伝説に彩られた海域



日頃、主人公がのんきに(?)ダイビングを楽しんでいる海域には、神話と呼んでいいような古代王国の伝説などが多数伝えられているようです。

この国に住む人々は、それらの伝説をとても大切にしているらしく、伝説の中に登場する「神」は、あくまでも神としてうやまい、あまり科学的研究の対象にはなっていないようです。
海外からやってきた科学者が、うっかりそれらの伝説に近代思考を持ち込もうものなら、現地の人々との間に問題が発生しかねないという場所・・・それが、このゲームの舞台になっています。



そう、実はこのゲームの「物語の主人公」というのは、むしろ、パートナーの女性、キャサリンさんの方でありまして、プレイヤーが操作する「主人公」は、彼女の物語をみとどける協力者という立場だったんですね。





キャサリンさん、この国の出身なのですが、お父さんが英国から来た科学者(?)であったらしいです。
お母さんがこの国の出身者。
まだ、彼女が幼少のころ、お父さんは、この国の伝説に登場する「ホワイトマザー」と呼ばれる創造主的存在というのは、新種もしくは亜種の大型哺乳類ではないか・・・という仮説を立てるのですが、現地の人々の協力が得られず、独自に調査をすることになってしまいます。
そんなある日、海洋調査の最中に、彼は不幸な事故に遭い、死亡してしまいます。
キャサリンさんは、その後、英国に移住して成長しますが、成人して、この国にもどってきたわけです。

できることならば、父親の研究をついで、ホワイトマザーの存在に近づきたい・・・彼女の希望を聞きだした主人公は、卓越したダイビングの技を駆使して(・・・・・ゲーム上、そういう設定になっているんですよ、実際のプレイヤーの操作が多少トロかったとしてもね。苦笑)、科学的な証拠集めを行い、公的機関を動かすことに成功します。

高額な専門機械を入手した2人は、それを海域の数箇所に設置し、いよいよ、ホワイトマザーの正体にせまることになります。





さぁ、父娘2代にわたる研究の成果は、みごと実を結ぶのでしょうか?



・・・・・・・という、メイン・シナリオが1本あるのですが、このシナリオ、発生させてしまうと、どんどん話を進めることが可能になっているんですね。
イベントは、非常に素直に進みますので、プレイヤーはワクワクしながら、先を見ることができます。
そして、伝説の「ホワイトマザー」に遭遇した瞬間、画面には、スタッフロールが流れることになっております。

なにしろ、プレイヤーが希望しさえすれば、1年間でも、ダイビングを楽しんでいるだけで終わってしまうようなゲームですから、さすがに、「どこかで」一区切りをつけて、スタッフの紹介くらいしておかないといけないんでしょうね。

まぁ、クリアすることがないゲームの1種でもある「どうぶつの森」シリーズで、土曜の夜に登場する「とたけけ」さんに「歌」をお願いすると、曲を聴いている間にスタッフロールが見られるのと、同じような展開なんだろうと思います。

FOREVER BLUE のスタッフロールは、単なる区切りでありまして、それを見終わると、そのままゲームの続きをプレイできることになっています。



伝説の白鯨「ホワイトマザー」
このゲームでは、シロナガスクジラの未発見新種であった・・・という設定



で、まぁ、一応メイン・シナリオは終了したんだなぁ・・・ということがわかるのですが、困るのは、その後なんですね。



いったい、どこまでやったら、ゲーム内に準備されている、すべてのイベントが終了したことになるのか、さっぱりわからないわけです。



綺麗な海で、魚を見つけたり、懐かせたり、いろんな場所に落ちている、なんの役にたつのか、ほぼわからない各種アイテム(たぶん、拾っておしまい・・・というだけのアイテムが山ほどあるんでしょうが・・・笑)を発見したりしているだけでも、充分楽しいのですが、できれば、設定されているシナリオは、全部見ておきたいわけです。



私がプレイした限りでは、「ホワイトマザー」に関するメイン・シナリオの他に、なんらかのフラグを成立させて追いかけなければならないシナリオが3本あるみたいなんですね。



1本は、「幽霊船」ネタのメールからスタートし、「海賊の羅針盤」の部品集めを経て、「船の墓場」を発見し、そこで7メートル級の巨大ザメに遭遇する・・・というシナリオです。

このシナリオは、部品集めを完成していなくても、「海賊船」と呼ばれる廃船の位置を発見できさえすれば、最後まで進めることが可能になっています。
(海賊の羅針盤が完成すると、海賊船の出現海図がどの部分なのかがハッキリすることになっているのです。この海賊船、海図の3箇所が出現海域になっているようで、それを知らないと発見しにくい・・・ということだったんですね。ちなみに、「船の墓場」に行くためには、必ず毎回、海賊船を発見する必要があることになっています。)

7メートル級の巨大ザメは、この国に伝わる伝説の1つに関係している話でもありますし、「船の墓場」という、特別の場所が、別のシナリオをクリアするための必須条件にもなっていますので、ぜひとも遭遇→懐かせて「図鑑」に、その巨大ザメを登録してもらいたいものです。



後の2本は、海底に沈んだ古代遺跡に伝わる、古代王朝の伝説ネタというか・・・ほろびゆく王国の最後の王女と王子に従ったとされる「白いもの」と「黒いもの」の物語です。

いくつかのアイテム収拾、および全海域制覇(黒の方)がフラグになっているようですが、これをクリアしないと、図鑑の海産大型哺乳類2種が、いつまでプレイしてもシルエットのままで海に出現しないことになってしまいます。

少々謎解きが面倒ですが、ダイビングしまくって、いろんな場所を訪問していれば、たいていなんとかなりそうなシナリオということになっています。
(海のどこかに沈んでいるアイテムを発見することが、不得手・・・というプレイヤーさんの場合は、苦労するかもしれませんが・・・)



でね・・・・・・こうして、シナリオっぽいものを4本クリアしたのですが、もうこれで、見るべきものは全部見ることができたのか?・・・・・・というと、どうもよくわからないんです。

一般RPGみたいに、次はここを攻略して、ボスだれそれを退治してきなさい・・・ってな具合に、手取り足取り教えてもらえるわけじゃありませんから、終わったのか、まだ残っているのか、それすらもよくわかりません。

ぼんやりしていたら、「ホワイトマザー」に遭遇して、スタッフロールを見た時点で、「終わった〜っ」と思いこんでしまうプレイヤーさんだって、いるかもしれないんですよ。

それくらい、自由度が高い・・・というか、自分で探し出さないと、なぁんにも発見できないというゲームだったりします。



逆に言えば、無理やりイベントを見つけ出してクリアしなくても、ひたすら「いい気分」でダイビングを楽しむことができるのであれば、それも・・・このゲームのプレイ方法ということになるのかもしれません。

シナリオ、シナリオ・・・と、あくせくしている私のプレイは、もしかしたら「ダイバー」の楽しみ方ではなくて、ゲーマーの発想にすぎなかったのかも?




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