天啓?
                        「トルネコの大冒険」と「ポケモン不思議のダンジョン」


「赤」の攻略が進むと、最後に残ってくるのは、「入る時にレベルが1からスタートする」ことになっている、いくつかのダンジョンです。
これにもいくつかの拘束条件がありまして、「お金を持ちこむことができません」という場所もあれば「なんにも持ち込むことができなくて、しかも1人だけで攻略しなさい」という究極の難易度をほこる場所もあります。
この最後のタイプ:
   攻略は1人で行う。
   お金を持ち込むことができない。
   物を持ち込むことができない。

これは、いろいろな不思議のダンジョン・タイプのゲームにおける最後の「問題」になっていることが基本です。


私が初めてTVゲームで「ローグライクゲーム」と出合ったのは、1993年スーパーファミコン・ソフト「トルネコの大冒険・不思議のダンジョン」でした。
トルネコというのは、木の名前ではなくて、ドラゴンクエスト4に登場する武器・防具商人の名前です。
辺境の村で、武器屋のアルバイトをしながら家族をやしない、いつか自分のお店を持ちたいと思っているごく普通の「太めのおじさん」。「太め」には親近感がわきます。はい。
彼は、やがて旅にでて、魔物と戦いながら開店資金をため、その途中でとおりかかった2つの国の戦争を回避させるという大手柄をたてます。
大城下町に自分のお店をかまえ、そこに愛する家族を呼び・・・けわしい山脈にトンネルを通すことで、となりの地域との交通を可能にするという大事業にも成功します。さらに、多くの地域との商売を可能にするため、海運業にも手を出そうとしたところ、船を作っても海域に魔物が多数出現するために船がだせないという問題に直面。海の魔物をしずめるために、灯台に「聖なる炎」を灯そうとしているときに、その世界の「勇者」一行と出会います。
かくて、お店の商売繁盛と、どこかにあると言われている伝説の武器をもとめて、「勇者」とともに旅をすることにした「トルネコおじさん」は、人類抹殺を計画する魔物の大軍団から世界を救うという偉業をなしとげる1人になっていくわけです。
おぉっ、あらためて見直すと、この「おっさん」ものすごい人だったりしますねぇ。

このトルネコさん、DQ4のラストでは、目的であった「伝説の武器」も「防具」も入手して(勇者様が装備されます)、自分のお店も大繁盛というハッピーエンドを迎えたはずだったのですが・・・どうやら、冒険者としての「血」がおさえきれなかったらしい。笑
おそらく、お店はだれかにまかせて、自分達一家は、どこかの小さな村に引っ越してきてしまいます。
その村の近くには、とても不思議な洞窟がある!
なぜか、入るたびに内部の様子が変化する・・という謎のダンジョン!
小部屋の場所も大きさも、それらをつなぐ通路までが、出入りするたびに違う形になってしまうという洞窟。
なぜか、階段はあるものの、一方通行。降りることはできるのだけれど、降りたとたんにその階段が消えてしまって、上がってくることができない。
内部には、いろいろのアイテムが落ちていて、その中には洞窟から一気に外に脱出できるアイテムも存在します。(だから、帰ってこられるわけです)
まぁ、攻略に失敗して、洞窟内部で気絶してしまうと、魔物にかつがれて「お外」にポイッと屈辱的にゴミ扱いで捨てられることになっているのですが・・・
武器をひろったり、魔法の役目をする巻物を利用したり、いろんな効果のある「草」をたべたりしながら深部に下りていくと・・・そこには「幸せの箱」があるという。
さぁ、あなたは、その「幸せの箱」をみごともちかえることができるでしょうか?・・・というのが、「不思議のダンジョン」タイプのTVゲームの最初の作品だったのです。

最初ですから、ルールはシンプルこの上ないです。
洞窟に入るときには、必ずレベルは1からスタートです。
浅い階層ならば、敵の魔物もスライムとか、弱めの相手ばかりですが、降りるにつれて、敵が強くなっていきます。いやなことをしてくる相手もいっぱいいます。
拾った武器・防具で応戦し、時にはたくみに逃げて進みます。
武器で戦うだけでは突破することなど不可能に近いので、拾ったアイテム類をいかに上手く利用できるかがコツですね。
だれでも参加できるゲームであるけれど、きわめることはむずかしい。
レベルUPするのは、トルネコさんではなくて、実はプレイヤーであろうというゲームでした。
(なぜか中途半端な階層に置かれている「幸せの箱」を無事もちかえると、さらに難易度の高い「もっと不思議のダンジョン」が攻略できるようになります。こっちは、生半可じゃクリアできませんでした。)

このゲームが、たいへん好評だったため、以後、続編が作成され、また、別の主人公を使用した「不思議のダンジョン」タイプのシリーズがいくつも発表されました。
たいてい専用の物語が用意されているので、それを楽しむだけでも意味がありました。
新しいルールも登場して、レベルUPが維持されるとか、武器や防具を強力なものに作りかえてしまおうというシステムとか、複数の物から新しい物を作れる場所が登場するとか、主人公の「世界」独特の条件が加えられるとか・・・
でも、たいていゲームの最後には、「スタートする時はレベル1。1人で攻略。持ち込み不可」という、難易度の高いダンジョンが登場することになっているみたいですね。

ポケモン不思議のダンジョン「赤」「青」の救助隊も、このタイプのゲームだったわけです。
だれでもが攻略できるように、最初の物語の部分は主人公のレベルUPが次の場面にそのまま持ち越すことが可能になっています。また、お金やアイテムも自由に持ち込むことができます。
そこで、物語を楽しみながら、不思議のダンジョンの攻略について充分練習をしたら・・・さぁ、いよいよ最後には、究極のダンジョンを攻略してみましょう・・・ということなんですね。


私は、「トルネコの大冒険」で究極の「もっと不思議のダンジョン」99階層を突破した体験がありますから、この種のゲームのむずかしさは納得しているつもりなんです。
(トルネコの場合は、どちらかというとたいへん素直な作りで、プレイヤーがきちんと戦略を練り、対抗手段を考えておけば、あまりにも理不尽な事態でゲームオーバーになってしまうようなことはなかったと思われます。)
最後は、運を味方につけられるかどうか・・・なぁんてこともあったりする。苦笑

でね、まずは、「赤」のレベル1でも、難易度の低い「もちこみ可」の方に挑戦しようとしているわけです。
「何」を持ち込んだら攻略がうまくいくか?
まずは、何度か入り口付近をうろうろしてみました。
確認しておかなければなりませんからね。
どんな罠があるダンジョンなのか?食べられる物はどのくらい落ちているのか?
最深部まで降りて、それで終わりという場所ではありませんので、そこに待っているはずの相手(ジラーチです)に対抗する手段も必要です。

レベル1からスタートするダンジョンで、なにが怖いか?と言ったら、階段をおりたら大部屋のモンスターハウスのど真ん中であった・・・というパターンです。
いや、これは、レベル1ダンジョンに限らないゾという説もありますが。
飛び道具は必須ですね。(ゴローンの石)
しばりだまが有効でしょう。

もう1つ、最大の敵は「床の罠」です。
通常のダンジョンを攻略する場合は、グミをあたえまくって「かしこさ」を上げた私の仲間は、罠くらいヒョイとよけてくれます。ええ、もう、へたなプレイヤーのコントロールよりよっぽど上手によけますとも。涙
でも、レベルが1にもどされるダンジョンでは、この「かしこさ」も初期状態にもどってしまうのです。
罠を回避するためには、1歩1歩自分の前の確認をしながら進めばいいことになります。
(1回ごとに何もない場所を攻撃して調べるわけですね)しかし、この作業をしていると、よけいな敵があちこちに出現する時間を与えてしまうことになります。敵が多ければ多いほど、囲まれて危険な状況になる可能性が増えます。
よけいな作業は、極力したくない。
罠が見えたら!!
そんな都合のいいアイテムが・・・実はあるんです。
ぱっちりめがね
いや、名前はドラえもんがアイテムをおなかのポケットから出す時に叫びそうなアレですけれど、ものすごいアクセサリーなんです。装備していると、床の罠が見えてしまう!
ただし、普通にプレイしていただけでは入手できません。
お店に売っていないし、どこのダンジョンにも落ちていません。
じゃぁ、どうするか?
このアクセサリーは、特定のダンジョンの「壁」の中に埋まっているのです。
つまり、どこに埋まっているのかわからない「物」を、壁を壊して取り出さなければならないんですね。

壁を壊す方法はいくつかあるのですが、この作業をしていると、やたら「腹がへる」ことになっています。無駄な「壁こわし」は、攻略失敗のもと。
レア・アイテムである「おおべやのたま」を利用すれば、その階層のすべての壁を壊すことが可能ですが、プレイしているのが「赤」なので、まず、この「おおべやのたま」自体がなかなか入手できません。
(青の救助隊の場合は、ポケモン・トローゼとのDSすれ違い通信を利用して、比較的簡単にこのレアな「おおべやのたま」を入手することが可能になっています)
じゃぁ、どうするか?

こういう具体的な攻略のコツというものは、実際にプレイした人に教えてもらうのが1番です。
いそいそと、キーさんのブログ(リンクの場所に紹介)に出かけて行ったわけです。
「壁」の中に埋まっているアイテムの場所を、上手くさぐりあてる方法が、ちゃんと紹介してありました。
「壁」にそってダッシュ移動
ダッシュ移動をすると、いくつかストップする条件があります。
分岐点の場所に来た。床になにかがある(アイテムが落ちているとか、罠が見えていたりする場合など)。ダンジョン内のポケモンの行動がテロップで出た場合。
ストップする条件が思い当たらないのに、なぜか止まってしまったら「あやしい!」。近くの壁を壊すとアイテムが埋まっている場合があるわけです。

おお、先行プレイヤーはありがたい!!

さらに、メールして聞いちゃったりします。
「やっぱし、ぱっちりめがねって、深部に埋まっている?」
まさか、全部の階層をチェックしてデータ出しておられるはずもないと思うのですが、答えはイエスでした。
キーさんが実際に入手した階層は、「かなり深い場所だった」という返事をもらったのです。

いざ、出陣!!
出かける先は、レアなアイテムが壁に埋まっていることが多いとされている「最果ての海」です。
私の主人公が炎タイプですから、実はこのダンジョン、苦手な場所だったりするんですけれどねぇ。苦笑

ダッシュしていると、強敵と正面衝突してしまったり・・・
「みとおしメガネ」装備していて、敵と衝突するのは、プレイヤーの注意力が足りないからなんですが・・・

ついでだから書いちゃおう。
ホエルオー(70〜75階層に出現)、でかすぎ!
画像が大きいもんだから、どの位置を攻撃したらいいのか、さっぱりわかんないよ!!
でも、勝つと経験値をいっぱいくれるから、許そうか。

意識して発掘作業をして、最初に見つけたものは「ゴンベのハラマキ」でした。
おぉっ! レア・アイテムじゃっ!!
うれしかったねぇ。
私は、まだ、ゴンベのイベントに出会っていないんですよ。
でも・・・これが、どういうアイテムかというと、装備すると攻撃と特攻が8!上がるけれど、腹がへりやすくなるという代物。ゴンベだねぇ。
う〜ん、腹がへるのは、まずいかな?
つか、探しているものじゃないし・・・

その次に見つけたのは、「つうかスカーフ」。
これも、レア・アイテムでしょう。私はゲンガーのイベントでもらった物1個しか持っていません。
うれしいけれど、これもまた、便利だけれど腹が減る装備品

なんかねぇ・・・考えちゃったです。
出てくるレア・アイテム、どれも「腹がへる」装備品ですからねぇ。
これって、もしかして、
今年こそ、本気でダイエットを成功させないと、まずいだろうが?!
という、天の声なんじゃないか・・・って。


2回ほど、出かけていって、様子がわかったので、3回目には、もっていた「おおべやのたま」を持ち込みました。
深部まで移動して、「おおべやのたま」を使用。
これが、おおあたりのフロアだったらしいのです。
ついに、ぱっちりメガネ入手。
さらに、「わなぬけスカーフ」を2つも拾ってしまいました。
ついでに、「ゴンベのハラマキ」もう1個。(やっぱし、天の声?)



さぁて、戦略をたてることにいたしますか・・・。
(え?ダンジョン攻略の戦略ですよ。ダイエットの方じゃありませんです)

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