スズメバチがほしい


自称「虫屋」といたしましては、プライドにかけても「金のあみ」がほしいところです。
金のアミは、ゲームに登場するすべての虫を最低1回、捕まえることに成功するともらえることになっています。
タランチュラだのサソリだの、デンデンムシだの・・・おおよそ「昆虫」じゃないものまで、全部「」でかたづけられているゲームですが、そこは「日本語」で言うところの「虫」として笑ってスルーしましょう。
インセクトだろうが、ワームだろうが、日本語にしたら、どれもこれも「虫」です。
日本語って、便利なの・・・かな?

自然界で実物をターゲットにするのならともかく、このゲーム内で、すべての「虫」をゲットしようと思ったら、漠然とプレイしていてもダメですね。
出現シーズンとか、出てくる時間帯、出てくる場所など、ゲーム専用のデータが必要になります。かなり条件がきびしいものもあります。
まぁ、それらデータは、いざとなったら「攻略本」という強〜い味方もあるのですが、それだけでは、どうしようもない問題があったりする。

そう、プレイヤー(私)の手のトロさです。

前シリーズで、すべての「虫」をゲットして、村長さんから「金のアミ」が届けられるシーンで、彼のセリフに
チョウチョにてこずっているような人でも、なんとかなってしまう、ありがたいアミ」
とかいうくだりがあったと記憶しているのですが、実はこれが、笑っていられない。

画面上のキャッチ・ポイントとでもいうか、虫がいる位置を認識するのがヘタっぴな私は、相手がチョウチョでも、バタンバタンと何度もアミをふりまわして、ようやくゲットすることがしょっちゅうです。
現実世界のモンシロチョウやアゲハチョウが相手であったら、絶対に起きそうにない無様な姿をさらしまくっているわけですよ。
(え?現実世界のモンシロチョウ相手でも、充分無様だろうって?・・・それは、言わないお約束ですよぉ)

さらに、今回は、ボタンを押して「持ち物画面」に切り替えている間にも、村の時間が経過することになっています。ボヤボヤと「虫あみ」を引っ張り出して、装備していたら、肝心の虫は、とっくにどこかに消えてしまっていたりする。
(前作までは、この切り替え作業中は、虫の行動がストップしていたのです)
一般プレイヤーは、なんとも感じないのかもしれませんが、手トロ・ゲーマーとしては、これが痛い!!
作業がトロいんです。

最初から「虫アミ」を装備していればいいじゃないか・・・そうなんですが、虫の中には、特定の作業をしないと、住家(?)からひっぱりだせない相手もいるのです。
その作業をするためには、「虫アミ」を装備していることができないんですよね。

たとえば、ダンゴ虫。
昆虫じゃないなぁ。笑
村にいくつかある岩の下にいることになっています。まずは、スコップかオノを装備して、岩をバーンとたたきます。すると、その岩から、ダンゴ虫がコロリと飛び出してくる場合がある。
これを確認したら、すばやく装備を「虫アミ」にチェンジして、シュパッと振れば、みごとゲット・・・・・・できるはずなのですが・・・・・・・私がトロトロやっていると、アミをかまえた時には、すでに
「あれ、ダンゴ虫、どこいったのぉ?」
状態。   涙

これが、オケラになると、もっと悲しい。
はい、オケラの行動は、ダンゴ虫よりも、すばやいんです。・・・たぶん。
せっかく、地中からスコップで掘り出しても、アミをかまえるまでに、すたこらサッサと逃げていってしまう。
もう、なんべん失敗したことか!!
(現実の世界では、夜間、オケラは灯火に飛来することがあります。どうせなら、このゲームでも、夏のシーズンなどに、家の灯りにオケラがよってきてくれればよかったのに。ほら、今回、家の灯りに蛾がよってきますよね。あれですよ。あれ、希望)


こんな状況ですから、難易度が高いとされている「虫」は、なかなかゲットできません。

このゲームの中で、ゲットすることがむずかしい「虫」といえば、なんでしょう?
前作までは、オニヤンマとハチが双璧だったかもしれません。

オニヤンマは、一直線飛行タイプで気づいた時には、さっさと飛び去って行くところだったりする。
追いかけて、追い抜く直前くらいにアミを振るとゲットできるのですが、このタイミングがなかなかシビア。
というか、画面のどの位置に出現して、どういう飛行経路で移動するのか、これによって状況がまったく違います。どうにもこうにもならなくて、指をくわえてみているだけ・・・ということは、しょっちゅうでした。
そう、ゲットできるかどうかは、運まかせ・・・という虫と言えます。
まぁ、たま〜に、私のために飛んでくれたのね!!・・というくらい、絶好の経路を通過してくれたりしますので、このチャンスにうまくタイミングを合わせることができれば、みごとキャッチ!!できることにもなります。
当然、オニヤンマの出現シーズンは通常装備が「虫アミ」ですよ。


実は、このオニヤンマ、今作ではちょっとだけゲットが楽になっているのかもしれません。
というのは、前作までは、プレイヤーの移動によりマップの切り替えが、かなりハッキリわかるゲームになっていたのです。
「どうぶつの森+」「どうぶつの森e+」の虫は、1マップに1匹だけが出現します。隣のマップに移動してしまうと、虫がいなくなってしまうこともあるのです。
画面を通過するオニヤンマの場合、2マップくらいは追いかけることが可能ですが、延々と追い続けることはできません。
しかし、「おいでよ どうぶつの森」では、この画面切り替えがほとんど表示なしなんです。したがって、障害物がなければ、どこまでも見渡せますし、追いかけることも可能です。(もちろん、かなり遠くになると、見えないことになっていますが)

あ・・、今、あっちをオニヤンマが通過している・・・これが、見えちゃったりするんですよ。
でね、オニヤンマの飛行経路というのは、光と同じようなものなんです。
障害物がなければ、どこまでも直進します。
障害物があったらどうなるか?
鏡に光が反射するのと同じ現象が発生します。
家が建っている、木が植えられている、村の左右の壁・・・こういう場所にオニヤンマがぶつかる(?)と、反射して引き返してくるのです。
引き返す経路は、障害物の場所を鏡と考えて、入射角・反射角を考えれば、簡単に予想できてしまうんですよ。
ごく近い前方に障害物があることがわかっている場合、無理やり追いかけなくても、うまく位置を調節して待っていれば、次の瞬間、オニヤンマのほうから「帰ってきて」くれることになるのです。(実は、この飛行経路は前作でも同じことが起きていました。利用チャンスが少なかっただけです。)
もちろん、ゲームですから、出現した「虫」が消失する条件というものもあります。オニヤンマも、いつまでも反射行動をしつづけているわけではありません。
それでも、前作までのマップ切り替え型に比較して、「おいでよ・・」では、利用しやすいことになっているのです。

このおかげで・・・オニヤンマは、みごとにゲットできたのです。

さぁ、問題は「ハチ」です。


今回「ハチ」は2種類登場します。
花のまわりでブンブンと飛び回っている「ミツバチ」、こっちは、まったく問題がありません。花を植えておいて、登場したらアミを振る・・これでOKです。
問題は、前作にもあった「ハチ」、つまり「スズメバチ」です。


まず、前作までの話。
手になにも持たない状態で木をゆすると、たまに「ハチの巣」が落下します。
落下した巣からは、スズメバチが多数群れをなして飛び出し、プレイヤーに襲い掛かります。うまく、走って距離をとり、アミを装備して接近する「ハチ」めがけて振り下ろす・・・パシュッとゲットできれば万歳!
失敗すると、顔中さされてボッコボコに腫れ上がる・・・という結末ですね。
相手の飛行速度は、基本的にプレイヤーの移動よりもすばやいです。したがって、らせん状に走るとか、自分に調度いい「距離」をかせぐために、プレイヤー独自の方法が考えられていました。

ところが、今回、この方法が不可能なんです。
いえ、私の手がトロいからではありません。おそらく、どのプレイヤーさんでも、前作までの方法でスズメバチをゲットすることはできないだろうと思います。
「持ち物画面」に切り替えて、虫アミを装備している間に、プレイヤーは絶対スズメバチに取り囲まれてしまうんです。
持ち物画面を消して、アミをAボタンで振っても、刺されるだけですね。
何度やっても、ダメでした。


どうすればいいんじゃぁ〜っ!!



攻略サイトにも、当然のように「質問」が山ほど舞い込みました。
上手くゲットしたプレイヤーさんがいるわけですよ。返事が書いてある。
「持ち物画面を消したら、Aボタン連打」
・・・・・。それをやってもできないから、聞いているんだってばぁっ!!

成功しているプレイヤーさんがいるのですから、なにかコツがあるはずです。
それを教えてもらいたいのですが・・・どうも、私が利用しているサイトさんで「おいでよ・・」の質問に返事を書き込んでいるユーザーさんは、比較的年齢の低い人たちであるらしい。
低年齢であろうと、作文が得意な人たちであればよかったのですが・・・。汗
伝えたいことを、相手にわかりやすい文章で表現することが、まだ、へたなんですね。
というか、ちょっと長い文章になると、面倒なのか、もう「書かない」。
おそらく、面と向かって手取り足取り教えてちょうだいとたのみこめば、ちゃんと言葉で説明してもらえるのでしょうが、文字で伝えてもらうのは無理みたいです。

(実は、短い文章で要点だけをきちんと伝えるという技術は、長い文を書くよりもよっぽどむずかしいことなのですけれどねぇ。)

わからない。
わからない。
わからない。

どんどん時間だけが過ぎていってしまいました。

私のほかにも「わからない」人がいっぱいいるわけです。
そういう人が、うまくコツをつかむようになってきたのか、ようやく、他のプレイヤーに文字で伝えることができる「返事」が書き込まれるようになってきました。
蜂のまわり方を見て、Aボタンを押せばいい。

簡単なことだったんです。
「持ち物画面」にしてアミを装備している間にプレイヤーを取り囲んだスズメバチの行動には、いろんなパターンがあったのです。
ひたすら、プレイヤーのまわりを同じ経路でブンブンまわるパターン。・・・この場合は、どうしようもありません。あきらめて刺されてください。

でも、たまに、違う飛行経路をたどる場合がある。

プレイヤーを中心にして、顔の前を何回か通過するように円周運動をしたあと、前を通過しない円周運動をする。そして、また、前を通過するような円周運動をする。
これにも、いろんなパターンがありまして、前3周→後ろ1周→前3周・・・というのを繰り返すこともあれば、前8→後1→前8というパターンもある。後6→前1→後6というパターンもある。いろいろありそうなのです。
とりあえず、かならず前後の周回回数が決まっているパターンに遭遇したら・・・チャンスです。
スズメバチが後ろをまわっているときに「持ち物画面」を閉じ、次に前にまわってくる瞬間にAボタンを押せば・・・みごとキャッチできることになっていたのです。

ええ・・・、やっぱしタイミングというものはありますので、コツをつかむまでには、何度か失敗して刺されるはめになるかと思います。
しかし、たぶん、このゲット方法が今回の「正解」なのでしょう。
私も、これで無事スズメバチを捕まえました。

捕まえられない」人は、このスズメバチの行動に「いろんなパターンがある」ことすら気づいていないわけなんです。
たった1行ですむ「ヒント」を書き込んでもらえるまでに、ずいぶん刺されてしまいました。
現実の世界だったら、生きていられたかなぁ・・・

もしかすると、最初のころ
「持ち物画面を消して、Aボタン」
とだけ書き込んだ「成功」したプレイヤーは、単に、たまたまそのタイミングが「正解」のパターンにはまっていただけだったのかもしれません。
普通にやったら、ゲットできてしまったわけです。
だから、コツもなにもわかりません。つかまっちゃったんですから。
「普通にAボタンを押せば、とれるよ」
ということになるのです。
(取れる場合は、まったくそのとおりなんですよね)
でも、これでは、「できない」人に、教えることは不可能だったのです。


私は、どのゲームでも失敗つづきです。
しかし、失敗したからこそ、後発プレイヤーがどこで失敗しているのか、その原因を知ることができます。
コツを教えることも可能になります。

現実世界で何かの問題にぶち当たったとき・・・
解決方法を相談する時は、なんの苦労もせずに、華やかに成功している人よりも、もしかしたら、何度も失敗しながら、ようやく道をさがしだした人をたよったほうが・・・いいのかもしれませんよ。


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