あんまり妙な入力はしない方がいいという話


RPGの登場人物には、自分で好きな名前をつけられることが多いです。
でも、私は、すでに設定上の仮の名前があるキャラクターは、そのままの名前でプレイすることにしています。
(近年のファイナル・ファンタジーは、全部そのまま。ロック、クラウド、ジタン、スコール、ティーダ・・・ってことですね。)
なぜかって?
1番の理由は、ネーミング・センスがないからですよ。

まわりの人のプレイ内容を見せてもらうと、ゲームごとに、いろいろの名前を工夫して楽しんでいる人、主人公の名は絶対自分の本名(もしくはニックネーム)をつけると決めている人、ふざけ半分で、ちょっとよそ様にはお見せできないような名前をつけちゃっている人・・・いろんな人がいます。

この、最後の「ふざけ半分」というパターンは、結構、後で泣きをみることがあるんですよ。


以前、「どうぶつの森e+」の公式HPに「合言葉の交換コーナー(現在は終了しています)」があったころ、頻繁に利用している男性とおぼしき人がいました。
彼は利用ルールをきちんと守り、書き込む文もちゃんとしたユーザーだったのですが、1つだけ笑える点がありました。
村の名前とプレイヤーの名前が「おふざけパターン」だったのです。
ほら、小学生くらいの一部の子供が「うんち」だの「おしっこ」だの、奇妙な名前をわざとつけて喜んでいることがあるでしょ?その手の名前だったのです。
このゲームで合言葉を作ってもらうためには、どうしても正確な「村の名」と「プレイヤーの名」が必要になります。
それなのに、知らない人が聞いたら「あらし行為」なのではないか?とカン違いしそうな名前だったんですね。そうでなくても顰蹙を買いそうな名前に違いありませんでした。

彼は毎回のように「村の名とプレイヤー名は、どうか気にしないで下さい」という一文をそえて、交換相手をさがしていました。
かなり苦労をしておられることがありありだったのですが、常連さんはすでによく知っていることだったので、ちゃんと交換相手は見つけられていたようです。

この話をある人にしたら、
「その男性は、実はプレイヤーのお父さんであって、村の名前をつけたのも、実際に遊んでいるのも、お子さんなのではないだろうか?」
という推理をいただきました。
なるほど、ありそうなことです。
お子さんの村なら、勝手に新しい名前をつけて、ゲームをやり直すわけにもいきません。
お子さんがほしがっている家具の合言葉を求めて、おとうさん、がんばる!!
そうだとしたら、なんかとても、ほほえましい状況です。
たいへんだなぁ、おとうさん。

でも、こういうこともあるので、うっかりおふざけで名前を決めてしまうことは止めたほうがいいでしょうね。


ふざけた答えをして後悔する話は、他にもあります。
ファイナル・ファンタジー8。
物語の途中で「最も強いと思っているものの名前」を問われるシーンがあります。
一応、設定上の名はついているのですが、自由に変更ができるようになっています。
このシーンで、妙な言葉を入力してしまった人は、後で困ることになるんです。

実は、その「名前」は、最後の戦いでラスボスが召喚する強力無比な存在の名前として使用され、主人公たちの前に立ちはだかることになっていたからです。
「今から、おまえが最も恐れている物を呼んでやろう」
というラスボスのセリフとともに出現する魔物。
これに、○○○○○、自分で入力した、どうしようもない名前がついていたら・・・
そりゃもう、コントローラーぶつけたくなりますよ
少なくとも、ラストバトルの緊張感は丸つぶれ間違いなしです。
泣いた人、結構あったんじゃありませんか?


MOTHERおよび、MOTHER2をプレイする時も「主人公の父親」からたずねられる「あなたの名前を教えてください」という質問にだけは、普通の返事をしておくことをおすすめします。
ここで入力した名前は、物語の最後、感動的シーンで使用されることになっています。
感動の涙の1つぶや2つぶ流せそうなシーンを、わざわざ自分でぶちこわしにすることはありませんぜ。
泣ける場面で、別の意味で泣いたら・・・ゲームをした価値がなくなっちゃいますねぇ。

MOTHERといえば、もう1つ。
主人公が好きな食べ物は?という質問にいいかげんな答えを書いてしまった人。
冒険の途中で我が家に帰るたびに、やさしいお母さんに出迎えられて
あなたが好きな○○○○○を作っておいたのよ。」
と、何回も何回も、そのいいかげんな「食べ物」を食べさせられ続けたプレイヤーさん!
それは、自業自得というものです。
たとえ、本当に「好きな食べ物」を入力しても、最後には飽きがくるシーンなんですから、次回はまともなメニューを入れることをおすすめしたいです。


ところで、RPGの主人公には「自分の本名をつけるんだ」派のプレイヤーさんは、時々発生するゲーム内のラブ・ロマンスを、どんな気分で見ておられるのでしょうか?
私は、主人公の名を自分で入力しなければならないゲームの場合、それが男性名であれば、たいてい「なおすけ」で済ませてしまっています。
どっから見ても、まわりのキャラ全員カタカナ名で、舞台も日本以外にしか見えなくても「なおすけ」です。(一部例外もありますが・・・)

ゲームの中のヒロインとか、登場するどこかの姫君とかから
「大好きです!」
と告げられるシーン・・・これが「なおすけ様」では、どうにも格好がつかないんですよね。
どんな感動予定シーンでも、ギャグにしか聞こえません。
自分が女であるから、よけいに「うわぁ〜、しまらねぇセリフ」と、大笑いしてしまいますが、これ、男性のプレイヤーが自分の本名を入力していた場合は、どうなんでしょう?
「なおすけ」ではなくても、純日本風の名前の方が多いと思います。
「たろう」さん、「いちろう」さん、「みのる」さん、「すすむ」さん、「まもる」さん・・・御自分の本名である場合は、違和感なくうっとりと、そのシーンを見ていられるものなのでしょうか
100人くらいに聞いて、統計を取ってみたいと思う今日この頃です。

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