水かけ婆ぁが行く!


漫画家の水木しげるさんの作品「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するのは、「砂かけばばぁ」ですが、我が家の場合、「水かけ婆ぁ」がいるという話です。



我が家のベランダは、たいへんに日当たりがいいので、プランターや、植木鉢がいくつも置いてあります。
実は、日当たりがよすぎて、1日に2度も水をかけてやらないと、しおしお〜っとなってしまう植物も結構あったりします。
この、植木鉢の水かけは、植物を楽しむ以上、重要な仕事だったりするんですね。苦笑
これが、すなわち「水かけ婆ぁ」のお仕事です。



現在一時中断中ですが、「おいでよ、どうぶつの森」をプレイしている時、村の状態を「サイコー」に保っておきたくて、毎日プレイしては、ゲーム内の「花」にじょうろで水をかけてやるのも、重要な仕事だったりしました。
GCなどの「どうぶつの森」シリーズの場合は、1度植えた「花」は、勝手に枯れてしまうことがなかったのですが、DSの「おいでよ、どうぶつの森」の「花」は、放置しておくと、しおれてしまうのです。
そして、しおれているのを見つけても、さらに、そのままにしておくと・・・・・翌日には、枯れてしまって、消滅していることになります。
しおれている段階で、水をかけてやれば、元気をとりもどしてくれます。

せっかくプレイしているのなら、いい環境だ・・・と、だれからもほめてもらえるような「村」にしておきたくて、毎日の「水かけ」と、雑草抜きは、無視できない作業になっていました。
簡単なことなのですが、村中をチェックしてまわると、わりと時間がかかったりします。
おやおや、今日もゲーム内でまで、水かけ婆ぁが、走りまわっているなぁ・・・・・自分でもそんなことを思ったりしていました。



そして、9月。
ここで、ダイヤモンドとパールが発売されまして、ゲーム時間が完全にポケモンに移行してしまったわけです。

ベランダの「水かけ」は、あいかわらずですが、「おいでよ・・・」の水かけは、終了ということになりました。
(次にプレイする時には、雑草抜きと、花植えからスタートということになるでしょう)

じゃぁ、もう「水かけ」仕事は、しないですむのか・・・・・・というと、実は、ポケモンの世界にも、きっちり「水かけ」があったんですよ。
はい、「木の実」の問題ですね。


なんのことはありません。
別のゲームをプレイするようになっても、
あいかわらず、私のしていることは、水かけ婆ぁ?!
             ため息





ポケモン・シリーズでは、あちこちに生えている木から「実」をとったり、特定の人物から「木の実」をもらったりして、集まった物の中から、自分が増やしたいと思う「実」を、フカフカの土に植えておくと・・・・やがて、芽がでて、植物が生長し、花が咲いて、複数の「木の実」が入手できるシステムになっているのです。

この「木の実」は、いろんな利用方法がありますので、できれば、余裕があるうちに増やしておきたいものです。
ゲーム内であっても、植物を育てる以上は「水かけ」が必要になりますので、本格的に「木の実育て」を開始するのは、通常時に「そらをとぶ」が利用できるようになってから・・・ということになるのでしょう。
簡単に、あちこちの街に自由に移動できるようにならないと、気軽に「水かけ」に行けないからなんですよ。



「木の実」を育てる・・・・・というシステムは、ルビー・サファイア時代からありましたが、どうやら、ダイヤ・パールには若干の変更があったようです。

どちらかというと、ルビー時代の方が、わかりやすかったかな?

ルビー時代の木の実は、成長の段階が1つ進むごとに、1回「水かけ」をしておけば、最後に、その植物ごとに決められている最大数の「木の実」が入手できることになっていたようです。
単純なんです。

植物によっては、成長が1段階すすむために、数時間ですむものもあれば、丸1日かかるものもあります。
たとえば、4時間で1段階すすむ「木の実」を植えた場合は、かなり、しょっちゅう「水かけ」の作業のために、その場所を訪問しなければなりません。「水かけ」が不足してしまうと、取れる実の数が減ってしまうからです。
もっとも、短時間で成長するような木の実の場合は、取れる実の最大数が多めに設定されていますから、うっかり「水かけ」回数が足りなくても、それなりの数の木の実を入手できるようになっていました。

だってねぇ、普通ゲームをプレイしている人は、そのゲーム内の「水かけ」のためだけに、時計をチェックしながら待ち構えているわけにはいきませんもの・・・・・
また、木の実だけを育てているわけじゃありませんから、どこそこの洞窟攻略とか、イベントとかを追いかけてプレイをしていて、「水かけ」時間になっていても、今、じょうろかかえて別の場所に行ける状態じゃないんだよ!・・・・・・ということは、しょっちゅうです。

「水かけ」回数が不足したために、ちっとも「木の実」が増えていかないようでは、ゲームの進行にも困ってしまうことになります。
そのへんは、うまくできていました。

(ゲームが進んで、たいへんに珍しい種類の木の実が入手できるようになると、たいてい、それらのレアな木の実は、成長に丸1日かかるような、成長スピードがゆっくりなものが多くなります。こうなると、1日に1回、水かけをすれば、確実に最大数の実が入手できるようになるのですが・・・・・・相手はレアな木の実。きっちり世話をしておいても、何日もかけて入手できる実の数はたったの2個だったりするわけです。世の中、甘くありません。)





ダイヤ・パールでは、どのへんが変更されたのか・・・・・というと・・・・・・

まず、入手できる「木の実」の種類がたいへんに増えました。
利用方法を考えて、うまく必要な実を収穫できるようにしておく必要があります。

また、1つの実から、育てて入手できる実の最大数が、ドンとはねあがりました。
上手に育てれば、1度に15個もの実をつけるものがいろいろあります。
ルビー時代には、最大でも2個にしかならなかったレアな木の実も、今回は最大5個入手することができます。
これは、おそらく、木の実の利用目的が増加したことも関係しているのでしょう。
(木の実とアクセサリーの交換というパターンが新しくできています。)
さらに、植えられる場所は、それほど増加していないのに、木の実の種類が増えているわけですから、1回の収穫が多めになっていないと、困ることになるからでしょう。

できれば・・・・・・ルビー時代みたいに、ドーンと広範囲の「フカフカの地面」がいっぱいある「木の実畑スペース」みたいな場所があったら、よかったかなぁ・・・・・・と思ったりしています。


興味深い変更としては、土の乾燥状態というものが設定されました。

木の実を埋めて、しばらく時間がたつと、木の実の成長段階とは別に、植えた場所の土が乾いていく・・・・・というものです。
植えたばかりの時は、濃い茶色をしていた地面が、明るい茶色に変化します。
そのまま放置すると、いかにも「土が乾いてしまいました」という感じの、白っぽい地面に変化するのです。
こういう「乾いてしまった地面」のままにしておくと、植物は水分不足を起こして、最終的に取れる木の実の数が減ってしまう・・・・・・・という話なんです。

だから、木の実を植えた場所に行って、もし、土が乾いていたら、じょうろで水をかけてあげましょう・・・・・・・という説明が、ゲームの中で聞くことができるようになっています。


う〜〜ん・・・・・・・成長時間と土の乾燥、この2つの関連はどうなっているんだろう?
単なる水かけの「めやす」なのだろうか?
それとも、もっと大きな影響が出たりするのだろうか?

初めて話を聞いた時、とても、複雑な気がしたのです。


まず、木の実の種類によって、1段階成長するまでに必要な時間数というものが決まっています。ルビー時代は、それだけをチェックしておけば、最大数の木の実を入手できたわけですが・・・・・・
今回は、木の実によって、土が乾くスピードもまちまちであるらしい!
え〜〜っ?!

じょうろ持って、時計と植えた場所をながめてばかりいるわけにもいきません。
できるだけ、余計な時間をかけずに、最大の効果をうるためには、どうしたらいいのでしょうか?



まぁ・・・・・ぶつぶつ考えていてもダメですから、実験してみようということになります。
いろんな状況を作って、水かけをしたり、わざとしなかったりして、結果を見てみようじゃないか・・・・・・・・建設的な考え方でありまする。笑



相変わらず、本文とまったく関係のない写真



善は急げ!

せっかく建設的な考え方をしたのだから、実験をスタートしました。

まずは、4つの木の実が植えられる「フカフカ」の地面を見つけまして、そこに、同じ木の実を埋めてみたのです。

同じ木の実を、ほぼ同じ時間(せいぜい分とか秒単位の誤差)に植えて、それを、いろんな水かけの状態で育ててみよう・・・という計画ですね。

ルビー時代のデータで、その実が1段階成長するために、どれくらいの時間が必要になるかは、わかっていました。
で、しばらく待って、その場所に出かけて行ったのです。

予定どおり、芽がでておりました。
そこまでは、よかったのです。

地面の乾き具合がね・・・・・・・違っていたんですよ。

え〜〜っと・・・・・・
同じ木の実を、同じ場所にほぼ同時に植えて、同じ時間が経過したのであれば、成長段階も、土の乾き具合もまったく同じでなければならないはずです。
とりあえず、この、あったりまえのことを確認するために、出かけていったのですが・・・・・最初っから、つまづいてしまいました。

へ、変でしょう?それっ!!


1番あたりまえの段階で、こういう、わけがわからないシーンを見せつけられてしまうと・・・・・困ってしまうわけです。

これじゃ、データの取りようもないんじゃないか?


一応、職業柄、科学者的発想をする私ですから、こういう理屈に合わない状況を突きつけられてしまうと・・・・・後の動きがストップしてしまいます。

これじゃぁ、困るよぉ〜・・・・・・・ということで、何度かやってみたのですが、理屈どおりに、成長も土の乾き具合も同じである場合と、なぜか、乾き具合にバラつきが出る場合があります。
う〜〜ん・・・・・・


結局、あきらめてしまいました。
(私のソフト、バグでもおきているのでしょうか?)


しかたがありませんので、ゲームの初期には、とりあえず、空き時間があれば、こまめに「水かけ」に出かけて行くという、無計画極まりないことになってしまいました。
たいてい、最初のころに入手できる「木の実」は、成長スピードが速く、土が乾きやすいものが多いみたいです。
また、ゲームそのものも、攻略途中ですから、今日はこのジム、明日はあのダンジョン・・・と、やることいっぱいで忙しいです。
空いている時間に、シンオウを一周りして、水かけをする・・・この程度の作業が普通なんじゃないかと思いました。


やがて、シナリオの攻略が終了し、すっかり後回しにされていたコンテストに挑戦するとか、ミロカロス入手のために、ヒンバスの「うつくしさ」を最高にしたいとか・・・・・ゲームの目的が変化してきます。
コンテスト関係は、参加させるポケモンの「かっこよさ」「うつくしさ」など、バトルしているだけでは上げられない数字を高くする必要がでてきます。
これには、木の実が必要になります。
また、ソノオのお店で木の実をいろいろのアクセサリーに交換してもらって、集めておくことも、有効でしょう。

必要になる木の実の種類も、違ってきます。

最近、私が増やしている木の実は、1段階の成長スピードが遅め設定のものばかりです。
何種類かあるのですが、うまく育てると最大15個の実がなることになっているものと、5個が最大であるものがあります。

通常、朝起きて、朝食などのごたごたが終了した後、1回目の水かけ作業。
次が、昼食時。さらに、夕食後。最後に寝る前。
1日に、計4回の水かけをしておけば、たいてい、最大数の5個、もしくは15個の木の実ができています。
(実は、こんなことは、時間に余裕がある人だからできることであって、平日の学生さんとか、会社勤めの社会人プレイヤーには、マネできることじゃないんですけれどね)

土の乾き具合というのは、完全に無視しています。
乾いていれば、もちろん水かけが必要ですが、見た目にまったく乾いていなくても、水かけ時間には、全部に水をかけていきます。

何度もためしてみたのですが、ゲーム内の植物は、水のかけすぎで根腐れしてしまう心配というものは、ないらしいのです。
だから「かけすぎ」を心配する必要はなく、時間になったら、「そらをとぶ」でフカフカの土畑をどんどん移動して、機械的に水をかけまくる・・・・・・・なぁんも考えていない作業の繰り返しをしております。

たいていの場合、これで、期待どおりの収穫がのぞめるのですが・・・・・・・

相変わらず、たま〜に、わけがわからないことが発生します。

本来、最大15個の実がなるはずの「木の実」を植えて、場所こそ違え、同じ時間帯に同じ回数、水かけ作業をしたはずなのに、他の場所で、ちゃんと15個の実がなっているのに、なぜか「この場所」だけ、2個しかできなかった・・・・・・
     
     なんでぇ〜〜っ?!

ということが、あるんです。

現在では、私の頭の中に、水かけ専用・移動ルートみたいなものができあがっておりまして、

ハクタイから、森の東側を南下してソノオまで → カンナギに飛んで、東西の2箇所 → トバリ・ズイ・ヨスガ → ・・・・・・・・

ってな具合に、自分が木の実を植えた場所を、見落とししないで移動しているわけです。
(水かけをするために、いちいちバトルが発生しやすい広めの草むらを移動しなければならない場所とか、行くのが面倒な場所には、最初から木の実を植えていません)

ですから、予定通りの個数の実ができなかった場合は、まったく原因が追求できない状況なのです。
つまり、失敗理由がわからないわけです。

残念ながら、この「わからない!」が、たまたまあります。
自然界の話なら、理由が追求できないけれど、実はなんかの原因があり、それで失敗をしたんだろうと、あきらめもつきますが、ゲーム内では大疑問!

いろんなデータが複雑に組み合わさってできているゲームですから、予想外の原因というものがあるのかもしれないんですけれどね。
まさか・・・・・・
いかにも「自然」を相手にしているように感じさせるため、たまにはランダムな要素が入ってくる・・・なぁんて設定になっているのだったら・・・・・・それは、それで楽しいのかもしれません。




                                            もどります



追記:

この話を読んだキーさんから、メールをもらいました。
キーさんも、同じように世話をしたはずの木の実が、こっちで15個、そっちで、なぜかたった2個・・・という、原因不明の失敗(?)体験をされたそうです。

私のソフトで、バグが起きているというわけではなさそうですね。

で、この原因についてですが・・・・・・

「本当は、どれにも15個の実ができたんだけれど、野生のポケモンがやって来て、木の実を食べてしまったから、2個しか残っていない木ができてしまった・・・という考え方はどうだろう?」

という説を出してこられたのです。

おぉっ!!
こういう発想は、まったく考えていませんでした。

「そういう原因であるのなら、ポケモンの世界のロマンとして、許してしまえるんじゃないだろうか?」

いいですねぇ。
これぞ、ポケモン・ゲームをプレイする者の「夢」ですよ。

科学的な追及も楽しいですが、こういう、まったく別の視点から見た推論というのは、ものすごく楽しいです。
はい、野生ポケモンが私の育てた木の実を食べたのであるなら、もちろん、許しちゃいましょう!(ちょっと、もったいないけれど。笑)

今日は、柄にも無く、ロマンの世界に浸ってしまった私でした。


                                          もどります




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送