オチで笑わせる「謎」はDSには不向き?


レイトン教授と悪魔の箱



レイトン教授の謎解きゲーム、第2段ですね。

「頭の体操」シリーズに紹介された問題等を基本とした多数の「謎」を紹介しながら、物語を追う、思考型ゲームです。

いろんなタイプの「謎」が紹介されていますので、パズル好きな人、クイズ好きな人、考えるゲームが好きな人には、もってこいだろうと思います。

シナリオを追っていく間に発見できる「謎」の数は、138種類。
この他に、特定の条件をクリアすると、別の場所から入ることができる「謎置き場所」の類がいくつかあり、さらにWiFiにつなぐと、ダウンロード専用の「謎」も配布される・・・という「謎」だらけゲームです。

(アクションや、魔法、剣の技をきわめて、悪の大魔王をやっつける・・・ような話ではありません。というか、バトルは存在しないゲームですので、そういう普通のゲームが好みの方は、別のゲームをプレイしたほうがいいでしょう。正確に言うなら、1回だけバトル・シーン?があるんですが、それはアニメ・イベントでして、プレイヤーは見ているだけ。参加することはできません。笑)




この種のゲームをプレイしていると、自分がどういう傾向の「謎」が得意で、どういうのが苦手であるか、かなりハッキリ自覚できてしまう点が笑えますね。

私は、どうやら、いろんな形の図形を組み合わせて、決められたスペースに上手におさめてしまいなさい・・・というタイプの「謎」が不得手であるようです。
空間把握がヘタっぴ・・・というヤツですかな?

今回、物語がスタートして、かなり初期にこの種の問題が出てきましたので、グッとつまったりしてね。
(おそらく、タッチペンの使い方を説明することが目的で作られた「謎」だったはずなんですけれど・・・そこで、つまってどうする、自分!)



カバンの中に、いろいろの形をしたアイテムを上手につめて、
きちんとフタがしめられるようにしなさい・・・という「謎」

アイテムをタッチペンでさわって移動させたり、回転させることが簡単に
できるので、とてもDSむけの「謎」になっています。

でも、この種が苦手な私にとっては、スタート早々に半泣き状態でした。






これも、ちっとも解けなくて困りまくったUFOの「謎」

同じ図形が4個集まって組みあがったUFOがあります。
(周囲4つの図形の外周形が問題として提出)
A・B・Cいずれの図形を4つ集めてできているUFOなのでしょうか?・・・という問題。
(Cが正解の図形で、このほかにA・Bという別の図形があるわけです。)

メモ用紙と鉛筆引っ張り出して、大苦戦いたしました。




あちこちで「謎」を解くと集めることができる各種アイテムを使って、さらになにかを組み立てたり、専用の謎を解いたりすることに成功すると、新たなアイテムが入手できる・・・というパターンも、前作につづいて存在しておりまして、困ったことに、その1種が、今回この「苦手」なパターンの「組み立てもの」だったりします。

集められるものは、「カメラの部品」でして、全部集めて上手にカメラを組み立てることができると、それを利用して、決まった場所の「撮影」が可能になる・・・・・というシステム。

「撮影」した写真は、なぜか、実際の風景とは3箇所まちがっている・・・・・という、「まちがい探し」ができる「謎の写真」ということになっておりまして、各々の写真で、間違いが発見できれば、そこに隠されている特別の「謎」の位置が教えてもらえるという趣向になっています。
    (たいてい、通常の「謎」より、難易度が高めの謎だったりします。)

隠し問題に挑戦したければ、きっちり「部品」を集めて、カメラを組み立てなければならないんですが・・・・・ヘタっぴでねぇ・・・・・・・



この画面を見るのに、えらく苦労させられてしまいました。



で、よろこんで、写真が撮影できる場所で「まちがい探し」の写真を写したんですが・・・・・、実は、私は、この「まちがい探し」っていう種類の「謎」も、解くのがヘタっぴだったりしたんですね。

2つまでは、見つかるんですが、ちっとも3つめを探し出せない!!

この写真でもダメ、あっちの写真でもダメ。
正直、ちょっとオチこんじゃったりして。大笑

最近、なんとなく、見つけ方のコツみたいなものがわかってきて、ようやく「かくされた謎」の場所を教えてもらえるようになりました。   ホッ





集めものミニ・ゲームの1つ
ふとりすぎたハムスターをアイテムで誘導して
ダイエットのための運動をさせましょう・・・・・という、なんか個人的に切実な「謎」

ハムスターの名前はプレイヤーが決められるのですが
安易に「ハムたろう」と命名したら
娘から思いっきり白い目で見られてしまった・・・・・


基本じゃないのか、ハムたろうって?



ダイエットに成功すると、特別の「部屋」が追加されるだけではなく
ゲーム内のあちこちのマップで、プレイヤーが見落とした
「謎」のヒントをもらうために必要になる専用アイテムを
ハムスター君がさがしだしてくれるようになるという
おまけがついていたりします。



こういう謎解きゲームの場合、どこかでつまると、先に進めなくなるわけです。

どうしても、全部の謎を解かないと、シナリオが進まないのか・・・というと、そういうことはなくて、一時保留というか「あとで解く」ことにして、シナリオを進めることが可能になっているんですよ。

でも、解けないままで進んでしまうのって、結構抵抗があったりしましてね、ついつい、うんうんうなりながらも、なんとか解こうとしちゃうんです。

解ければいいのですが・・・・・中には難問もありまして・・・・・・

「解けな〜い・・・・・・」
と、周囲にボヤいたりするわけだ。



で、実は、年末の新作ゲーム・ラッシュ時期ということで、このゲーム以外にも、並行してプレイしているソフトが何本かあったりするんです。



解きたいという気持ちとは裏腹に、ちっとも解決方法が見つけられないと・・・・・やがて悲しくなるわけですよね。

で、うっかり、気分転換に別のゲームのスイッチを入れちゃったりする。
ありがちな話で、そっちにハマって、そのまま深夜までプレイ。汗



翌日、家族から
「あの、謎、どうなった?解けた?」
と質問されたりすると・・・・・・・ヤバいですよ。

「すみません。王家の墓で、はぐれメタル倒していました。」  (*)
「アホかぁ〜〜っ!!」

もう、完全に立場がありません。

* 王家の墓のはぐれメタル
ドラゴンクエストIVに登場する経験値かせぎの場所として有名なマップ
この場所に多数出現する「はぐれメタル」という名前の魔物をたおすと
1体につき10050ポイントという、たいへん多くの経験値が入手できる
ただし、この魔物、やたらと逃げやすい
やがて、物語が進むと、ゴッドサイド近辺の「メタルキング」狩りも多用されたりする






つまりにつまった60番「広場の謎」

中央に丸い噴水がある円形の広場がある
線を1本だけ引いて、同じ形を2つ作りなさい・・・という設問
白い点線を引いたとすると、噴水の部分でさえぎられて
2本の線になってしまうからダメ・・・というわけ

直線を引いても絶対に「同じ形」はできない問題になっており
「曲線」を使用して、ドーナッツ型の相似形2つを作るという点に気付けばクリア

「同じ形」という問題なのだが、「同じ大きさ」とは、どこにも書いてなかったんだな




なんだかんだと言っても、だんだん物語がすすみ、「謎」を解く回数が増えていくと・・・・・

なんかね、前作とくらべて、いぢわるな謎が多いような気がしてきたんです。

「難問」が多いという話じゃないんですよ。
    難しい問題というのは、正解が見つけられるまで果敢にチャレンジすればいいことです。
    こういうのは、文句つけることじゃありません。
そうじゃなくて、
「おいっ、そりゃないんじゃない?!」
と、文句つけたくなるような「答え」があったりする。



例えば、動物園の迷路の問題。

客足の悪い動物園が資金難になって、動物にろくにエサも配らなくなってしまいました。
怒った動物たちは、相談して、逃げ出すことに決定。
檻のドアは、管理が悪くてサビついているので、簡単に開く・・・として、出口まで行ける動物は、どれでしょう?・・・・・・・という問題です。

地図を見ると、檻から出口までは、複雑な迷路になっています。
この迷路を通過して、出口に到達できる動物を探せばいいわけです。

でね、パンダはダメ、ワニも・・・ダメってな具合にチェックしていって、答えがわかったんですよ。

出口まで行けるのは、ライオンとウサギだけだったんです。

「回答」に、それを入力したら・・・・・・・

残念


間違っているっていうんです。

間違っているはずは無いんですよ。絶対。
もう1回、迷路をチェックしても、やっぱり、出口に行けるのは、ライオンとウサギ。



ライオンと、ウサギ。



ライオンと、ウサギ。



・・・・・・・・・・・・。



そうなんですね、ろくにエサも配られなくて、空腹のライオンとウサギが、同じ迷路を通過したら、無事に出口まで行けるのは、ライオンだけだった・・・・・というオチなんです。




これねぇ、「頭の体操」の「本」に紹介されている場合は、あまり問題が起きないんです。

本の場合、問題を解いて、さぁ、合っているかどうか確認しようと「答え」のページを見ると、

「間違っています。」

ということが宣言されて、その直後に、なぜ「間違い」なのかが、わかるわけです。
迷路を通過できるのは、ライオンとウサギですが、ウサギはライオンに食べられちゃいました・・・・・・あらぁ、そうだったのぉっ!!あっはっは

笑って納得しておしまいですな。
「本」の場合、ナゾナゾ的なオチがある問題は、とっても有利なんです。


ところが、DSの場合、「間違い」であることはわかっても、正解は自動的に表示してもらえません。
もう1度考え直すためには、「答え」がすぐにわからないことは、とてもクイズ・パズルむけなんです。
でも、なぞなぞ的なオチが入っている問題の場合、なぞなぞセンスが無いプレイヤーには、いつまでたっても正解が見えてこないことになってしまうんです。


どちらかというと、圧倒的に「真面目に考えて答えを見つける」問題が多いゲームですから、中にポロッと「なぞなぞ」が入っていると・・・・・・・ひっかかる。
思考は、真面目に、真面目に・・・動いてしまいますので、ますますオチが見えてこない。

ようやく、オチに気付いても・・・・・・・なんか、笑えないんですよ。

いぢわる   そう感じてしまう。



私だけが、そう感じているのかと思ったら・・・あちこちのHPやブログを拝見していると、同じゲームの話題が書いてあることが何度かありまして、

「前作より、謎が嫌らしくなっていると感じる。」
という感想が見つかったりして・・・・・

あはは、私だけじゃなかったんだ。




DSを使って「謎」解きをするのですから、次回作では「オチ」関係の「謎」は、入れないほうがいいんじゃないか・・・そんな希望を持っているところです。




もどります



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