で、もういっちょ、「荷物置き場」がわりに、そのへんの地面に放置された、おかんの「非売品」アイテムたちを、なんとかどこかにかたづけないといけないでしょう。
走りまくって、アイテムを拾い集め、自宅のタンスにかたっぱしから押し込んだらしいです。
プレイヤーは３名いたはずなので、全部入ったらしいですね。

う〜ん、すごい。
（というか、私も、地面に放置しないで、村を物置として利用するにしても、せめてタンスに収納しておいてやればよかったのかも。）

こうして、娘は大学に出かけて行ったのですが・・・・・・・

評判が悪かったらしいです。

デパートの中に、ヘアーサロンがある・・・という事実とか、「自宅」に、私が釣り上げて放置したままになっていた「見たこともないような魚」の水槽があった・・・とかは、好評だったんですけれど・・・

ほら、あれですよ。
ハニワの山。


ＧＣ時代の「どうぶつの森」シリーズからずっと、雨あがりの日に掘り出すことができるハニワが、私のお気に入りアイテムでして、なんとか全種集めてやろう・・・と、売らず、捨てず、ゲットしたものは、全部ゾロゾロと、村に並べていたんです。

ちょっとやそっとの数じゃありませんからねぇ。
娘も、どうやったってタンスに収納できる量ではないと思ったらしく、放置していたんです。

この大量のハニワが・・・・・ゲームをスタートして、間もない女子大生には、ものすご〜く不気味に見えたらしいんですよ。
そうねぇ、外に置いてあるんだから、音をだしたり、動いたりすることはありませんが、山盛り状態になっていたら、不気味かも。

すでに、それなりの長期にわたって、「どうぶつの森」シリーズをプレイしたことがある人だったら、この非売品ハニワの群れを別の目で見てくれたかもしれませんが・・・・・・・・



どう、いいわけしたって、普通の女子大生を不気味がらせては、ダメですわなぁ。



ワイヤレス通信でおでかけして、全部ひきとってまいりました。

１回につき、２５個を持ち帰ることが可能なんですが、なん往復したっけ・・・それくらい、いっぱいありました。
これで、娘の「村」が友人たちから不気味がられることは、なくなるでしょう。

その分、私がプレイしている「村」には、あっちにもこっちにもハニワがぞろろ〜〜んと立ち並んでおりますので、知らない人が画面をのぞきこんだら・・・不気味かもしんない。

引き取って、ハニワだらけになった私の村
これでもう、２度と「サイコー」には、できそうにないですな

どう？　　不気味っスか？

最初に娘と、デパート作成のために、ワイヤレス通信を希望してきた友人のほかにも、「おいでよ・・・」のプレイヤーがいたらしく、夏季休暇シーズンに、娘は自分の村のプレイを続けているようです。

大人プレイヤーの場合、なんらかの通信作業が必要になっても、相手さがしができずに、そのままあきらめてしまうというパターンがありがちです。
でも、今回の娘の様子を見ていても、案外、探したら、身近に同じゲームのプレイヤーって、ポンっところがっていたりするかもね。

ところで、今回の題名の「花」と「雑草」なんですが、実は、娘の村にハニワの引き取りに出かけた私の村も、だいぶ放置されたままになっておりまして・・・
さすがに、ラフレシアは、咲いていなかったんですが、雑草むしりに一苦労させられました。

でね、不思議に思ったんですが、「おいでよ・・・」では、お店で買って、植える「花」以外に、村に勝手に生えてくる植物がかなりいろいろ増えましたよね。

普通「雑草」というのは、イネ科の植物を連想するような、ピンピンと細長くつったった「草」なんですが、クローバーなんかも生えてくることがあります。

村の環境が「サイコー」と評価されている時には、スズランの花が生えてくるようですし、春〜夏のシーズンには、タンポポが生えてくることもあります。



この、新顔であるクローバーとタンポポが、雑草扱いなのか、どうなのか・・・疑問だったんです。

クローバーの方は、勝手に枯れることもない植物ですし、長期間放置しても、いつまでも同じ場所に生えたままになっていることが確認できています。
これは、雑草扱いなんでしょう。


タンポポはどうなのか・・・というと、バラやコスモスなどと違って、枯れかけて「水をジョーロでやってください」状態になることはないんですね。
雑草なんでしょうか？

見た目にも、黄色い花が咲いていて、わりとかわいいんですが・・・
これを数日放置すると、花が白い綿毛になって、その上を走ってプレイヤーが通過したりすると、綿毛が舞い散る細かい芸が見られたりして、楽しいんですよ。
で、以前、タンポポを一箇所に集めまして、白い綿毛コーナーみたいなものを作った記憶があったんです。（ものずきな）

今回、ハニワ引取りのために、プレイをしまして、ついでに雑草むしりもやったんですが、この、以前に集めたはずのタンポポの綿毛コーナーがなくなっていたんです。

おやぁ？
ということは、タンポポって、完全な雑草扱いではなかったんでしょうか？

放置期間に「冬」を越しましたので、もしかしたら、雪に埋まって枯れてしまったのかなぁ。

「おいでよ・・・」の攻略本は、各社からいろんなものが発売されているのですが、こういう、どうでもいいような設定については、書いてないんですね。

また、懲りもせずに、タンポポをみつけては、空いている場所に集めている私だったりするのですが、そのうち、冬がきたら、全部枯れて消えてしまうんでしょうか。
半年企画の確認作業をする気になるかどうか、ちょっと考えているところだったりします。

そういえば、娘が友人に貸したウィッシュルームは、いつの間にか帰ってきておりました。

なんかねぇ、友人に貸したとたん、相手は、取り扱い説明書を見るより先に攻略本を開いたんだとか・・・・・。
おいおい、こういうアドベンチャー物をかりておいて、先に攻略本見ちゃﾀﾞﾒでしょうが？！
　　　（かなり攻略本というものが好きな友人であるらしいです。）

友人がクリアしまして、もどってきたそれを、次に娘が攻略・・・・・・なんでも、５回だか、ゲームオーバーになったようです。
５回ねぇ・・・・・・
で、いきなり攻略本を開いたという、友人さんは、何回ゲームオーバーをやったんかな？

面白半分に聞いてみましたら、娘も同じ質問を友人にしていたらしいです。
その返事は・・・・・・・・

恥ずかしいからという理由で、絶対に教えてもらえなかった・・・・・つうことなんだな、うん。

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